レイベルとアサノの再会(脚本)
〇シックなバー
エリーのメモ
レイベル、ごめんなさいね
寝ているあなたを運ぶのは私とルドルフでも難しかったからそのままにしたの
今日の仕事が終わったら迎えに行くから、それまで待っていて
お店の前のプレートはCLOSEDにしてあるから誰も来ないはずだけど、ルドルフがあなたの知り合いをひとり呼んだらしいわ
裏口に回ってもらうように伝えてあるから、よろしくね
〇入り組んだ路地裏
アサノ「えーと、この辺か・・・?」
アサノはルドルフから送られてきた写真と地図を頼りにバーの裏口へ回った。
アサノ(地図アプリが異世界対応してくれてマジで助かったわ・・・)
アサノ(おかげでアルディナ国からジェリカ国まで迷わず来られたし・・・)
アサノ「うわ、何だこりゃ・・ シロサキのやつL◯NE送ってきすぎ・・・」
アサノ「ほとんどお土産買ってきて〜ばっかりだな あー、はいはい」
アサノ(全く、俺はお前のパシリじゃねーっての)
〇シックなバー
レイベル「ふわあ・・・よく寝た・・・」
レイベル「あれ・・・? 朝になってる? いや、もう昼か・・・」
「おーい、レイベル居るのか?」
レイベル(この声、アサノだ・・・ ルドルフが呼んだのか・・・)
レイベル(トイレ行きたいのにタイミングが悪すぎるよ・・・)
〇入り組んだ路地裏
「ごめん、アサノ! 10分くらい待って!」
アサノ「おお・・・返事返ってきた!」
アサノ(あいつ、本当に生きてたんだ・・・)
アサノ(良かった・・・)
〇清潔なトイレ
レイベル(この蛇の身体でいちばん難しいのはトイレなんだよな・・・)
レイベル(個室だと狭いし、身体長いからドア全開じゃないと出来ないし・・・)
レイベル(綺麗に使うのが難しい・・・)
レイベル(これでも慣れたほうだよ・・・)
ここだけの話、レイベルが研究所に居た時はガラスケース内の床にトイレが設置されており蛇の身体的には使いやすかったらしい。
レイベル(人間の生活が難しく感じるな・・・)
〇入り組んだ路地裏
だいたい10分後──
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