入学式-6(脚本)
〇異世界のオフィスフロア
あれから夏休みに入り私は父さんの会社でアルバイトをすることにした。
アルバイトしてれば、火山兄妹に会うこともないし、結城さんに会うこともないから。
広瀬悠奈「終わったあー!!」
女性社員「悠奈ちゃんのおかげで助かるわ」
広瀬悠奈「私も色々勉強になります」
私は、事務課の主任さんの補助をしていた。
夏休みなのに、相変わらず私の前には彼らが現れていた。
まるで"結城さんに言ったらどうなるかわかっているよな?"と言っているように。
そう言えば結城さん、私を生徒会にって誘っていたよね。
結城さんのそばにいれば言ってしまいそうだから、断ったけどね。
〇女性の部屋
もうすぐ夏休みが終わるある日。
沙羅ちゃんから電話がきた。
『あ、悠奈?あたしだけどさ、今度の土曜日バイトある?』
広瀬悠奈「ないよ! バイトは休みだよ」
『じゃあさ、夜、花火大会に行かないか?』
広瀬悠奈「花火大会!? 行く!」
『よし!決まりな、また、ラインか電話するからな』
沙羅ちゃんはそういうと電話を切った。
花火大会か、楽しみだな。
〇花火
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