メイビー・ワールド ギャラリー

歯車

アサノとシロサキと消えた記憶 1(脚本)

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〇幻想空間
  ここは狭間の世界──現実世界と異世界の狭間にあり、世界同士が互いのバランスを保つ為に存在する世界である。
  そして、この狭間の世界には神話の時代からずっと螺旋の塔を守っている混沌の神が居た。
  彼の名前はカオン・カノス──
  ・・・・・・
カノス「君たち、よく来てくれたね・・・」
アサノ「は、はあ・・・?」
シロサキ「ええ・・・」
カノス「単刀直入で申し訳ないが、君たちにこの世界を守ってもらいたい」
アサノ「ええええ! いきなり胸アツ展開!?」
シロサキ「どういうことですか・・・?」

〇幻想空間
カノス「俺の力はもうじき無くなる・・・そうなるとこの世界にある螺旋の塔も崩れ、その先に繋がっている世界にも影響が出る」
カノス「アサノ クロオ よ」
カノス「君の想像力を貸してほしい」
アサノ「俺の想像力? そんなんで世界を救えるのか?」
カノス「この世界では想像力はそのまま力となる そして、俺の持つ「夢の欠片」を使えば具現化させることができる」
アサノ「だったら・・・俺、なんとかしますよ!」
カノス「ありがとう・・・」

〇幻想空間
シロサキ「何が起きたの?」
アサノ「分からない・・・何かが崩れて・・・」
カノス「まずい・・・螺旋の塔が・・・」
アサノ「おい・・・待て!」
シロサキ「行っちゃた・・・」

〇幻想空間
ボイド(螺旋の塔が崩れた・・・)
ボイド(これでオレは自由だ・・・)
カノス「ボイド! 何をするつもりだ?」
ボイド「あーあ、もう邪魔だなァ・・・」
ボイド「ぞろぞろと集まってきて・・・ 呼んでないですよ?」
カノス「ティアルを精神的に追い詰め最初の世界を壊したお前を、狭間の世界の外へ出すわけにはいかない!」
ボイド「はあ? なーに、全てを知っているみたいな事言ってるの? ティアルの事をいちばん分かってるのはオレだぞ?」
ボイド「お前こそ、世界を創るなんて責任重大な事をたった一人に任せるのが悪いんだ!」
クロレウス「黙れ!」

〇幻想空間
ボイド「残念、オレには効果がないようだ・・・」
ボイド「それでもオレの邪魔をするなら仕方ない・・・」
ボイド「ボイド・タイム」
カノス(もう俺には狭間の世界を維持する力が無い・・・)
カノス「お前たち、すまない・・・」
クロレウス「カノス!」

〇幻想空間
ボイド「オレはティアルが創った世界へ行く・・・  そして再び、世界を破壊するっ!」

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