たくあん先輩

ガムシロップ

たくあん先輩~第8話「たぶん、あれがあれであれなのよ~」(脚本)

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〇スーパーの店内

〇水色(ダーク)

〇一戸建て

〇一戸建て
  ➤ 肩藻家へもどる
   学校へ行く

〇シックなリビング
  𖥧𖧧/話の振り返り/
  朝、家の草むしりをしようとしてた母めいこ.
  
  子供達に追いかけられてる猫に出会う..
  後をつけ、新しく建った家の前で いじめられる猫を助けられないで 困っていると、そこに!
  イケメンな紳士が現れ・・
  事は収まった、、そしてっ!?
  ━━━━━━━━
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「子供に水をかけられて、びしょ濡れになった猫ちゃん」
肩藻はる(こるの弟)「それで、ウチから必要な物を取って 現場に戻ったんでしょ?」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「そう..その家の前に戻ったのよ、、でもね」

〇ゆるやかな坂道
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「ちょっと様子が変だったのよ」

〇ゆるやかな坂道
肩藻めいこ(こる/はるの母親)(あら?猫ちゃんとハンサムさんがいない..)

〇高級一戸建て
肩藻めいこ(こる/はるの母親)(っ! 家の外壁に 何か飛び散って)
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「こんな汚れなかったわよね~?」
ガラガラおばちゃん「あら、?」
ガラガラおばちゃん「先程は ぶつかってしまいごめんなさいね。ぼ~っとしちゃって私、、」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「はっ!こちらこそ申し訳なかったです。 立ち止まっていて、邪魔でしたよね・・」
ガラガラおばちゃん「いえいえ~ 邪魔だなんて。」
ガラガラおばちゃん「この家の前を通ると どうも思い耽ってしまってね..」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「この辺に、、何かあるのかしら?」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「ちょっとそこの壁 見てもらえます?」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「さっきまでキレイだったのに 汚れていて、、何でしょうねぇ?」
ガラガラおばちゃん「それはね・・」

〇水色(ダーク)

〇空
  肩藻家にもどる。
  ➤ 学校へ行く。

〇ハイテクな学校

〇学校の校門
「ねぇ!遅いいいー」
肩藻こる(後輩くん)「そんなに焦らなくても、、ゆっくりいこうよ~」
夜梨人理(ポニテちゃん)「何言ってんのよ カメお!じゃなかった、コルお!あんた本当自分都合ね~ 私はこれから部活なの・・」
夜梨人理(ポニテちゃん)「その時間を割いてまで 検証してあげるんだから 言う事聞きなさい」
夜梨人理(ポニテちゃん)「!」
「スーパーの[ひとくちたくあん]は 外出中の小腹がすいた時に助かるの~ぅ~」
肩藻こる(後輩くん)「あ、あの先輩歩きながら たくあん食べるのやめたほうが・・」
沢 杏樹(たくあん先輩)「小腹満たしに[ひとくち たくあん] ! 粋だなぁ~~ (ง `▽´)╯ハッハッハ!!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「だめよ。このたくあん星人 全然話聞いてない・・」
沢 杏樹(たくあん先輩)「ウム!地から湧き上がるたくあんエネルギー」
沢 杏樹(たくあん先輩)「即 謎を解決するぞぃ!!」

〇城
沢 杏樹(たくあん先輩)「出陣じゃ!!」

〇学校の廊下
  ➤ 化学室へ向かう
   校門へ戻る

〇学校の廊下
「これ買ったけど、」
「何に使うんだろ?」
「全く検討がつかないぞぃ~」
夜梨人理(ポニテちゃん)「まぁ~ 見てなさい♩」

〇理科室

〇理科室
夜梨人理(ポニテちゃん)「遅れてごめ~ん!」
肩藻こる(後輩くん)「お、お邪魔します~」
「何やら 美味しそうな匂いがするぞぃ?」
「クンクン クンクン👃」
へちまくん(化学部)「あっ!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「ウム!ポップコーン美味いぞぃ😋」
「ビーカーでポップコーン作る実験ね⸝⋆🍿⸝⋆」
夜梨人理(ポニテちゃん)「いいじゃない~♩ 後で私も食べたい」
肩藻こる(後輩くん)「よりりん化学部だったんだ。知らなかった」
夜梨人理(ポニテちゃん)「言ってなかった~?理系な私にぴったりの部活♡」
沢 杏樹(たくあん先輩)「吾の予想では、テニス部だと思っていたのだが、、うぬ、、」
沢 杏樹(たくあん先輩)「スマッ~シュ!ハズレたぞぃ!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「ンンっ..」
夜梨人理(ポニテちゃん)「紹介するわね~。左から、部長のへちまくん・後輩のアサトさん。3年生はいないわ」
夜梨人理(ポニテちゃん)「ちょっとそこのさくらんぼ探偵団・・?」
夜梨人理(ポニテちゃん)「ジーッと見てるんじゃないよ!!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「こっちを見ときなさい」
夜梨人理(ポニテちゃん)「へちまくん、アサトさん!悪いけど 調べたいことがあるから すこしこの場を借りるわね!」
へちまくん(化学部)「どうぞ~~~」
夜梨人理(ポニテちゃん)「ありがとう」

〇黒

〇高級一戸建て
夜梨人理(ポニテちゃん)「どうしたの?コルお!」

〇高級一戸建て
肩藻こる(後輩くん)「見て!?触れたら何か 粉末っぽくて・・」
夜梨人理(ポニテちゃん)「ほんと!なんかボソボソしてるように見えるわね?」

〇黒
夜梨人理(ポニテちゃん)「コルおが言ってた 「触れたら粉末っぽい」ってのが これね!」
  ビタンッ!!

〇理科室
肩藻こる(後輩くん)「─これって!」
肩藻こる(後輩くん)「か・・片栗粉?」
夜梨人理(ポニテちゃん)「そ!ボソボソしてたのは 片栗粉」
夜梨人理(ポニテちゃん)「それと・・」
「ガラガラ~~ ゲホゴボッ ごぇ ぶひゃ」
肩藻こる(後輩くん)「き、汚い、、」
沢 杏樹(たくあん先輩)「さっき食べた'ひとくちたくあん'が 喉にひっかかって うがいをしたのだ~」
「ポップコーンは 大丈夫だったのね・・」
「でっ!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「もうひとつは、これね」
沢 杏樹(たくあん先輩)「イソジンだぞぃ!」
「大正解~♪」
肩藻こる(後輩くん)「買い物してる時、何に使うのかなっておもってたけど・・この2つの物がどうして?」
沢 杏樹(たくあん先輩)「謎である」
夜梨人理(ポニテちゃん)「始めるわね」

〇紫(ダーク)
夜梨人理(ポニテちゃん)「コホン..」
夜梨人理(ポニテちゃん)「じゃがいもにヨウ素をつけると紫色になる実験を覚えてる?」
肩藻こる(後輩くん)「色が変わるやつかな?」
「そうそー」
夜梨人理(ポニテちゃん)「片栗粉=デンプン、うがい薬≒ヨウ素だから、それで同じ観察することができるのね」

〇理科室
  -実験開始-
  :始めにどうする?
  ➤ 片栗粉を浴びる
へちまくん(化学部)(うわっ・・ ・)
沢 杏樹(たくあん先輩)「ゲフンゲフン・・ぶっかけはうどんだけにしてくれぃ~」
夜梨人理(ポニテちゃん)「えぐ、、」
沢 杏樹(たくあん先輩)「ははは・・ぺろん( ˙౿˙ )✌︎」
  :で、どうする?
  
   片栗粉を浴びる
  ➤片栗粉にイソジンを垂らし反応を観る
肩藻こる(後輩くん)「壁についてた色と同じになった!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「そして・・」
沢 杏樹(たくあん先輩)「あっ!!」
沢 杏樹(たくあん先輩)「かたじけない、、、💦」
肩藻こる(後輩くん)「まって!?」

〇白
肩藻こる(後輩くん)「色が消えた・・」
夜梨人理(ポニテちゃん)「レモン汁で色が消失、酸化還元ね」
夜梨人理(ポニテちゃん)「たくあん星人が、ぶちまけたドリンクは ビタミンC入りのものだったから 反応したのよ!」
  ビタミンCを入れるとなぜ無色になるか?これは酸化還元反応の一つであり、酸化力の強い「ヨウ素」が「ビタミンC」と反応して・
  「ビタミンC」が「ヨウ素」によって酸化されるとともに「ヨウ素」は還元されて「ヨウ化水素」という無色の物質に変化するから。
「よくやってくれたわ~!」
「先輩ないす!!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「他に、加熱しても消えたり。冷やしたら色がまた表れたり(水素結合)・・・」
沢 杏樹(たくあん先輩)「あっ!!!」
夜梨人理(ポニテちゃん)「何よ!うるさいわねー」
沢 杏樹(たくあん先輩)「─あの時、」

〇ゆるやかな坂道

〇ゆるやかな坂道
ガラガラおばちゃん「ガラガラぁ〜𖦹‎ ‪・・・ッぺっ!」
肩藻こる(後輩くん)「ここで、うがいをする?!」
ガラガラおばちゃん「あ〜っはは♪ぶつかった衝撃で喉がイガイガしちゃったみたぁいw」

〇理科室
肩藻こる(後輩くん)「そうか!あの時、おばさんが吐いたドリンクも ビタミンC入りの物で、、!?」
沢 杏樹(たくあん先輩)「酸化還元で消えたのだな..」
夜梨人理(ポニテちゃん)「そう!そこで気づいたのよ」
夜梨人理(ポニテちゃん)「ま〜、液状が何なのか?謎が解けたのも あのおばさんのおかげ かもねぇー」
肩藻こる(後輩くん)「でも、何故【片栗粉とイソジン】だったのかな〜?」

〇水色(ダーク)

〇劇場の楽屋
古泉レトロ(レトロさん)「唐揚げ弁当か、、」
古泉レトロ(レトロさん)(夕飯に唐揚げを作ろうと思ったのだが、、)
古泉レトロ(レトロさん)(まぁ、よかろう)
(あの童に食べさせてやるか・・)
古泉レトロ(レトロさん)「・・私が作った唐揚げの方が美味いな。当たり前だが、、、」
「古泉さん!スタジオへ移動お願いします!」
古泉レトロ(レトロさん)「・・・・」
古泉レトロ(レトロさん)「うがいをしてから行こう」

〇黒
  ➤ 肩藻家へもどる
   スタジオへ行く

〇シックなリビング

〇シックなリビング
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「それで、その路上で出会ったおばさんが教えてくれたの」
肩藻はる(こるの弟)「母さんも おばさんだけどな・・」

〇高級一戸建て
ガラガラおばちゃん「この家が建てられる大分前 に、」
ガラガラおばちゃん「4人家族が住む一軒家があってね・・」
ガラガラおばちゃん「旦那はほとんど家に帰って来ない、ほぼ奥さんがシングルマザー状態で 男の子二人を育ててたの、、だけどね」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)(うちと(家庭環境)似てるわね・・・)
ガラガラおばちゃん「お兄ちゃんが中学3年生、弟は小学5年生だったかしら」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「私も、息子2人いるんですよ」
ガラガラおばちゃん「あら、そうなのね!」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「離婚して、シングルマザーです」
ガラガラおばちゃん「貴方も苦労してるのね」
ガラガラおばちゃん「ここに住んでた奥さんも大変そうで。お兄ちゃんが新聞配達したり 頑張ってたのだけど」
ガラガラおばちゃん「ある日、久しぶりに帰ってきた旦那が 乏しさに耐えられず 火事を起こしたのよ」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「火事?」

〇平屋の一戸建て
ガラガラおばちゃん「弟くんが、その時 家から抜け出して 助けを求めようとしたのだけど・・」
ガラガラおばちゃん「道路に飛び出した時、車にひかれて、、」
ガラガラおばちゃん「亡くなってしまっ、て、ね。奥さん、ごめんなさい。思い出したら、私」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「いいえ。お気持ち察します」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「家の中に居た3人も、助からなく?」
ガラガラおばちゃん「はい。助からずでした」
ガラガラおばちゃん「フクたくんって言うのだけど とても家族想いで、、特にお兄ちゃんのユキくんが大好きでね〜」
ガラガラおばちゃん「近所に住む私にも会う度挨拶してくれたり。おばちゃんお腹すいた〜って家に訪ねて来たり。。優しい子だったわ〜」

〇高級一戸建て
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「この場所で・・そんな悲しい事があ ったなんて」
ガラガラおばちゃん「だから、ここを通る度・・思い出して、立ち止まりボーッとしちゃうの」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「なるほど。」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「新しく建った家にしても。ここで ネコがいじめられたり」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「汚されてるのは、嫌だわ。許せない」
ガラガラおばちゃん「私見かけたけど、髪が長くて背の高い男性と・・」
ガラガラおばちゃん「ちょうど、フクたくん位の少年がいて」
ガラガラおばちゃん「─それ、やったのよ」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「えっ、、」
町田ゆみこ(ガラガラおばちゃん)「あらやだ、私 名乗るの忘れてたわ💦」
町田ゆみこ(ガラガラおばちゃん)「町田ゆみこって言います。ゆみちゃんでいいわよ」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「私は、肩藻めいこと言います」
「めいちゃんね!肩揉めい!なんてねw」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「・・・」

〇黒

〇シックなリビング
肩藻はる(こるの弟)「悲しいな・・。そういうことだったんだ」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「そうなのよ・・」
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「だから母さん、汚した奴許さない!!」

〇城
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「戦うわ!!!!!」

〇シックなリビング
  怖や、怖や、、
肩藻めいこ(こる/はるの母親)「はる?何か言った?」
肩藻はる(こるの弟)「何も言ってないけど?」
肩藻はる(こるの弟)「何っ!?」

〇黒

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