日常生活-1(脚本)
〇古いアパートの居間
水城明音「母さん」
庭に1人の女性が産まれて半年くらいたったであろう赤ちゃんを抱いて現れた。
水城スミレ「あ、明音!?」
水城明音「母さんお願い、この子を」
赤ちゃんを抱いている女性は水城明音。
そして、もう1人の女性は水城スミレ。
水城スミレ「明音今までどこに?」
水城明音「ごめん・・・・・・」
水城スミレ「この子は・・・・・・?」
水城明音「私の子供なの」
地響きがする。
稀に力を使うと地響きがする場合があるらしい。
明音はその稀なタイプだった。
水城スミレ「この地響き。 そして、この力は」
水城明音「そういうこと」
水城明音「母さん。 私ね母さんの娘で幸せだったよ! だから。 明里をこの子をお願い」
水城明音「この子は明里。 あとはお願いね! 贅沢な暮らしとは言わない。 この子が幸せだと感じるようにしてあげて!!」
そう言うと再び地響きがすると、1通の手紙を残して明音は消えた。