第2話 ケイラの独善(脚本)
〇洞窟の入口(看板無し)
サミュエル鉱洞前
ケイレブ・スペンサー中将「『鍵』を渡せ」
ケイレブ・スペンサー中将「これは──国家命令だ」
キース・フォスター「軍ともあろう御方が武力行使とはね」
キース・フォスター「俺たちも消すつもりか?」
霧生華清(きりゅうかせい)「『俺たちも』・・・?」
霧生華清(きりゅうかせい)「まさか──!?」
キース・フォスター「ああ」
キース・フォスター「ここに駆けつけたタイミングからして」
キース・フォスター「こいつらは【マヤ】で会った男の協力者だ」
キース・フォスター「そして、あの男はこう言った」
違う! 俺たちじゃない!
キース・フォスター「なら、答えは一つ」
キース・フォスター「あんたらがこいつの爺さんを始末したんだろう?」
ケイレブ・スペンサー中将「東洋人の顔など覚えるものか」
霧生華清(きりゅうかせい)「まさか、本当に・・・!」
ケイレブ・スペンサー中将「くだらぬ」
ケイレブ・スペンサー中将「せめてもの情けだ」
ケイレブ・スペンサー中将「『鍵』を渡せば見逃してやる」
キース・フォスター「『鍵』ね」
キース・フォスター「遺物を手に入れてどうするつもりだ?」
ケイレブ・スペンサー中将「貴様が知る必要はない」
キース・フォスター「そりゃ残念」
霧生華清(きりゅうかせい)「こうなれば正面突破です!」
キース・フォスター「無茶言うな!」
キース・フォスター「あんたはともかく俺に武術の心得はない!」
霧生華清(きりゅうかせい)「では自分が盾になります!」
キース・フォスター「笑えないジョークだ!」
キース・フォスター「こんなものくれてやるよ!」
霧生華清(きりゅうかせい)「キースさん!」
ロブ・テイラー「兄貴ィ!」
キース・フォスター「ロブ!」
キース・フォスター「なんてこった・・・!」
キース・フォスター「ちっ、乗り込め!」
ケイレブ・スペンサー中将「撃て!」
霧生華清(きりゅうかせい)「キースさん!」
ケイレブ・スペンサー中将「捕らえろ」
霧生華清(きりゅうかせい)「うっ!」
キース・フォスター「キリュー!」
霧生華清(きりゅうかせい)「絶対に『鍵』を渡さないでください」
霧生華清(きりゅうかせい)「それは──『遺志』なんです」
ロブ・テイラー「そんなもん渡しちまってくださいよ!」
キース・フォスター「手遅れだよ」
キース・フォスター「こっちから手を出しちまったんだ」
キース・フォスター「渡したところで殺される」
ロブ・テイラー「俺が余計なことしちまったから・・・!?」
キース・フォスター「出せ」
ロブ・テイラー「ですが──!」
キース・フォスター「いいから早く!」
ロブ・テイラー「シット!」
ケイレブ・スペンサー中将「見捨てられたな」
霧生華清(きりゅうかせい)「いいんです、これで」
霧生華清(きりゅうかせい)「為すべきことは為しました」
アドルフ・フォスター大佐(『遺志』・・・ねェ)
アドルフ・フォスター大佐(さて、どうする?)
〇砂漠の基地
砂の街
スージァ
ロブ・テイラー「助けに行かない!?」
ロブ・テイラー「だったら俺ひとりでも──!」
キース・フォスター「早まるな」
キース・フォスター「東洋人の身は保証されている」
キース・フォスター「15年前からずっと、な」
ロブ・テイラー「パラディス条約・・・」
キース・フォスター「奴らはキリューの身内に手を出した」
キース・フォスター「『事故』に見せかけたようだが──」
キース・フォスター「2度目は通用しない」
ロブ・テイラー「ですが、このまま放っておくわけには!」
キース・フォスター「下手に突っ込めば蜂の巣だ」
キース・フォスター「それがわからないお前じゃないだろう?」
ロブ・テイラー「うっ・・・!」
キース・フォスター「ロブ、お前にとっては赤の他人だ」
キース・フォスター「気に病む必要はない」
ロブ・テイラー「ですが!」
ロブ・テイラー「・・・兄貴だって、見ず知らずの俺を 助けてくれたじゃないですか」
キース・フォスター「そう・・・だったか」
ロブ・テイラー「それにあいつは俺たちを庇って 捕まったんです!」
ロブ・テイラー「見殺しになんて、できません!」
キース・フォスター「見殺しにはしない」
キース・フォスター「こいつを使う」
ロブ・テイラー「今頃『鍵』を渡しても手遅れじゃ・・・」
キース・フォスター「こいつは『手段』だよ」
キース・フォスター「俺が使うのは──『目的』さ」
〇地下倉庫
一方その頃──
パラディス国軍駐屯地
霧生華清(きりゅうかせい)「目的は遺物ですか?」
霧生華清(きりゅうかせい)「ぐっ!」
ケイレブ・スペンサー中将「『物』と会話する趣味はない」
霧生華清(きりゅうかせい)「自分はあの人のことを何も知りません」
霧生華清(きりゅうかせい)「人質にとったところで──」
ケイレブ・スペンサー中将「憐れだな」
ケイレブ・スペンサー中将「あんな下民に興味などない」
ケイレブ・スペンサー中将「私の狙いは、はじめから──貴様だ」
霧生華清(きりゅうかせい)「自分・・・!?」
〇空
〇砂漠の滑走路
アドルフ・フォスター大佐「こう見えても、俺は大佐なんだがな」
キース・フォスター「任務のついでだろう?」
キース・フォスター「急いでくれ」
アドルフ・フォスター大佐「乗せてもらう奴のセリフじゃないよねェ」
キース・フォスター「サンキュー、ダッド」
アドルフ・フォスター大佐「心にもねェことを」
アドルフ・フォスター大佐「今日はどこまで?」
キース・フォスター「お任せ、かな」
アドルフ・フォスター大佐「世も末だねェ」
アドルフ・フォスター大佐「何が目的なのやら」
キース・フォスター(目的、か)
〇砂漠の基地
キース・フォスター「俺が使うのは──『目的』さ」
ロブ・テイラー「目的、ですか」
キース・フォスター「奴らは超古代文明の遺物を狙っている」
キース・フォスター「だから『鍵』を奪おうとした」
キース・フォスター「なら、こちらが先に遺物を確保すればいい」
キース・フォスター「遺物の交渉材料にしてキリューを助け出す」
ロブ・テイラー「今度こそ力づくで奪われるんじゃ──」
キース・フォスター「だからこそ、先に遺物を確保するのさ」
キース・フォスター「こちらには『鍵』がある」
キース・フォスター「強大な力をもった遺物さえあれば」
キース・フォスター「こちらの優位性は揺らがないよ」
ロブ・テイラー「う〜ん」
ロブ・テイラー「わかりました!」
ロブ・テイラー「俺もついて──」
キース・フォスター「いや、ひとりで行く」
ロブ・テイラー「何故ですか!?」
キース・フォスター「二人で行けば足を失う」
キース・フォスター「俺の愛車を見ただろう?」
ロブ・テイラー「ですが、それじゃあ──!」
キース・フォスター「仲間外れにはしないよ」
キース・フォスター「お前にしか頼めないことがあるんだ」
〇ピラミッド
ギデオン塔
アドルフ・フォスター大佐「奴らも動いてる」
アドルフ・フォスター大佐「命が惜しけりゃやめときな」
キース・フォスター「あいにく俺は欲張りでね」
キース・フォスター「横取りされると取り戻したくなるのさ」
アドルフ・フォスター大佐「せいぜい葬式には呼んでくれるなよ?」
キース・フォスター「死んでも呼ばないよ」
アドルフ・フォスター大佐「まったく・・・ガキだねェ」
〇坑道
ギデオン塔内部
キース・フォスター(物好きはいない、か)
〇砂漠の滑走路
アドルフ・フォスター大佐(1、2、3・・・)
アドルフ・フォスター大佐(ま、何とかなる数だな)
アドルフ・フォスター大佐(根回ししてやったんだ)
アドルフ・フォスター大佐(感謝しろよ、坊主?)
〇古代文字
キース・フォスター(古代文字か)
キース・フォスター(あいつなら読めるかもな)
キース・フォスター(この先か)
キース・フォスター「何故開かない!?」
荘厳な声「それは標(しるべ)でしかないからだ」
キース・フォスター「あんたは・・・!」
霧生華清(きりゅうかせい)「キースさん、退いてください」
キース・フォスター「何・・・!?」
ケイレブ・スペンサー中将「貴様に用はない」
ケイレブ・スペンサー中将「やれ」
霧生華清(きりゅうかせい)「・・・はい」
キース・フォスター「まさか『鍵』は・・・!?」
ケイレブ・スペンサー中将「惨めだな」
霧生華清(きりゅうかせい)「申し訳ありません」
霧生華清(きりゅうかせい)「選択を・・・間違えてしまいました」
キース・フォスター「やるせないな」
キース・フォスター「キリュー、あんたが──」
〇地下倉庫
霧生華清(きりゅうかせい)「自分こそが『鍵』・・・ですか」
ケイレブ・スペンサー中将「遠い過去に超古代文明を築き上げた先人 ──古代パラディス人」
ケイレブ・スペンサー中将「その血脈こそ遺物への扉を開く」
霧生華清(きりゅうかせい)「古代パラディス人の血統、ですか」
ケイレブ・スペンサー中将「さあ、大人しく案内してもらおうか」
ケイレブ・スペンサー中将「古代パラディス人がつくり上げた遺物へと」
ケイレブ・スペンサー中将「貴様には『標』がなくとも遺物の在り処が わかっておるのであろう?」
霧生華清(きりゅうかせい)「断ります」
霧生華清(きりゅうかせい)「貴方がたは信頼できません」
ケイレブ・スペンサー中将「あの男、キース・フォスターと言ったか」
ケイレブ・スペンサー中将「生かすも殺すも貴様次第だ」
霧生華清(きりゅうかせい)「・・・わかりました」
霧生華清(きりゅうかせい)「遺物の在り処──祖父の軌跡を辿りましょう」
〇コンピュータールーム
ケイレブ・スペンサー中将「起動しろ」
〇コンピュータールーム
ケイレブ・スペンサー中将「ムーア少尉」
ハロルド・ムーア少尉「はい」
ハロルド・ムーア少尉「破壊と再生 その先には何もない」
ケイレブ・スペンサー中将「行くぞ」
〇研究施設の廊下
〇黒
〇研究施設の廊下
霧生華清(きりゅうかせい)「針山地獄・・・!」
ハロルド・ムーア少尉「床が抜けるぞ!」
ハロルド・ムーア少尉「総員走れ!」
〇謎の扉
「開きません!」
霧生華清(きりゅうかせい)「この程度なら──」
ケイレブ・スペンサー中将「破壊の先には何もない、か」
ケイレブ・スペンサー中将「操作盤だ」
ハロルド・ムーア少尉「お待ちください!」
〇研究施設の廊下
ハロルド・ムーア少尉「跳び移るなど無茶です!」
ケイレブ・スペンサー中将「東洋人」
ハロルド・ムーア少尉「壁を・・・!?」
ケイレブ・スペンサー中将「まるでサルだな」
〇コンピュータールーム
〇研究施設の廊下
ハロルド・ムーア少尉「あの男、私たちを見捨てるつもりです!」
ケイレブ・スペンサー中将「助ける義理はない」
ハロルド・ムーア少尉「スペンサー中将!?」
ケイレブ・スペンサー中将「だが──甘い」
〇コンピュータールーム
霧生華清(きりゅうかせい)「命綱となるものはありますか?」
〇研究施設の廊下
ハロルド・ムーア少尉「受け取れ!」
〇コンピュータールーム
霧生華清(きりゅうかせい)「決して離さないように」
〇研究施設の廊下
「おわぁぁ!」
〇黒
〇骸骨
ハロルド・ムーア少尉「助かっ・・・た・・・?」
〇コンピュータールーム
霧生華清(きりゅうかせい)「怪我は?」
ハロルド・ムーア少尉「助かった」
ハロルド・ムーア少尉「まさかこのような罠があるとは」
ケイレブ・スペンサー中将「これは警告だ」
ハロルド・ムーア少尉「警告?」
ケイレブ・スペンサー中将「余計な真似をするな、とな」
〇歯車
ハロルド・ムーア少尉「部屋ごとリフトになっているとは」
ケイレブ・スペンサー中将「古代パラディス人の遺物」
ケイレブ・スペンサー中将「やはり我が手で掌握せねばなるまい」
〇古代文字
今後ともよろしくお願いします
キースさんは信用に足る人ですから
為すべきことを為すため、です
〇近未来の開発室
ケイレブ・スペンサー中将「起動しろ」
ハロルド・ムーア少尉「賢明な判断をすることだ」
霧生華清(きりゅうかせい)「くっ!」
〇近未来の開発室
ケイレブ・スペンサー中将「ムーア少尉」
ハロルド・ムーア少尉「はっ!」
細胞再生装置【ケイラ】
如何なる傷も治療せん
ハロルド・ムーア少尉「再生だけでなく破壊、分離、融合も可能です」
ケイレブ・スペンサー中将「不死の軍隊の完成だな」
ケイレブ・スペンサー中将「そうなればパラディス条約も──不要」
ハロルド・ムーア少尉「パラディス国が世界に君臨するのですね!」
霧生華清(きりゅうかせい)「また悲劇を繰り返すつもりですか!?」
ケイレブ・スペンサー中将「悲劇だと?」
霧生華清(きりゅうかせい)「ぐっ!」
ケイレブ・スペンサー中将「貴様らが仕組んだのであろう?」
〇島
15年前
東洋国との戦時下
パラディス島を襲った異常気象
数多の命が失われた局地的豪雨
『パラディスの悲劇』
〇近未来の開発室
ケイレブ・スペンサー中将「忘れたとは言わせぬぞ」
霧生華清(きりゅうかせい)「あれは天災です!」
ケイレブ・スペンサー中将「抜かせ」
霧生華清(きりゅうかせい)「ぐっ!」
逞しい男の声「野蛮なエスコートだ」
霧生華清(きりゅうかせい)「キース、さん」
ケイレブ・スペンサー中将「命を捨てに来たか」
ハロルド・ムーア少尉「判断を誤らないことだ」
キース・フォスター「キリュー」
キース・フォスター「言ったよな?」
キース・フォスター「勝手な真似はよせ、と」
霧生華清(きりゅうかせい)「申し訳ありません」
霧生華清(きりゅうかせい)「ですが、これが最善──」
キース・フォスター「俺に言ったよな?」
キース・フォスター「『鍵』を渡すな、と」
キース・フォスター「俺は俺の為すべきことを為す」
キース・フォスター「『鍵』を返してもらおうか」
ケイレブ・スペンサー中将「やれ」
「はっ!」
ケイレブ・スペンサー中将「特等席だ」
ケイレブ・スペンサー中将「堪能するといい」
霧生華清(きりゅうかせい)「どうして・・・!」
ケイレブ・スペンサー中将「遺物に当てるな!」
【ケイラ】「セーフティモード ニ 移行シマス」
【ケイラ】「機能ガ 制限サレマシタ」
キース・フォスター「軍人様の余裕かね?」
ケイレブ・スペンサー中将「貴様には当てられまい」
ケイレブ・スペンサー中将「所詮、兵役も全うしていない下民だ」
キース・フォスター「アナクロだね」
霧生華清(きりゅうかせい)「こんなもののせいで、また争いが・・・」
キース・フォスター「キリュー!」
キース・フォスター「2秒だ!」
キース・フォスター「2秒で全て守れる!」
ハロルド・ムーア少尉「鉛玉ならいくらでもくれてやる!」
キース・フォスター「1──」
ケイレブ・スペンサー中将「ぬ──!」
ケイレブ・スペンサー中将「があっ・・・!」
キース・フォスター「──2」
ケイレブ・スペンサー中将「かはっ──!」
ハロルド・ムーア少尉「中将ォ!」
〇近未来の開発室
霧生華清(きりゅうかせい)「ありがとうございます」
霧生華清(きりゅうかせい)「殺した・・・んですか?」
キース・フォスター「さて、どうする?」
ハロルド・ムーア少尉「決まっている」
ハロルド・ムーア少尉「私があの方の遺志を継ぐ」
キース・フォスター「勝手に殺してやるなよ」
キース・フォスター「おあつらえ向きのものがあるじゃないか」
キース・フォスター「棺桶で眠るなんて柄じゃないだろう?」
ハロルド・ムーア少尉「・・・この場は退こう」
キース・フォスター「賢明な判断だ」
キース・フォスター「キリュー」
霧生華清(きりゅうかせい)「はい」
【ケイラ】「対象ヲ カプセル内ニ セット シテクダサイ」
【ケイラ】「対象ヲ スキャン シマス」
〇電脳空間
【ケイラ】「修復完了マデ カプセル ヲ ロック シマス」
〇近未来の開発室
ハロルド・ムーア少尉「人智を超越している・・・!」
【ケイラ】「修復完了シマシタ」
【ケイラ】「エネルギー残量ガ 30% ヲ下回リマシタ」
霧生華清(きりゅうかせい)「エネルギー?」
【ケイラ】「星ノ エネルギー全般ヲ 指シマス」
キース・フォスター「枯渇するとどうなる?」
【ケイラ】「星ガ──滅ビマス」
キース・フォスター「まるでウィルスだな」
霧生華清(きりゅうかせい)「自分らが恩恵を得るために星を蝕むなんて」
キース・フォスター「今も昔も変わらないよ」
キース・フォスター「程度の問題さ」
キース・フォスター「やめときな」
キース・フォスター「上官様に叱られる」
「くっ!」
ハロルド・ムーア少尉「【ケイラ】があれば悲劇を乗り越えられる」
ハロルド・ムーア少尉「命を切り捨てていることに何故気付かない!?」
霧生華清(きりゅうかせい)「救う命よりも奪う命のほうが大きい」
ハロルド・ムーア少尉「命を天秤にかけるか」
霧生華清(きりゅうかせい)「命を天秤にかけたくないんです」
ハロルド・ムーア少尉「なんと愚かな」
〇近未来の開発室
霧生華清(きりゅうかせい)「キースさん」
霧生華清(きりゅうかせい)「申し訳ありませんでした」
キース・フォスター「何故謝る?」
霧生華清(きりゅうかせい)「あれほど勝手はするなと言われていたのに」
キース・フォスター「あんたは俺の頼みを断っただけだ」
霧生華清(きりゅうかせい)「ですが、キースさんは『鍵』を取り返して くれました」
霧生華清(きりゅうかせい)「恩を仇で返すなど、武道の精神に反します」
キース・フォスター「俺には関係ないね」
霧生華清(きりゅうかせい)「いえ」
霧生華清(きりゅうかせい)「もう縁があります」
キース・フォスター「つくり物だがね」
霧生華清(きりゅうかせい)「自分にとっては本物です」
それは・・・どうされたんですか?
それは──『遺志』なんです
【ケイラ】「全機能ヲ 停止シマシタ」
【ケイラ】「三十分後 全区域ガ 閉鎖サレマス」
【ケイラ】「課員ハ 速ヤカニ 退避シテクダサイ」
霧生華清(きりゅうかせい)「お待たせしました」
キース・フォスター「なぁ、キリュー」
〇豪華な部屋
真面目そうな好青年「過去を取り戻してほしい」
〇近未来の開発室
キース・フォスター「依頼人はあんたと瓜二つだった」
キース・フォスター「そして、あんたはこいつを『遺志』と呼んだ」
キース・フォスター「あんたは何を知っているんだ?」
キース・フォスター「キリュー」
霧生華清(きりゅうかせい)「その指輪は──祖父の遺品です」
キース・フォスター「何?」
霧生華清(きりゅうかせい)「キースさん、依頼人とは──」
〇警察署の霊安室
依頼人とは──祖父のことですか?
こんにちは!
霧生自身が鍵だったんですね!
捕まったけどさすがバディ
今回の活躍、アニメぽい演出もお見事でした
特に敵が罠にかかって落ちそうになるところをキリューが助けるシーン好きでした
躍動感の溢れるアクションシーン続きで目を奪われるようでした。そして骨太なキャラと設定が冒険物ストーリーと相まって魅力的ですね!
巨大な敵対勢力、ハイテクな古代遺物、息のあったバディでの戦闘など、冒険モノには欠かせない展開が次から次へと流れていき厨二心がくすぐられますね!
ハードボイルドな言い回しも相まって、昔の古き良き洋画の冒険ファンタジーを観ているようで洋画好きにはたまりません😋
キリューの祖父は古代遺物のタイムマシンでも使ってきたのでしょうか🤔
新たな謎も出てきて次回も楽しみです!!!!