8 目標(脚本)
〇古い大学
1年後
倉重海斗「俺の番号は・・・」
倉重舞香「受かれ〜・・・受かれ〜・・・」
倉重海斗「あ!有った!!」
倉重舞香「え!?何処何処!?」
倉重海斗「ほらあそこ!!」
倉重舞香「本当だ!!やったねお義兄ちゃん!!」
先輩との最後の試合の後、俺は自分がこれからどうするべきか考えていた。舞香からの意見や自分のこれまでを振り返り、
自分が何が好きなのか考えた結果、俺は先輩と同じ大学に受験し、またバトミントンを続けようと決めたのだ。
倉重舞香「おめでとうお義兄ちゃん!後は高校を卒業するだけだね!」
倉重海斗「あぁ、これで少しは肩の荷が降りたよ・・・」
雨宮聖奈「二人共、久し振り」
倉重海斗「先輩!!」
雨宮聖奈「その様子だと、無事に受かった見たいね」
倉重舞香「はい!お義兄ちゃん頑張りましたよ!」
雨宮聖奈「ふふ!新学期が楽しみね!これで私も、あの時の雪辱を果たせるわ!」
倉重海斗「先輩、やっぱり今も続けてるんですね」
雨宮聖奈「それが私だもの。ねぇ海斗君、貴方はこれからどうしたい?」
倉重海斗「俺、やっぱりバトミントンが大好きです。大学で鍛えて、本格的なプロに成りたいと思ってます」
雨宮聖奈「そっか・・・自分の目標、とうとう見つけたんだね!」
倉重海斗「はい・・・厳しいと思いますが、大学行ってもよろしくお願いします」
雨宮聖奈「えぇ、待ってるわ」
倉重舞香「あ〜あ・・・これでお義兄ちゃんと同い年だったら、私も受験して此処に来てたんだけどなぁ・・・」
倉重海斗「舞香、成っちまった物にケチ付けるなよ」
倉重舞香「だってもう高校にはお義兄ちゃん居なく成るし、正直詰まんないよ・・・こんな事なら年を誤魔化せば良かった・・・」
倉重海斗「そう行き急ぐなよ・・・家なら一緒に居られるし・・・」
倉重舞香「こんな風に生まれて来た自分を恨むわ・・・」
倉重海斗「おいおい・・・」
その後、俺は無事に高校を卒業し、先輩の居る心大学に進学した。進学して直ぐにバトミントン部に入り、本格的なプロの道を
行く事に成った。入部後、俺は先輩にまた告白してOKを貰って付き合う事に成ったが、それを聞いた舞香が号泣したのは、
また別の話だ。
ご視聴有難う御座いました。またのお越しをお待ちしております。
終始いい話でした!
倉重はやっぱり雨宮と同じ大学に行き、バトミントンを続けプロになる道を選びましたか・・・
色々と妹さんもお陰のような気もしますが・・・
ここまで登場人物が全員活躍しているのは凄いですね・・・
夏目心さん・・・凄いですよ!