〇教室
岡島瑠里乃（今日から高校生活かー）
岡島瑠里乃（楽しい学校生活になるといいな）

〇アパートの台所
岡島有理乃「瑠里乃、本当にいいの？」
岡島瑠里乃「うん、この高校に行きたい」
岡島有理乃「瑠里乃の学力ならもっと良いところだって・・・・・・」
岡島瑠里乃「いいの、だって」
岡島瑠里乃「・・・・・・紗月さんの妹さんのいる学校だから」
岡島有理乃「っ・・・・・・!!」
岡島瑠里乃「大丈夫、姉が逮捕された分の不幸は取り返してあげるよ」
岡島有理乃「・・・・・・穂乃果ちゃんには悪いことしたと思う」
岡島有理乃「でも・・・・・・瑠里乃が何かする必要はないと思う」
岡島瑠里乃「ふふっ、お姉ちゃん、本当に私が妹さんのために高校選ぶと思ったの？」
岡島瑠里乃「私が選んだ本当の理由は、部活が強いからだよ」
岡島有理乃「瑠里乃、運動は大の苦手でしょ」
岡島瑠里乃「私がするんじゃないよ」
岡島瑠里乃「バスケとバレーの強豪校ってことは、背の高い人多いでしょ？」
岡島瑠里乃「私、背の高いの人ってカッコいいなーって思うの」
岡島有理乃「なんだ・・・・・・いつもの瑠里乃だね」
岡島瑠里乃「楽しんでくるね、恋もしたいし」
岡島有理乃「・・・・・・私みたいにならないでね」
岡島有理乃「あ、はーい！」
岡島瑠里乃「・・・・・・お姉ちゃん達は反面教師にしてるよ」

〇教室
岡島瑠里乃（・・・・・・同じクラスになれるとは）
岡島瑠里乃（緊張するけど・・・・・・話しかけるか・・・・・・）
岡島瑠里乃「あ、こ、こんにちは・・・・・・」
咲須穂乃果「なに」
岡島瑠里乃「あ、お姉さんのことは残念でしたね・・・・・・」
咲須穂乃果「姉・・・・・・あぁ、いたね」
咲須穂乃果「別に、今のあたしにはどうでもいい」