【二話】動画投稿、始めました【初投稿】 (脚本)
〇SNSの画面
「音MAD 人生限界⭐︎サラリーマン(コメ付き)
「飛び降りサラリーマン集(2時間耐久)」
〇SNSの画面
「飛び込みで草」
「何がしたかったんだよこいつwww」
「何もかも失敗してて草」
〇インターネットカフェ
主人公「・・・」
主人公「・・・ネットを見るのはやめよう」
〇インターネットカフェ
女子高生の言う通り、僕はバズっていた
客観的に見て、風に流されて防火水槽に突っ込む様子は、確かに滑稽だった。
転載され、拡散された僕の動画には心無いコメントが書き込まれている
〇インターネットカフェ
主人公「どうすんだよこれから・・・」
主人公「働かねぇと、貯金もないし」
主人公「とりあえず、バイトでも始めるか・・・」
主人公「また死ぬか」
主人公「・・・それはもうごめんだな」
〇黒背景
飛び降りたときの恐怖は体にすっかり染み付いていた。
またあの恐怖を乗り越えて死ねる気はしなかった
〇ファミリーレストランの店内
店長「えーそうしましたらですね、面接はこれで以上になります」
店長「何かご質問はございますか?」
主人公「いえ、特には」
店長「採用の場合は、お電話を差し上げますので」
主人公「あ、はい」
店長「本日はありがとうございました」
〇ファミリーレストランの店内
バイト先は中々決まらなかった
〇インターネットカフェ
主人公「飲食、清掃、軽作業・・・」
主人公「これでもう何社目だ・・・?」
主人公「こんなに受かんないもんか?バイトの面接って」
〇テーブル席
店長「あー・・・、うちは今、採用やってなくてね・・・」
〇テーブル席
中には、履歴書を出すだけで突き返されるところもあった
恐らく、動画が原因なのだろう
〇駅のホーム
主人公「そろそろ働き始めないと本当にやばい」
主人公「・・・腹減った」
モブ「ねぇ、もしかしてあれ・・・」
モブ2「え、本物?」
主人公「・・・」
主人公「・・・逃げよう」
〇古いアパートの部屋
主人公「・・・」
主人公「腹減った」
主人公「冷蔵庫の中、なんかあったっけな」
主人公「・・・なんもねぇな」
主人公「・・・詰んでんな」
主人公「人生」
〇黒背景
それは、最後の抵抗だった
生き延びるための最後のアイデア
これが失敗したら、僕はまた死ぬつもりだった
〇木調
飛び降りた人「どうも」
飛び降りた人「「飛び降りた人」です」
飛び降りた人「生きるのがしんどくなって飛び降りたら、」
飛び降りた人「奇跡的に生還しました」
飛び降りた人「まぁ、生き延びたからと言って、金も食もありません」
飛び降りた人「おまけになんか、社会的に居場所も無さそうです」
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なかなか 傑作の予感がします!!
ステミの動画配信 ちょっと面白いですね!
先の展開が楽しみです👍
歩いているだけでヒソヒソされる世界、ツラすぎ……
開き直りの動画配信、まさかの一手にしてインパクト絶大ですね!無事生きてー!
コメント2回目ー❣️
GO GO主役❣️行け行け主役❣️
物語的には
幸せになれる事を祈ってます❣️