英雄親子は名誉を捨てる

筑豊ナンバー

6話「一触即発」(脚本)

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〇中世の街並み
  リンカは無傷で男は丸腰のようだ。俺達の顔は掲示板で国中に広がっているためこの男に通報されればこの国からの脱出は難しくなる
  ここでこの男を始末したいが・・・
  男から感じる得体のしれない殺意に優位な体制にいるはずの自身が逆に脅されている気がした
リンカ「二人とも待って!味方同士だから!!」

〇暖炉のある小屋
アレックス・ワトソン「先生、いじめは無いですよね?」
不知火 白夜「ええ、もしあったとしても自分が許しません。たとえ上級国民でも徹底的にしばきます」
アレックス・ワトソン「それは安心ですね!うちの娘がおかしな方向に進みそうな時があったらよろしくお願いします」
  リンカの仲裁により勘違いによる殺し合いは回避できた後、今は百夜が借りているぼろ宿に身を隠している。
  二人は生徒の保護者と担任に当たるためかまるで家庭訪問のような緊張感はありつつも親しげな会話を始めた。
アレックス・ワトソン「いやぁ~斥候ってもうできればやりたくないですよねぇ~」
不知火 白夜「ばれたらそのまま囲まれて終わりですもんそりゃ誰もやりたがりませんよ! こんな役割!!」
  二人は殺しあっていたとは思えないほど意気投合し、だんだん話がずれていく。
リンカ「二人とも!仲良くなるのはいいけどここからどうやって逃げるのかは決まったの?」
不知火 白夜「安心しろ。すでにては打ってある。 後は少し待って出るだけだ」

次のエピソード:7話「表っズラの平和」

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