叫んじゃうほど愛おしい

無知の無知

エピソード13 「そ、その・・・」(脚本)

叫んじゃうほど愛おしい

無知の無知

今すぐ読む

叫んじゃうほど愛おしい
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇センター街
東条 風(とうじょう ふう)「あぅあぅあぅ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、来たよー」
東条 風(とうじょう ふう)「あぅあぅあぅ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、大丈夫っ!?」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、香・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「大丈夫じゃありませんっ!! 緊張でゲ□吐きそうですっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「汚い言葉を使わないっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「ごめんなさいっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、大丈夫? ちゃんと寝れた?」
東条 風(とうじょう ふう)「緊張で、全然・・・。 今日も5時に来て・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「5、5時っ!?」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、いや、5、じゅ、15時っ!! 15時に来たっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「待ち合わせ12時なのに、15時なわけないじゃん・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、大丈夫? 寝れてないんでしょ?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「まだ待ち合わせまで1時間あるし、ちょっとぐらい寝てても・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「か、香、大丈夫だから!! ちょっと前まで、立寝してたからっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それは、本当に大丈夫・・・?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・はぁ、ごめんね。 私まで緊張しちゃって・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「ううん、全然」
東条 風(とうじょう ふう)「今日の遊び、香が一緒に計画してくれたから頑張れているわけだし」
東条 風(とうじょう ふう)「なんか、うまくいく気がしてきた!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そう思ってくれたなら、良かった」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「じゃあ、もう大丈夫、だね! 園へのデートのお誘い、頑張って!!」
東条 風(とうじょう ふう)「そ、園・・・?」
東条 風(とうじょう ふう)「あぁぁぁぁああああ!!!! 緊張するぅぅぅぅうううう!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「だ、大丈夫では無さそう・・・」

〇センター街
西條 園(さいじょう その)「お待たせ―っ!」
北原 そら(きたはら そら)「どどん、待たせたな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、園、そら!」
東条 風(とうじょう ふう)「そ、園っ!!」
西條 園(さいじょう その)「風、お待たせ。 今日は何時に来たの?」
東条 風(とうじょう ふう)「えっと、朝5時・・・」
西條 園(さいじょう その)「早っ!  ごめんね、待たせちゃって!!」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、いや、15時に・・・」
西條 園(さいじょう その)「昨日からってことっ!?」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、そうなっちゃうのかっ!!」
北原 そら(きたはら そら)「香、今日はうまくいきそう?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風と今日のこと色々と相談して、イメトレとかもしたけど・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「二人とも緊張しちゃって・・・」
北原 そら(きたはら そら)「なるほど・・・、 なんとなく想像はついていたが」
北原 そら(きたはら そら)「もし香が厳しければ私がフォローする。 出来る限りのことをしようか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そら、ごめんねぇ・・・」
西條 園(さいじょう その)「で、今日はどこ行くの?」
西條 園(さいじょう その)「風がプランを考えてくれているって聞いて、楽しみにしてたんだ~!」
東条 風(とうじょう ふう)「え、えと、今日はね・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「ご飯を食べて、ウィンドウショッピングして、デパートの上の観覧車に乗るのっ!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、風!?  今日のプラン、全部言っちゃうのっ!?」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、いや、えと・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「園、違くて! えっと、別に風と園が二人で観覧車に乗るとかじゃないからっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「香、それ言っちゃうっ!?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、やば・・・」
西條 園(さいじょう その)「え、えぇと・・・」
北原 そら(きたはら そら)「おい。 今、聞いたこと・・・」
北原 そら(きたはら そら)「全て忘れろっ!」
西條 園(さいじょう その)「無理無理無理無理っ!!」

〇ショッピングモールの一階
西條 園(さいじょう その)「ご飯、美味しかった~!」
東条 風(とうじょう ふう)「うん、すっごく!!」
東条 風(とうじょう ふう)(緊張で全然、喉を通らなかったけど・・・)
西條 園(さいじょう その)「じゃあ次は、 ウィンドウショッピング~♪」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、う、うん・・・」
西條 園(さいじょう その)「風?」
北原 そら(きたはら そら)「・・・・・・」
北原 そら(きたはら そら)「私はここで待ってようかな。 服にはあまり興味が無い」
西條 園(さいじょう その)「えー、そら、本当に?」
北原 そら(きたはら そら)「うむ、風と一緒にな」
東条 風(とうじょう ふう)「え、私!?」
西條 園(さいじょう その)「え~」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「じゃ、じゃあ。 園、私と一緒に行こっ!」
西條 園(さいじょう その)「え、えっと・・・」
西條 園(さいじょう その)「・・・・・・」
西條 園(さいじょう その)「うん、わかった。 香ちゃん、行こっ!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「じゃあ、風、そら、また後で!」
西條 園(さいじょう その)「後でね~」
東条 風(とうじょう ふう)「うん、後で!」
北原 そら(きたはら そら)「また後日」
北原 そら(きたはら そら)「さて、風、少し休め」
東条 風(とうじょう ふう)「え?」
北原 そら(きたはら そら)「緊張で疲れているだろうから、 園と引き剥がさせてもらった」
東条 風(とうじょう ふう)「バレてた? 実は結構、疲れちゃってて・・・」
北原 そら(きたはら そら)「この後が控えてるんだ、 今は力を蓄えたまえ」
北原 そら(きたはら そら)「ま、その代わりに私の与太話に付き合ってもらうがな」
東条 風(とうじょう ふう)「うん、ドンと来い!」
東条 風(とうじょう ふう)「なんか、こうやってそらと二人で喋るのは新鮮かも」
北原 そら(きたはら そら)「まぁ、私はいつも園と一緒にいるからな」
東条 風(とうじょう ふう)「私もいつも香と一緒にいるし、 自然とそうなっちゃうのかもね」
北原 そら(きたはら そら)「別に、風のことを嫌ってはいないぞ」
東条 風(とうじょう ふう)「もちろん、私もそらとは仲良いと思ってるよ!」
北原 そら(きたはら そら)「私は、風のことを面白いと思っている」
東条 風(とうじょう ふう)「それ、喜んでいいかな!?」
北原 そら(きたはら そら)「・・・園のことだが」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、そ、園?」
北原 そら(きたはら そら)「最近、あやつが楽しそうでさ」
東条 風(とうじょう ふう)「へぇ、そうなんだ。 昔から明るいのかと思ってた」
北原 そら(きたはら そら)「いや、昔から明るかったが・・・」
北原 そら(きたはら そら)「最近のあやつは自然体って感じがして」
北原 そら(きたはら そら)「風と会ったおかげかな」
東条 風(とうじょう ふう)「え、そ、そう?」
東条 風(とうじょう ふう)「そう言われると、 ちょっと嬉しいかも・・・」
北原 そら(きたはら そら)「だから、これからもあやつのことを頼むよ」
東条 風(とうじょう ふう)「うん、もちろん!」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・わかった」
北原 そら(きたはら そら)「わかったって言ったな」
北原 そら(きたはら そら)「今、わかったって言ったな」
北原 そら(きたはら そら)「よし、じゃあこれからは園との電話、園の愚痴、その他諸々・・・」
北原 そら(きたはら そら)「あと、園が私に払い忘れた報酬、 全部頼んだぞ」
東条 風(とうじょう ふう)「そういう意味だったのっ!?」

〇アパレルショップ
西條 園(さいじょう その)「この服、可愛いなぁ~」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ねっ!」
西條 園(さいじょう その)「風は、どんな服が好きかなぁ~」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風はジャージがいいって言ってたかな」
西條 園(さいじょう その)「あ、風が着る服じゃなくて、風をドキッとさせる服は、どんな服かなぁって」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、そっちね!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「園みたいな可愛い服が、ドキッとするんじゃないかな」
西條 園(さいじょう その)「本当に? ありがとうっ!」
西條 園(さいじょう その)「・・・香ちゃん、やっぱり風のこと、詳しいね」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そりゃ、昔からの仲だもん」
西條 園(さいじょう その)「・・・香ちゃん、ズルいなぁ。 そのポジション、奪いたいなぁ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「え、そ、園っ!?」
西條 園(さいじょう その)「嘘、冗談、冗談!」
西條 園(さいじょう その)「でも、羨ましいなぁって思う時は、 あるかな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そう? 園だって、風と喋ってるじゃん」
西條 園(さいじょう その)「でも、香ちゃんは風と電話したり、風と二人で部活に行ったりしてるでしょ?」
西條 園(さいじょう その)「・・・たまに思っちゃんだよね」
西條 園(さいじょう その)「もしも、風の隣にいる香ちゃんが私だったら、どんな気持ちなんだろうなーって」
西條 園(さいじょう その)「これは、本当」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・そんなの、すぐに風と園の方が仲良くなっちゃうよ」
西條 園(さいじょう その)「そう、かな?」
西條 園(さいじょう その)「もちろん、そのつもりで頑張るけどね! 欲しい物は絶対に譲らないタイプだし!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うん、応援してるっ!」
西條 園(さいじょう その)「その時は、香ちゃんでも容赦しないからね」
西條 園(さいじょう その)「引きずり落しちゃうからっ!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それは、冗談・・・? 本当・・・?」

〇ショッピングモールの一階
西條 園(さいじょう その)「戻って来たよー!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ごめんね、だいぶ時間かかっちゃった」
東条 風(とうじょう ふう)「ううん、全然大丈夫!」
北原 そら(きたはら そら)「風とのしりとりが盛り上がっていた所だ」
西條 園(さいじょう その)「じゃあ良い時間だし、観覧車、行こっか」
東条 風(とうじょう ふう)「うん、だね!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「そら、わかってるよね?」
北原 そら(きたはら そら)「このぐらいの空気なら、ギリ読めるぞ」

〇観覧車の乗り場
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、風、一緒に乗ろっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「うんっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「香とそらは・・・?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「私はいいや。 なんか、ちょっと体調的に、ね!」
北原 そら(きたはら そら)「私は、突発的に高所恐怖症になった」
東条 風(とうじょう ふう)「そっか、わかった。 ・・・ありがと」
東条 風(とうじょう ふう)「じゃあ、園、乗ろっか」
西條 園(さいじょう その)「うんっ!」

〇観覧車のゴンドラ
西條 園(さいじょう その)「観覧車に乗るのなんて、久々~」
西條 園(さいじょう その)「中学生以来かな?」
東条 風(とうじょう ふう)「私なんて、小学生以来」
西條 園(さいじょう その)「子供の時は、観覧車に乗るの、 凄く楽しかったな~」
西條 園(さいじょう その)「今も、楽しいけど!」
東条 風(とうじょう ふう)「うん、わかる!」
西條 園(さいじょう その)「あ、もうすぐてっぺんに着くんじゃない?」
東条 風(とうじょう ふう)「え、本当に?」

〇街の全景
  風「あ、本当だ! てっぺん!!」
  園「たか~い! あ、風、あそこに私達の学校、あるよ!」
  風「え? どこどこ?」
  園「ほら、あそこ!!」
  風「あ、本当だ!」

〇観覧車のゴンドラ
西條 園(さいじょう その)「まるで、遊園地みたいだねっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「ねっ!」
西條 園(さいじょう その)「・・・ねぇ、風?」
東条 風(とうじょう ふう)「園?」
西條 園(さいじょう その)「いつも、ありがとっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「園? 急にどしたの!?」
西條 園(さいじょう その)「私、中学校の時から、あんまり女の子の友達いなくて」
西條 園(さいじょう その)「だから、風に可愛いって言ってもらえて、こうやって毎日一緒に話してくれて、凄く嬉しいの!」
西條 園(さいじょう その)「だから、ありがとっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「そ、そんな、私の方だって・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「園と一緒に遊べてすっごく楽しいし・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「だから、ありがとっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「それでね、えっと・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「えっと、その・・・」
西條 園(さいじょう その)「風、どうしたの?」
東条 風(とうじょう ふう)「そ、その・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・・・・」
西條 園(さいじょう その)「・・・・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・なんでもない」
西條 園(さいじょう その)「・・・そっか」
西條 園(さいじょう その)「・・・もうすぐ下、着いちゃうね」
東条 風(とうじょう ふう)「えっ、あ、うん・・・」
西條 園(さいじょう その)「今日はありがとう、楽しかった」
西條 園(さいじょう その)「また、4人で遊びに来ようね!」
東条 風(とうじょう ふう)「う、うん・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「そうだね・・・」

〇観覧車の乗り場
西條 園(さいじょう その)「楽しかった〜!」
北原 そら(きたはら そら)「それは良かった」
西條 園(さいじょう その)「そらも、来れば良かったのに」
北原 そら(きたはら そら)「突発的高所恐怖症だから、仕方ない」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、ど、どうだった?」
東条 風(とうじょう ふう)「香、ごめん・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「失敗、しちゃった・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・そっか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「・・・お疲れ様、今日はもう帰ろ」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・うん」

〇開けた交差点
西條 園(さいじょう その)「今日は、楽しかったー!」
東条 風(とうじょう ふう)「う、うん・・・」
西條 園(さいじょう その)「観覧車、また乗ってみたいね!」
西條 園(さいじょう その)「次は、4人とかでねっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、うん、そうだね!」
北原 そら(きたはら そら)「そうか、うまくいかなかったか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うん、風がそう言ってた・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うまく、いって欲しかったけど・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「まぁ、仕方ないよ。 ほら、次また頑張ればさっ!」
北原 そら(きたはら そら)「うむ、そうだな」
北原 そら(きたはら そら)「次、か・・・」
西條 園(さいじょう その)「もうそろそろ、お別れだね」
東条 風(とうじょう ふう)「うん・・・」
西條 園(さいじょう その)「また今度、4人で遊ぼうねっ!」
東条 風(とうじょう ふう)「うん・・・」
西條 園(さいじょう その)「またね、風!」
東条 風(とうじょう ふう)「ま、また・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・・・・」

〇ショッピングモールの一階
北原 そら(きたはら そら)「だから、これからもあやつのことを頼むよ」

〇木造の一人部屋
  香「うん、良いと思う! 園も喜ぶと思うよっ!!」

〇教室
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、2人でどこか行こうね、風っ!!」

〇開けた交差点
東条 風(とうじょう ふう)「そ、その・・・」
西條 園(さいじょう その)「風?」
東条 風(とうじょう ふう)「わ、私と・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・私と、」
東条 風(とうじょう ふう)「私と、二人で遊びませんかっ!!!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「!!」
北原 そら(きたはら そら)「!!」
西條 園(さいじょう その)「えっ・・・」
西條 園(さいじょう その)「・・・・・・えっ!?」
東条 風(とうじょう ふう)「私、園と、二人で遊びたいっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「園と一緒にいると楽しいしっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「だから、二人で一緒に遊びたくてっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「だから、えっと・・・」
西條 園(さいじょう その)「風・・・」
西條 園(さいじょう その)「うん、もちろん! すっごく嬉しいっ!!」
西條 園(さいじょう その)「風、一緒に、二人で遊ぼっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「園っ!!」
北原 そら(きたはら そら)「なんだ、ただのめでたしめでたし、か」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、凄いじゃん」
北原 そら(きたはら そら)「・・・間に合って、良かった」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「間に合って?」
北原 そら(きたはら そら)「いや、こちらの話だ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「でも、うまくいって良かった~!」
北原 そら(きたはら そら)「何を言う、これから大変になるぞ」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あぁ、確かにね・・・」
西條 園(さいじょう その)「ねぇ、風、風! 二人で、どこ行こっか!! 風は、どこに行きたいか、決めてる?」
東条 風(とうじょう ふう)「い、いや、まだ全然何も決めてなくて、えっと・・・」
西條 園(さいじょう その)「じゃあ、二人で電話して決めよっか!」
西條 園(さいじょう その)「・・・いいかな?」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、う、うん! も、も・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「もちろん、です!」
西條 園(さいじょう その)「やったーっ! ありがとう、風っ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「こちらこそ、ありがとっ!!」

〇女性の部屋
  風「うわぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
  風「デート誘っちゃったぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
  風「どうしようぅぅぅぅぅぅぅううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「結局、うまくいっても叫ぶんだから・・・」

〇学生の一人部屋
  園「きゃぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
  園「風に誘われたぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
  園「幸せぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
北原 そら(きたはら そら)「その幸せは風にぶつけろ、バカタレが」

〇黒
南沢 香(みなみさわ かおり) 「結局、うるさいのは変わり無し・・・」
北原 そら(きたはら そら)「耳が、もう限界だ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「早く、二人で電話してくれないかな」
北原 そら(きたはら そら)「まったくだ」
  エピソード13
  「そ、その・・・」
  ~ 完 ~

次のエピソード:おまけ② エピソード色々

コメント

  • ホロ苦展開かと思わせたところでの風の突撃、いやーよかったですね(ラストの叫び電話以外)
    今回は珍しい組み合わせ×2で新鮮な感じでしたね!
    そして、ゲ□・・・見事な伏字ですww

成分キーワード

ページTOPへ