ドジな好きな子と雨宿り

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ドジな好きな子と雨宿り(脚本)

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〇教室
平松結菜「・・・・・・・・・・・・」
平松結菜「んー・・・・・・」
島田大我(結菜さん・・・・・・めっちゃ可愛いな)
島田大我(結菜さんと隣の席になれたのは、俺の人生で1番の幸運だな!)
先生「おい平松!起きろ!!」
平松結菜「ん・・・・・・?」
先生「平松!!!」
平松結菜「あ・・・・・・は、はい」
先生「早く教科書だせー」
平松結菜「は、はい・・・・・・え、えっと〜・・・・・・」
平松結菜(あれ、忘れてきちゃった・・・・・・?)
島田大我「お、俺が貸そうか?」
平松結菜「いいの?ありがとう!」
平松結菜「島田くん優しいね!」
島田大我「え、そ、そう・・・・・・?」

〇教室
平松結菜「教科書見せてくれてありがとね!」
島田大我「お、おう」
島田大我「他の教科書はあるの?」
平松結菜「流石にあるよ!」
島田大我(なんだ・・・・・・)
平松結菜「でも、体育着は忘れちゃった」
島田大我「お、俺の貸すよ!」
平松結菜「いや〜、流石にサイズ合わなくない?」
平松結菜「それに、島田くんが体育受けられなくなっちゃうし」
島田大我「俺長袖の方着るから!」
平松結菜「それなら私が長袖の方着るよ・・・・・・」
島田大我「じゃ、その方向で──」
島田大我(いや・・・・・・よく考えたら、好きな子に自分の体育着着せようとしてるのめちゃくちゃキモくないか・・・・・・?)
島田大我「や、やっぱりやめとこう、男子のなんて嫌だろ?」
平松結菜「私は気にしないけど・・・・・・島田くんが気になると思うしやめとくね」
島田大我(これ・・・・・・ドン引きされたかな)

〇教室
平松結菜「ああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
島田大我「び、びっくりした・・・・・・どうしたんだ?」
平松結菜「お、お弁当忘れちゃった・・・・・・」
平松結菜「楽しみにしてたのに・・・・・・」
平松結菜「ハンバーグ・・・・・・あったのに・・・・・・」
島田大我(た、確か俺の弁当にもハンバーグあったはず・・・・・・!)
島田大我「は、ハンバーグならあるぞ!!」
平松結菜「えっ・・・・・・?」
島田大我「ほら、2つあるから1個やるよ」
平松結菜「い、いいの・・・・・・?大切なハンバーグ・・・・・・」
島田大我「全然、他にも色々食べろよ」
島田大我「食わないと午後から元気出なくなるぞ」
平松結菜「あ・・・・・・ありがとう・・・・・・!!!」
平松結菜「教科書も、体育着のこともあって思ったんだけど・・・・・・」
平松結菜「島田くんって優しいんだね・・・・・・!」
島田大我「え、そ、そう?」
平松結菜「うん!」
平松結菜「色々ありがとね!」

〇大きな木のある校舎
平松結菜「・・・・・・・・・・・・」
平松結菜(傘も忘れた・・・・・・ていうか、予報になかったし・・・・・・)
島田大我「・・・・・・雨か」
平松結菜「島田くん、部活は?」
島田大我「今日は休み、結菜ちゃ・・・・・・平松さんは?」
平松結菜「ほら、体育着忘れちゃったから」
島田大我「そういえばそっか」
島田大我「それにしても・・・・・・こんな雨降ってるなんてな・・・・・・」
平松結菜「島田くんも傘無いの?」
島田大我「予報に無かったからな・・・・・・」
平松結菜「じゃあ、カバン頭に乗せて帰ろっか!」
島田大我「え〜・・・・・・」
平松結菜「それしかないよ!」
平松結菜「ほら、行こう!」
島田大我「あ、ま、待って・・・・・・!」

〇川に架かる橋
平松結菜「だ、ダメだ・・・・・・雨が強すぎるよ・・・・・・」
平松結菜「くしゅん!!・・・・・・寒い・・・・・・」
島田大我「とりあえず、そこの建物に避難しよう」

〇広い更衣室(仕切り無し)
平松結菜「よかった・・・・・・やっと雨凌げるよ〜・・・・・・」
平松結菜「・・・・・・くしゅん!」
島田大我「なぁ、熱でもあるんじゃないか?」
平松結菜「え?」
平松結菜「ち、ちょっと測ってもらってもいいかな?」
島田大我「え、お、おう・・・・いいのか?」
平松結菜「お願い」
  大我は結菜の額に手を当てる。
島田大我「熱い・・・・・・やっぱ熱あるだろ」
平松結菜「言われてみたら・・・・・・朝からぼーっとしちゃってた・・・・・・」
平松結菜「くしゅっ・・・・・・!」
島田大我「ほら、上貸してやるから」
平松結菜「あ・・・・・・ありがと・・・・・・」
島田大我「雨が少し弱くなってそうだし、帰っちまおうぜ」

〇一軒家
平松結菜「うっ・・・・・・さむい・・・・・・」
島田大我「ゆっくり体休めろよ?」
平松結菜「うん、ありがとね」
平松結菜「・・・・・・・・・・・・」
平松結菜「優しかったな・・・・・・大我くん」

コメント

  • これはド直球な恋愛モノ!完全に2人の世界でしたねー!教室内では、傍から見たら大我くんの好意はバレバレでしょうしww
    2人きりの雨宿りってドキドキするシチュエーションですよねー

  • この学校の生徒は結菜と大我だけなの?とツッコミたくなるほど全てのシチュエーションが完全に二人だけの世界なのがすごい。大我は文字どおり「結菜しか見えない」状態なんだなぁ。高校時代にこういう胸キュンな思い出が作れる二人が羨ましくなりました。

  • 体操着まで貸してあげようとしたところが可愛くてしょうがないです! こう優しくされたら私もきっと好きになってしまうだろうなあとふんわりした気持ちにさせてもらえました。

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