第6話、包囲された若者(脚本)
〇沖合
松平信綱(知恵伊豆)「何、兵糧が尽きかけているとな!️」
幕府軍の忍者「はッ!️」
幕府軍の忍者「私の配下の者に城内に侵入させて 調べましたところ」
幕府軍の忍者「もうワカメ位しか食糧が無く──」
幕府軍の忍者「奴等が投降するのも時間の問題かと──」
松平信綱(知恵伊豆)「そうか、でかしたゾ!️」
彼はこの時兵糧攻めを決めた。
総勢12万4千の諸藩の軍勢が陸から海から、四郎達の原城の周囲4km四方を包囲する事になった──
〇荒野
松平信綱(知恵伊豆)「天草四郎──ッ」
松平信綱(知恵伊豆)「そこに居るのは分かっているゾ」
松平信綱(知恵伊豆)「君のおかーさんは 泣いているぞ──ッ」
松平信綱(知恵伊豆)「君は完全に包囲された──ッ」
無駄な抵抗はやめて
ただちに降伏せよ
美和の母「書状(矢文)が届いているわ」
BGM
ショパン
ノクターン9-2
四郎や‥
美和の母「四郎や‥」
今母さんは知恵伊豆に
捕まってこれを書かされています
美和の母「今母さんは知恵伊豆に捕まってこれを書かされています」
姉さんや妹も捕まっています
お前の顔が見たいです
一刻も早く投降して下さい
お美和「罠よ、しろりん、引っかかってはダメ!️」
有家監物(ありえけんもつ)「はっはっは!️戦国時代じゃあるまいし、 今時そんな見え見えの手に引っかかるバ(ピーッ)野郎が居るわけ」
有家監物(ありえけんもつ)「もし居たらワシが有明海に放り込んで 魚にソイツの(ピーッ)ごと食わしてやるよ」
天草四郎時貞「おかーしゃん‥」
有家監物(ありえけんもつ)「ウソやろ!️」
お美和「その格好!!️」
天草四郎時貞「死装束・・・」
天草四郎時貞「投降して死ぬ・・・」
お美和「しかも、それ仏教徒!️」
美和の母「棄教してるて・・・」
〇荒野の城壁
天草四郎時貞「😭」
美和の母「😅」
お美和「😱」
天草四郎時貞「は、放せ、母マルタのところに行かせてくれい!!️」
有家監物(ありえけんもつ)「誰かこのバ(ピーッ)野郎を取り押さえろ!️」
と、行った具合に
実は城内は
ちょっとした騒ぎになっていたのだが──
松平信綱(知恵伊豆)「城内からの返答は無し」
松平信綱(知恵伊豆)「天草四郎」
松平信綱(知恵伊豆)「冷血、と」
松平信綱(知恵伊豆)「メモメモ」
山田右衛門作「〰️さすがにコレは矢文にして信綱様に報告出来ないな💧 恥ずかし過ぎて‥」
幕府軍の忍者「拙者も‥」
第7話につづく──
一気読みしちゃいました🤭✨歴史ってちょっと苦手なんですがこんなテンションだとめちゃくちゃ楽しい!💕し、勉強にもなって最高ですね🥰
大号泣してるのに知恵伊豆さんに冷血とメモメモされちゃうしろりん可哀想可愛い😂😂
やはりこのシーンは、ノクターン9-2ですよね!
立てこもり犯に対するクラシックテンプレ対応をする知恵伊豆さんww
そして、絵文字だけで成立するドタバタ会話ww 本来ならば重苦しいはずのシーンがこんなにコミカルになっていて衝撃です!