部活(脚本)
〇城の会議室
入学式から数週間が過ぎ、高校生活にも慣れてきたある日
三井奈々「私たちはもうすっかり高校生になりました」
小石川一乃「なのに寝坊だけは直りません」
「なあぜなあぜ?」
料理長「俺に聞くなよ・・・・・・寝坊は大人になったら自然に治るもんでもねぇ、努力して治すものだ」
料理長「とりあえず、飯食ったらさっさと行ってこい」
三井奈々「サンドイッチ!」
小石川一乃「手早く食べれてタイパ最高ですわ! ありがとうございます料理長!」
料理長「一乃の言ってることはときどき意味わかんねえな」
2人は手早く、キレイに食事を終えて学校へ向かった
〇おしゃれな教室
河上先生「・・・・・・というわけで、必要事項を記入して放課後までに提出するように」
「遅れました!」
河上先生「・・・・・・」
河上先生「お前たちは誰かから聞け、以上」
「見捨てるのはやくないですか!?」
先生が退出すると、2人は悠の元へ向かった
三井奈々「悠くん悠くん悠くん!」
小石川一乃「教えてくださいませ?」
蒔田 悠「・・・・・・部活のことだ、以上」
三井奈々「悠君、それじゃあよくわからないですよ」
小石川一乃「これは教える気がありませんわね」
三井奈々「アリスちゃん!」
小石川一乃「教えてくださいませ?」
ミルク・シャルテット「・・・・・・今日から部活・・・です?」
ミルク・シャルテット「ごめんなさい・・・・・・」
三井奈々「アリスちゃんは悪くないわ」
小石川一乃「ありがとうございます」
三井奈々「昭二君!」
小石川一乃「教えてくださいませ?」
青柳 昭二「なんで俺が1番最初じゃないんだよ、傷ついちゃうな〜」
青柳 昭二「まあいいや 今日から部活の仮入部が始まるってさ」
青柳 昭二「仮入部でいろんな部活をめぐって、入りたい部活をこの紙に第3希望まで書いて提出するってことだ」
三井奈々「ありがとうございます」
小石川一乃「感謝致しますわ」
青柳 昭二「コーラでいいよ」
昭二はちゃっかりと報酬を要求した
2人は昭二がタダで何かを教えてくれるとは思っていなかったため、最初には聞かなかった
小石川一乃「後で1ダースほど机の上に置いて差し上げますわ」
青柳 昭二「過剰だよ!」
三井奈々「はい、コーラ!」
青柳 昭二「ありがとう・・・・・・って2L!?」
「イッキ!イッキ!」
青柳 昭二「ハイキングウォーキングのQ太郎じゃねえから!」
小石川一乃「あら、あの方は1.5Lですわ」
青柳 昭二「それを超えさせようとして来る!?鬼畜だ・・・・・・」
もちろん昭二がほんとにコーラ2Lを一気飲みすることは無かった
〇学園内のベンチ
奈々たちは部活紹介会場である中庭に出て、どの部活に入ろうか話し合っていた
潤「俺たちは中等部の時と同じようにサッカー部だな」
蒔田 悠「ああ、他に気になる部活も無いしな」
青柳 昭二「俺は軽音部とかでギター弾きてえ」
小石川一乃「既にほぼ金髪に近い茶髪なのにそんなチャラそうな部活に入ったら正真正銘のチャラ男になりますわね」
ミルク・シャルテット「金髪だとチャラ男・・・・・・私もデスカ?」
三井奈々「ミルクちゃんはどう転んでもお姫様よ、安心しなさい」
立木 彩芽「みんな次々決めていくなあ・・・・・・わたしたちはどうする?」
三井奈々「そうね・・・・・・あちこち巡ってみましょうか?」