エピソード2 ミィーシャという女(脚本)
〇城の廊下
ルドルフが仕事で某城に訪れた時のこと
ミィーシャ「素敵なフランベルジュですね・・・」
ミィーシャ「美しいデザインなのに機能的殺傷能力・・・」
ミィーシャ「武器とは人間の愚かさと美しさの絶妙なバランスが生み出した芸術・・・」
ルドルフ「君は・・・?」
ミィーシャ「ごめんなさい・・・ただの変人です」
ルドルフ「待ってくれ!」
〇華やかな裏庭
ミィーシャ(走ったら疲れた・・・)
ルドルフ「お嬢さん、どうして逃げようとする?」
ミィーシャ「あなた・・・! なぜ追いかけて来ているのですか!」
ルドルフ「君の事が気になったから・・・」
ミィーシャ「私はただの変人ですよ・・・」
ルドルフ「さっきの話・・・興味深かった」
ミィーシャ「武器の話ですか?」
ルドルフ「ああ・・・」
ミィーシャ「あなたも武器が好きなんですか?」
ルドルフ「え? そういうわけでは・・・」
ミィーシャ「ですよね・・・ごめんなさい・・・」
ルドルフ(ああ、行ってしまった・・・)
ルドルフ(いや、ここで諦めたくない・・・探そう)
〇鍛冶屋
ミィーシャ(良いですね、とても・・・)
〇豪華な部屋
ミィーシャ(・・・・・・)
ルドルフ「見〜つけた!」
ミィーシャ「な、なんで・・・また・・・」
ルドルフ「君と話してみたいと思ったから探してた」
ミィーシャ「わ、私、苦手なんです・・・人間・・・」
ミィーシャ(なに言ってるんだろ私・・・)
ルドルフ「俺は擬人種だよ」
ミィーシャ「擬人種って妖精さんみたいな存在の?」
ルドルフ「妖精さん・・・可愛らしいたとえだな」
ミィーシャ「ヘンでした?」
ルドルフ「いいや、気に入ったよ」
ルドルフ「俺は武器の妖精さんって事になるのか?」
ミィーシャ「あなた・・・嘘ついてるでしょう・・・」
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強烈な登場シーンを残したミィーシャさん、とても面白い存在ですね!彼女が何故そこまで武器に傾倒するようになったのか、とても気になってしまいました!