創作発見※クレイデア!

セイ72

Rs.2 知らない声に(脚本)

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〇黒背景
  お前は、操り人形だ、何も考えるな
  私の思うままだ、自由を求めるな
  世界に従え、運命に従え
  私が、誰かって?
  すぐに、分かるよ

〇村の眺望
  部室にいたアナタを光が、呑み込んだ。
  そこまでは、確かに覚えている。
あかり「うぅ~、何だったのアレ?」
  君が立ち上がると、見知らぬ景色
  しかし、視界が点滅して、状況を呑み込めない
  いや、一つ分かる事がある
  アナタは、其処に一人だった
あかり「あれ、優は何処?」
あかり「何で、優がいないの!?」
  君たち二人は、確かに一緒にいた
  巻き込まれる瞬間まで、二人だった
  なら、何故、友達はいないのだろう?
あかり「わかんないよ!!!」
  状況に困惑する。
  どうしようもない事態に慌てふためいた
  だが、それじゃ意味がない。
  この世界のルールは、君の意志を求めていない
あかり「な、何なの? 誰の声?」
  アナタは、さらに困惑する。
  頭の中に、誰かの声が響く。
  だが、私は答えない。意味がない
あかり「あぁもう、、、とりあえず、優を探そう!」
  友達を探そうとした君だが、左腕に痛みを感じた。
  痛みは、すぐに薄れていくが、
  その腕には、くっきりと何かが滲んでいた
あかり「HP11/13 MP7 SAN32/35 目星(45)/47」
  アナタには、その数字の意味が分からない
  いつからあったのか、
  何故ついているのか理解出来ない
  だから教えよう、それがこの世界のルールだと
  この、世界は数字に支配されていると
あかり「全く、分かんないけど」
あかり「早く、優を探さなきゃ!」
  アナタは、集落の建物を目指す
  君は、友達を探している。
  建物があるなら、人がいる筈だ
  アナタに、行動の拒否権はない
あかり「ハイハイ、行けばいいんでしょ、行けば!」

〇田園風景
  君は、人を探して歩いている
  友達の事が心配で仕方ない!
  でも、少し笑顔になれないものかな?
あかり「それは、命令? 私、命令嫌い」
  命令じゃないよ。アドバイスだよ?
  暗い気持ちじゃ、探索出来ないよ!
あかり「むむむぅ~、優を探さなきゃなのに」
  でも、まぁ急に『異世界』に飛ばされたのに、すぐに順応するのもおかしな話だろう。
  だから、君の気持ちを尊重しよう。
  私の許す範囲で、君は、君らしく、あるといい
あかり「異世界、、、だと!?」
あかり「そっか、異世界かぁ~、私初めて来たよ!」
  君は、異世界と言う単語に興味を持った
  なぜなら!
  それは元の場所に帰る手懸かりになるからだ
あかり「ッ、帰る方法の手懸かり!!!」
  なーんか、テンション違──────
  ンンッ! 手懸かりかも────
  ではなく、手懸かりだ。と私は言った
あかり「よし、じゃあ異世界観光してやるかぁー!」
  さっきも言ったけど、
  私は許す範囲で、君らしさを尊重する
  許せる範囲で、楽しく探索してね♪
あかり「成る程ね、、、」
あかり「よぉ~く、分かったよ!」
あかり「私は、この世界を破壊するぅぅぅ~!」
  成る程、それも一つの答えだ。
  君の考えを、尊重しよう
  だけど、行動制限を少しだけ────
あかり「手始めに、真逆の行動をしようと思う」
  おぉ、それは困る。
  いま、ちょっと制限範囲を決めて────
あかり「なら、決定! 私は建物と真逆に進む!」
  アナタは、来た道を逆走する。
  そして、そのまま、森の中へと足を踏み入れた
  あぁ、これ、シナリオ破壊される

〇けもの道
  さて、私の意見と真逆を行ったアナタ
  その、感想を聞こうかな?
あかり「え、見て分からないかな?」
  ──────────
あかり「迷子ですけどぉォォォーーー!?!?」
  あー、方向音痴なんだぁー
あかり「方向音痴? 違うけど!?」
あかり「指示飛ばすのと、逆方向行ってただけだが?」
あかり「私は、命令無視で此処にいるんだが!  つまり、方向音痴はお前だ!」
  アナタは、どうやら迷ってしまったらしい
あかり「そうだね、そうなんだよ・・・・・・」
あかり「文句あるかぁー! ワァァァーー!?」
  アナタは森の中で、迷子だ。
  此処は異世界だ、救出も望めないだろう。
あかり「あー、私は此処で死ぬんだね。 さよなら、さよならー」
  しかし、一向に日の当たらない森の中で、
  アナタは唯一光が差し込む場所を見つけた
あかり「真逆行くけど、文句はないな!」
あかり「イタッ──────目星(45)/27?」
あかり「何で、数字が変わったの?」
  先に言っとく。
  此処で従わないとキャラロスト、死亡だよ
あかり「うぅー、行けばいいんでしょ。行けば」
  アナタは、その光が此処からの脱出であることを願いながら歩く、歩く
  そして、日の差し込む場所へ辿り着くのだが
  何処か、おかしい
あかり「あ、えぇ? なにこれ?」
あかり「もしかしなくても、これが帰還の手懸かり?」

〇森の中
  アナタの目の前には、光のカーテンが広がっていた
  触ると、メチャ痛いよ
あかり「・・・・これ、触れても大丈夫なの?」
  メチャ痛いよ(二度目)
  あと、集落でフラグ立てして下さい
あかり「なるほど──────」
あかり「タッチ!!!」
「バギャァァァァーー!!?!?!?  HP2/13」
  体に、落雷が落ちたような衝撃が全身を巡る
  君の思考が暗転する
  操り人形である君は、気絶した
「と、思ったか?」
  抵抗/04 クリティカル
あかり「うっぐぅ、、、何、今の腕折れる」
  、、、君は、痛みに堪えながら立ち上がる
あかり「痛いって、立ち上がれないって、無理!」
  抗議するアナタだったが、
  目の前の光のカーテンの光が強くなっていく
あかり「、、、私達を呑み込んだ光と同じ?」
あかり「いや、似てるけど違う?」
  別の物だと直感出来るが、
  何処が違うかは、説明出来ない。
  ただ、アナタは出会うことになる。
  、、、出会ってしまったことになる。
あかり「──────ッなんで!?」
あかり「いや、違う。これは、私の記憶じゃない!」
  空から、天使が舞い降りる。
  真っ白な翼が生えた、まさしく天使
あかり「違う違う違う!?  だって、私の記憶(?)じゃあの娘は!」
  アナタはソレを、彼女を知っている。
  少し外見が違うが、本人だと断言出来る
  君が殺した天使が、君を見つめていた

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