ヤマトの家に居るのである(脚本)
〇狭い畳部屋
吾輩は猫である。
・・・が、
〇ライブハウスのステージ
猫に生まれ変わる前は
それなりに名を馳せたバンドマンだった
〇狭い畳部屋
シド(まさか猫に生まれ変わるとは・・・)
〇狭い畳部屋
ヤマト「シド〜!オモチャで遊ぶか?」
そしてまさかバンドマンが飼い主に
なるとは数奇な運命・・・
飼い主のベースのヤマト。
ヤマト「よーしよし!膝乗るか?」
シド(ハーフの陽キャ様・・・ なんかソツが無くて信用できん)
瑠璃「相変わらず愛想の無い猫だな・・・」
ヤマト「瑠璃、ちぇ〜るあげたら?」
瑠璃「ま、まあ・・・別にあげてもいいけど」
こいつはボーカルの瑠璃。
女みたいな顔だがオスだ
シド「ヤマトとは正反対の隠キャ チー牛、 根暗童貞のくせに厨二が治らないアホだ」
瑠璃「ハハっ!ニャンニャン言ってる ちぇ〜るごときで懐きやがって」
シド「懐くか・・・ 気安く触るな」
瑠璃「クソ・・・俺には全然懐かない・・・」
シド「俺は人間の言葉がわかるが」
シド「どうやら人間には俺の言葉は 通じてないらしい・・・」
〇安アパートの台所
あいこう「アニメ一緒にリアタイしよーぜー!」
柚子「鍋作ってきたから食いながら見よ」
「わっ!すき焼き?」
「いや。野菜と豚バラ煮込んだだけ」
シド(馬鹿どもが来たか・・・)
隣の部屋に住むバンドメンバー。
ギターのあいこう。
一言で言うと適当な馬鹿だ。
ドラムの柚子。
他の奴らに比べるとまともな性格だが
〇狭い畳部屋
瑠璃「これどんなアニメなの?」
柚子「バディもの・・・。気に食わない2人が組んで事件を解決するんだけど」
柚子「回を追うごとにどんどん距離が縮まって 誰より大事な存在になっていくのがたまらなく沸る・・・いや感動してもう可愛くて可愛く」
オタクというやつだ。
俺には全くわからん
〇狭い畳部屋
あいこう「シド〜♡こっち来い来い♡」
シド「シャーー!!!」
あいこう「・・・へへ 良いシャーだぜ・・・」
瑠璃「・・・ あいこうそのナリで動物好きって 気持ち悪いよね・・・」
柚子「保護猫なんでしょ?」
ヤマト「ん。つーか近所のじーさんの猫でさ」
ヤマト「じーさん最近亡くなって・・・ 俺がシド預かった」
「引き取り手探してて良い主人に出会えたら いいんだけどな〜・・・」
〇古風な和室(小物無し)
じいさんは優しかった。
オシャレで粋で、
育児放棄された俺を拾って
可愛がってくれた
ヤマト「じいさーん!元気? また昔のライブハウスの話聞かせてよ」
シド(じいさん・・・ あの陽キャに騙されて金とか 盗まれないか心配・・・)
〇狭い畳部屋
ヤマト「シドも飯だな〜 いっぱい食え」
シド「まさかその訝しんでた男の飼い猫に なるとはね・・・」
あいこう「いいアニメじゃねぇか・・・」
柚子「原作とキャラが合ってないのが多少気になるけどアニメ版での2人のイチャイチャが尊とすぎてそれはそれで」
瑠璃「いや・・・ふつーにえっちな令嬢 攻略してく話じゃない?」
シド「全くくだらない話で毎日やかましい・・・」
シド「・・・」
(ま、これはこれで悪く無いがな・・・)
(引き取り手・・・ いつかこいつらとも離れるのか・・・)
ハイ、先生、質問で〜す❣️
主役のバンドマンさんは
何故お亡くなりになったのですか❓
また、生前はどのような容姿のお方だったのですか❓
また続き読ませて頂きますね、チャーオ❣️😘
あやつ……オスか……!!!!!😂
いや〜、辛気臭い所に住んでいるバンドマン可愛いすわぁ……😇