行動の連鎖、未来の選択

Tomas02

Infinite Nexus Ⅱ(脚本)

行動の連鎖、未来の選択

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〇コンビニのレジ
  コンビニにお客が入って来た。
コンビニ店員クマ谷「いらっしゃいませー」
コンビニ店員クマ谷(昨日は大変な事が起きたなー これだから・・・ ☓側は・・・)
コンビニ店員クマ谷(マジでーガチでー本当・・・ ☓側が存在しないほうが世のためだ)
  お客が飲み物を店員の前に置いた。
コンビニ店員クマ谷「いらっしゃいませー 1点で120円になります」
コンビニ店員クマ谷「はい、お預かりします。 ・・・・・・うん?」
  客はコインを3枚店員の前に置いた。
コンビニ店員クマ谷「お客様、これはコインです。 硬貨をお願いします」
  お客は店員の襟首を掴んで自分に引き寄せてその左耳にそっと囁く。
コンビニ店員クマ谷「マジでなにするんだ?」
  お客は耳慣れない言葉を囁いた。
コンビニ店員クマ谷「うっ・・・・・・これは 何・・・? マジでこの気持ちはなんだ・・・」
コンビニ店員クマ谷「たしかに・・・伝えたい! マジで」
コンビニ店員クマ谷「この気持ちを伝えたいな! マジでマジ!!」
  コンビニ店員はカウンターにあったコインをポケットにしまって外を出て行った。
  客はニヤリと口角を上げた。

〇警察署の食堂
  部屋は静まり返っていた。上司であるチョアが、厳しい目つきで部下の二人を睨んでいる。
チョア「レッズ、どうなっているの? 助けた女性を保護したのでしょう!」
  レッズは恐れと緊張で胸が高鳴っていたが、彼は自分がミスを犯してしまったことを自覚していた。
レッズ「ごめんなさい、僕のミスです。 保護をしたと思ったのですが その現場からいなくっていて・・・」
ミノル「すいません・・・チョアさん 俺もいながら・・・ちゃんと確認せずでして」
ミノル「レッズだけ・・・責めないでくだせ・・・」
チョア「言い訳は聞きたくないわ。あなたには責任があるでしょう!」
チョア「仕事は最後までしっかりやりなさい! 次は気を抜かないように!」
  女上司はため息をつきながら言った。
チョア「私はあなたに期待していたのよ。 私があなたを信頼して任命した理由を思い出してくれる?」
チョア「あなたは優秀なポテンシャルを秘めていると思っていたのに、このような結果ではがっかりしてしまうわ」
レッズ「本当に・・・ごめんなさい 次は必ず・・・」
  女上司はその場から去って行った。
ミノル「気にすんなよレッズ! その女性を探そうぜ 遠くまで行っていないはずだ」
レッズ「ミノル・・・悪かったな・・・ ありがとう、助かるよ その女性を探そう」
ミノル「元気出せよ! わっはははは」
レッズ「お前は・・・いつも元気だな ははは」
ミノル「レッズ! 行くか」
レッズ「あぁ! 行こうか」
  二人は警察署から出た。

〇渋谷のスクランブル交差点
  男性二人の会話
ミノル「にしてもよレッズ・・・ キリヤって言うサラリーマンが何故X側になったかもっと調べないとな・・・」
レッズ「あぁ、そうだな・・・ そのキリヤはどうしてXになったか まだ、分からない」
ミノル「証拠として預かっていた三枚のコインはどうした?」
レッズ「あぁ、それはチョアさんに 預かってもらって 大事な証拠として保管してる」
ミノル「そっか・・・ それならいいんだ・・・」
レッズ「気になる事でもあるのか? あるなら隠さず言えよ」
ミノル「いや・・・気になるほどではないが・・・ まぁ・・・調べればわかるはずだ 頑張ろうぜ」
レッズ(なんか・・・ミノルらしくないな・・・ まぁいいか、気のせいかもしれない)
  その時、人々の悲鳴が響いていた。
コンビニ店員クマ谷「どけ!どけ! 邪魔だ!」
ミカ「助けてええええええ! お母さん!! 怖いよ!!」
ミカ「誰か助けて! うえーーーーん!」
  男はる人々を突き飛ばして走っていた。
コンビニ店員クマ谷「そこの二人も邪魔だ! どけぇぇえ!!」
コンビニ店員クマ谷「俺の道を塞ぐなマジで!」
レッズ「アイツは! 昨日のやつだ!」
レッズ「ミノル!! アイツを止めるぞ! Xに感染にしているかもしれない」
ミノル「あぁ! あの時と一緒だぁ! 行くぜ!」
  すると、コンビニ店員はポケットにあったライタを使ってアルコール入り瓶に火を付けてた。
コンビニ店員クマ谷「ほらーこれでも喰らえ!! 俺の特性「モロトフカクテル」 火炎瓶だ! ははは!」
  レッズは右腕に火傷を負った。
ミノル「レッズ!! 大丈夫かぁ!?」
レッズ「構うな、ミノル! そいつを、捕まえろ!」
ミノル「分かったぜ! 覚悟しろよ!お前!」
コンビニ店員クマ谷「マジで口だけだな! ははは!」
  ミノルはポケットから手錠とスタンガンを
  を出した。
ミノル「コンビニの店員風情が 俺に勝てるわけがねぇよ!! おらぁぁあ!」
コンビニ店員クマ谷「はぁー? 火炎瓶ならまだ、あるぜ! これでも喰らえよ、マジで!」
ミノル「ちっ・・・ またか!」
  ミノルは後ろへ避けて素早く店員の所へ
  近づく。
ミノル(よしこれなら、スタンガンで一気に!)
コンビニ店員クマ谷「バーカ! これも持ってんだよ!」
コンビニ店員クマ谷「ほらよ!!」
  ミノルの肩に浅い傷が入った。
ミノル「野郎ぉ!! そんなもんも持ってたのかよ!」
  ミノルは近くにあった、石を投げた。
  その石は店員の顔に命中した。
コンビニ店員クマ谷「いてぇえぇ!! くそぉ!!野郎!! マジで殺る!マジで!!」
ミノル「終わりだ!」
コンビニ店員クマ谷「ぐあぁぁあっ!」
  ミノルは素早く店員に手錠をかけた。
ミノル「観念しろぉ! バカ野郎がぁ!」
コンビニ店員クマ谷「ううっ・・・」
ミノル「最近どうなってんだ! 色んな事が連鎖的に起きている」
レッズ「・・・」
ミノル「レッズ!!」
ミノル「やはり、火傷の傷が致命傷になったのか」
  男性は救急車を呼んだ。
ミノル「大丈夫か! レッズ! 救急車を呼んだ、安心しろ」
レッズ「・・・」
  救急車が来てレッズは運ばれた。

〇広いベランダ
  ある、屋上での二人の男女。
エブリィ「何!? 急に呼び出して!」
エブリィ「早くしてよ、用事があるんだからさ」
ルリー「実はね・・・ アタシ、先輩に伝えたい事があるの・・・」
ルリー「前から先輩の事が好きでした アタシと・・・その・・・ 付き合って欲しいの・・・」
ルリー「いいかなー♡」
エブリィ「無理、言うなよ・・・ルリー 俺さ♪彼女がいんだよ、だからさ お こ と わ り」
エブリィ「ルリーは素直で可愛いけど、俺には 大切な彼女がいるからさ♪ ごめんね」
  女性の雰囲気が変わった。
  女性の頭が何かに支配される感覚に陥る。
ルリー「アタシと付き合ってくれないなら♡ 仕方ないかもー♡」
ルリー「先輩♡ 大好きだよ! アタシは前から好きだったんだよー♡」
ルリー「それなのに・・・アタシ以外の子と付き合うなんて・・・アタシ許さない・・・」
エブリィ「ルリー、待て! どうしたんだ!? そんなもの持って!」
エブリィ「君はそんな子じゃないでしょ! 止めてくれ!!」
  男性の顔が真っ青になった。
エブリィ「早まるな! そうだ、付き合おう! それならいいだろう!?」
ルリー「だーめーだよ♡ も お そ い よ 先輩♡」
  女性は男性の腹部に刺す。
エブリィ「どう・・・し・・・て こんな・・・こと・・・を」
ルリー「先輩♡ 大好きだよー♡」
ルリー「やっと、アタシの気持ちを伝えれたわ♡」
  女性は不気味な笑みを浮かべていた。

〇病院の廊下
  その頃、数時間が立つ。
ミノル「ちくしょが!!」
ミノル「サラリーマン、青年、コンビニ店員 どうなってんだ! 連鎖的に起きているなんてさ! 何かがおかしい・・・」
  男性に近づく音がした。
イライジャ「ミノルさん、検査結果が出ましたよ。安心してください、火傷は大したことありませんでした」
ミノル「本当ですか?よかった・・・」
イライジャ「はい、幸い、火傷は軽度で、皮膚表面に少しの赤みが見られる程度です。炎症もありませんし、感染の心配もありません」
ミノル「ありがとうございます、先生。本当に心配していました・・・」
イライジャ「こちらこそ、お気になさらず。私たちは患者の健康を最優先に考えていますから」
  ミノルは、数時間前の現場でレッズか火傷を負って心配な顔をしていたが、医師の安心げな声に救われたようだった
イライジャ「ただ、火傷が治るまで患部をしっかりと保護しておく必要があります。傷口に適切な薬剤を塗り、消毒を続けてくださいね」
ミノル「はい、先生!」
イライジャ「火傷の痕が残らないように、適切な処置を継続して行うことが大切です。もし何か心配なことがあればいつでも相談してください」
ミノル「わかりました。 本当にありがとうございます、先生」
イライジャ「どういたしまして。お大事にしてくださいね。もし他に何か必要なことがあれば、いつでもお越しください」
  男性は安心した笑顔を見せながら
  先生にお礼をした、医師の温かなサポートに支えられて回復への希望を抱きながら歩いていった

〇病室
  病室での出来事。
レッズ「・・・」
レッズ「僕はどうしたんだ・・・ 心の奥底に何かが・・・くすぐっている」
レッズ「この気持ちは、何なんだ・・・」
レッズ「・・・」
  男性は何かに支配されるような感覚を感じた。

〇ビルの裏
  ある、人影が路地裏にいた。
「ここで、起きたんだね・・・ ふふふっ にしても、キリヤのやつ良くやったな 褒めてあげないとな」
  その人は口角を上げて笑っていた。
「確かあのときだったな・・・ふふ」

〇公園のベンチ
  サラリーマン風の中年男性が公園にいた。
キリヤ「くそっ、なんでこんなことになってるんだ!」
  彼は一生懸命働いてきた。長年にわたり会社に貢献してきたのに、突然の首切りはキリヤにとって理解できない出来事だった。
キリヤ「クソッ!あいつらは何を考えてるんだ!俺の努力は何だったんだよ!」
  怒りが心の中で渦巻く。無力感と失望が彼を襲い、憤りを募らせていく。
キリヤ「絶対に許さない・・・このままじゃ終われない。俺はまだやれるんだ!」
  その時、人影が近づいた。
「君を苦しめる その気持ちを開放しないか?」
キリヤ「えっ? あなたは・・・」
「僕が何者かかなんて気にしないで・・・ ふふ・・・ 僕には人を開放する力があるんだ」
キリヤ「人を開放する力?」
「そうだ、君に伝えようか・・・」
  その人はキリヤの耳に囁いた。
キリヤ「何を・・・言って・・・」
  その人はこう囁いた。
  Pakawalan mo ang iyong kaululan.
  続けて言った。
  At magdulot ka ng kadenang reaksyon.
キリヤ「うっ・・・止めてくれ・・・ 頭が何かに支配される・・・」
  その人は不気味に笑った。
「そのコインを君に預けるよ・・・」
「それじゃ・・・頑張ってね♪」
キリヤ「この気持ちを伝えよ。 わたしは、開放されたんだ」
  その後の事件に繋がったのであった。

〇開けた交差点
  刑事が歩いていた。
ミノル「あの時の女性とコイン・・・ 調べる事が多いな・・・」
ミノル「俺、人じゃ・・・大変だ・・・」
ミノル「コンビニ店員もこの三枚のコインをもっていた・・・ 今、警察署と合わせて6枚だ・・・」
ミノル「にしてもこのコイン・・・ ここでは見かけないものだ 自発的にX側になる人はコインは持っていないはずだ・・・」
ミノル「となると、コインをもっているやつは・・・ 自発的に起きているのでわなく 何者かに・・・」
ミノル「ははは そんな事は、無理なはずだ・・・ そんな事が出来たら、社会そのものが 破壊されてしまうぜ」
ミノル「あの人に、相談しないとな」
  ミノルはポケットからタバコを出した。
ミノル「ふぅーー タバコを吸うのはいつぶりかな・・・ まぁ・・・この時、ぐらいは良いだろ」
  ミノルは警察署へ行った

〇病院の廊下
  夜間時に病院で足音がした。
  その人はレッズの病室の前で立っていた
「良くも、僕の邪魔をしてくれたよ・・・ 君たち二人は・・・ だからレッズ、君にプレゼントしないと ふふふっ」
「ふふふ・・・ ははははは・・・」
「覚悟しろよ・・・お前ら」
  その笑い声は病院中に響いていた。
  続く

次のエピソード:Infinite Nexus Ⅲ

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