二軍の平凡JKがクラスに革命を起こす話

Charles

一学期終業式(脚本)

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〇学校の昇降口
藤本 薙「あっ・・・」
藤本 薙(前方に辻井くん発見!)
藤本 薙(今日は一学期の終業式、夏休みになれば辻井くんと会えなくなる)
藤本 薙(勇気をだして・・・話しかけて、お近付きになるの!)
藤本 薙「あのッ・・・」
辻井 光太「手紙?」
石田 大河「うぉぉ、ラブレター!さすが学年一のモテ男」
辻井 光太「いや、ラブレターとは限らないだろ」
辻井 光太「下手したら不良からの果たし状かも・・・」
石田 大河「そっちの方が有り得ねーから!」
辻井 光太「まぁ、手紙は教室で読むか」
辻井 光太「それより明日から夏休みだけど石田はどう過ごす?」
石田 大河「ほぼ野球の練習で埋めつくされてるよ・・・」
辻井 光太「あはは、頑張れ」
藤本 薙「ダメだ・・・話せなかった」
藤本 薙(それも全部訳わかんない手紙のせいよ!)
藤本 薙(・・・手紙、かぁ)
藤本 薙(それなら、自分の思いを伝えやすいかも?)

〇教室
小幡 莉奈「ねー、夏休みナイトプール行ってみたくない?」
岩崎 美琴「いいねぇ!超映えそだし!」
寺坂 莉夢「ナイトプール・・・2人とも大人だね」
小幡 莉奈「あはは、んな事ないよ」
岩崎 美琴「莉夢と彩香もナイトプール行こーね」
中島 彩香「うん、行ってみよー」
寺坂 莉夢「えっ!?」
中島 彩香「大丈夫、怖くないよ」
岩崎 美琴「うちらがついてるし!」
森野 七海「・・・なんか最近、不良系の人がいろんな人と仲良くなったりしてるよね」
副島 心夏「ホントそれ!結衣だって時々松尾と楽しそーに話してるし!」
森野 七海「・・・あの人たちって実は親しみやすいのかも?」
副島 心夏「ないないない!ギリ親しみやすいのは松尾と岩崎と小幡だけだと思う!」
副島 心夏「宮野はわかんないけど・・・残りの3人は見た目通りのヤンキーだから!」
副島 心夏「そんな事より、夏休みよ夏休み!」
副島 心夏「夏休みに公開される『ゾンビパレードからの脱出』って映画観にいきたいの!」
副島 心夏「三人で映画行こうよ!」
森野 七海「私は・・・別にいいけど、結衣ってホラー苦手じゃなかった?」
副島 心夏「あっ・・・完全にわすれてた」
副島 心夏「どーしよぉ・・・結衣のことハブにするのも悪いしなぁ・・・」
森野 七海「けど、私もあの映画面白そうって思ってたんだよね」
高橋 結衣「おはよっ!」
副島 心夏「あっおはよっ」
高橋 結衣「ねぇ、帰りに駅前に出来たベーグルのお店に食べに行かない?」
森野 七海「あー、ごめん、今日は家族と外食なの」
森野 七海「だから・・・明日みんなで遊んでその時に食べようよ」
高橋 結衣「いいねそれ!」
副島 心夏「・・・ゴメン、ウチベーグルって苦手なんだよね」
高橋 結衣「あっ・・・ごめんそうだったね」
高橋 結衣(そうだ、完全に忘れてた・・・)
副島 心夏「実は・・・さっき七海とホラー映画観に行こうって話をしてたの」
副島 心夏「でも、結衣って怖いの苦手じゃん?だから2人で行こうと思うの」
副島 心夏「だから、ベーグルも2人で楽しんできなよ!」
高橋 結衣「・・・じゃあ、そうしようかな」
森野 七海「じゃあどこかで二人の時間も作りなよ」
副島 心夏「いや、1番大事なのは3人の時間でしょ!」
副島 心夏「夏休みは有意義に過ごさなきゃ!」

〇渡り廊下
佐々木 猛志「話長すぎだろあのハゲ!」
石田 大河「おい、ハゲは俺にも突き刺さるからやめてくれ」
佐々木 猛志「あー悪い悪い」
佐々木 猛志「けどクソ暑い体育館で長くてつまんねー話を聞かされる身にもなれっての!」
谷野 連「せやかてお前・・・寝とったやろ」
佐々木 猛志「そりゃ寝るだろあんなの!」
谷野 連「よう立ったまま寝れるな・・・」
谷野 連「俺も眠かったけど立ってたから寝られへんかったわ・・・」
佐々木 猛志「なー貝島、あの話もーちょい縮めれたと思わねぇ?」
貝島 仁哉「確かに何回か言ってる事重複してたね」
佐々木 猛志「あははっ!お前結構言うじゃん!」
宮野 琉之介「ショーヤ、おっはよーう!!」
松尾 翔也「おぉ、琉!」
松尾 翔也「今日お前きちんと制服にしたのか」
宮野 琉之介「ショーヤ、ヤンキー卒業したじゃん?」
宮野 琉之介「だから、俺もいい加減おふざけはここまでにして真面目に生きようかなーって!」
松尾 翔也「・・・つってもお前、学年集会サボったろ」
宮野 琉之介「えー、だってさぁ学年集会ってつまんないし体育館クーラー効いてないから暑いし?」
宮野 琉之介「猛志くんが愚痴るのも無理ないよね〜」
松尾 翔也「何が真面目に生きるだよ・・・」
宮野 琉之介「まぁヤンキーがある日いきなり優等生になるなんてまぁ無理じゃん?」
宮野 琉之介「だから、少しづつ真面目になろうかなーって」
宮野 琉之介「まずはそだな・・・クラスの子達に優しくするとこから始める!」
松尾 翔也「・・・そうか、頑張れよ」
宮野 琉之介「なぁ、夏休み何して遊ぶ?」
宮野 琉之介「俺的には海は外せない!」
松尾 翔也「あえて、夜に行くか?」
宮野 琉之介「おー!それ超いい!」

〇学校の廊下
宮野 琉之介「明日から夏休みなの、テンションアガるね〜」
松尾 翔也「だな」
仁科 理人「はっすん、やっぱり誘ってあげようよ!」
宮野 琉之介「・・・?」
橋本 海斗「けどさぁ・・・誘ったところで来るか?」
橋本 海斗「松尾はいけたけど・・・」
仁科 理人「やって見なきゃわかんないじゃん!」
仁科 理人「それに、男子全員がいなきゃ意味ないし!」
宮野 琉之介「男子が・・・何?」
橋本 海斗「あ、宮野・・・」
仁科 理人「りゅーくん!夏休みに男子全員でご飯食べに行く計画立ててんだけどりゅーくんも来なよ!」
宮野 琉之介「えー、面白そーなことしてんじゃん!いくいく!」
橋本 海斗「お、マジ!?」
宮野 琉之介「つか、ショーヤも行くっしょ?」
松尾 翔也「おー、行くよ」
仁科 理人「やった!これであとは・・・」
宮野 琉之介「あー、村田ならやめといた方がいいよ?」
仁科 理人「・・・え?」
宮野 琉之介「完全にみんなのことコケにしてるから誘っても来ないと思う」
仁科 理人「そっ・・・か」
松尾 翔也「悪いな、けどこればっかりはしゃーない」
村田 瑛二「・・・クソッ!琉之介まで・・・!」
村田 瑛二「このままじゃ・・・マジで思い通りにいかなくなる!」

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