第1話 自称彼女と警察官(脚本)
〇川に架かる橋
ひったくり「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・!」
山本武郎「止まりなさい!!」
ひったくり「クソっ、追いつかれ・・・・・・」
ひったくり「グハッ・・・・・・!」
山本武郎「14時36分、窃盗の容疑で逮捕する!」
ひったくり「くそ・・・・・・」
???「・・・・・・カッコいい、今日も輝いてみえるな」
〇川に架かる橋
山本武郎「お怪我はありませんか?」
山本武郎「お財布、取り返しました!中身はご無事ですか?」
おばあちゃん「ありがとうねぇ」
おばあちゃん「お巡りさん、お仕事頑張ってね」
山本武郎「はい、ありがとうございます!」
???「・・・・・・・・・・・・」
???「あのおばあさん、武郎に優しくされてる・・・・・・」
〇警察署の入口
山本武郎「ふぅ・・・・・・今日も疲れたな」
山本武郎「さっさと帰って寝よう・・・・・・」
杉下友花「お疲れさま、武郎」
杉下友花「今日もカッコ良かったよ〜」
杉下友花「わたし以外の人に優しくするのは許せないけど・・・・・・」
杉下友花「そこも武郎の良さだよね!」
杉下友花「彼女たるもの、武郎の短所も長所として見てあげないとだね」
杉下友花「さて、わたしも帰ろっと」
〇アパートのダイニング
山本武郎「ただいま〜」
山本麻里「おかえりなさい」
山本武郎「麻里、もう帰ってきてたんだ」
山本麻里「うん、今日は早く仕事終わったの」
山本麻里「ご飯も作ったから、一緒に食べましょう?」
山本武郎「ありがとう、すぐに着替えてくる」
〇アパートのダイニング
山本麻里「料理はあんまり自信無いんだけど、口に合いそう?」
山本武郎「ああ!最高に美味いよ!!」
山本麻里「よかった」
山本麻里「ん?何の音?」
山本武郎「何かあった?」
山本麻里「何か物音が聞こえたんだけど、気のせいかな」
山本武郎「大丈夫、何かあっても僕が守るよ」
山本麻里「それは心強いね」
〇二階建てアパート
杉下友花「なにあれ・・・・・・」
杉下友花「何で?」
杉下友花「何で、あの女とご飯食べてるの?」
杉下友花「浮気はダメだって、言ったよね?」
杉下友花「注意してあげても聞かないなんて」
杉下友花「武郎でもこんななんて、男って愚かだね」
杉下友花「まあ、わたしの武郎にちょっかいかけるあの女も愚かだけど」
杉下友花「彼女として、ダメなことはダメだってちゃんと注意してあげないとね」
〇警察署の入口
杉下友花「武郎!おはよー」
山本武郎「えっと・・・・・・君は」
杉下友花「もう!ふざけないでよ!」
山本武郎「あー・・・・・・もしかして昨日話しかけてくれた子かな?」
杉下友花「昨日って・・・・・・もう、武郎はそうやって──」
山本武郎「ごめんね、今は忙しいから後ででいいかな」
杉下友花「あっ・・・・・・!」
杉下友花「もー!!」
〇警察署の入口
山本武郎(今日は遅くなっちゃったな・・・・・・)
山本武郎(疲れた・・・・・・)
杉下友花「やっと仕事終わったね!」
山本武郎「あっ、君は朝の・・・・・・」
杉下友花「武郎!一緒に帰ろっ!」
山本武郎「いや、その前に君は誰・・・・・・?」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)
スタートからヤバいですね
もう、すでに怖い
さて次回は?
おー、今回はこれまでとはちょっとタイプの違うヤンデレ!? そして、これまでで一番ヤバイ感じの第一話!? 瑠里乃さんとはまた違った怖さがありますね……
うわー! そっち系の怖さですかー!
友花、ヤバすぎますね……
警察官が警察沙汰に巻き込まれるのかなー?