本当にあったそんなに怖くない話

あきやま

エピソード3 迷子?(脚本)

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〇地下駐車場
  それは母と妹とショッピングセンターに買い物に行った帰りのことでした。
  そのショッピングセンターは駅前にあって、駐車場は隣接している立体駐車場を借りているという所でした。
  内部通路もなく、だから駐車場を利用する時はいちいち外に出なければなりませんでした。
  その時も車を止めてある階に行くためにエレベーターに乗った所、腕を組んだ男女と子どもが
  後から入って来ました。
  正直、少しおかしいとは思っていたんです。
  だって母親だろうに子どものことを気にも止めていないようだったので。

〇エレベーターの中
  ですが、次の階に着いた時子どもが先に降りて行きました。
  男女は乗ったままです。
  あ、何だ、親子じゃなかったのか。
  もしかしてネグレクトをちょっと疑った身としては恥ずかしかったです。
  そして次の階で、男女も降りて行きました。

〇エレベーターの中
  男女が、降りて完全に扉が閉まってから私は口を開きました。
  本人達の前では噂話はしにくかったので。
  「てっきり親子だと思ってたけど、違ったんだね」
母「何を云っているの? 子ども何ていなかったわよ?」
妹「何云っているの?」
  「え、だって子どもいたよね? 途中で降りて行ったけど・・・」
母「子ども何て最初からいなかったわよ?」
妹「ちょっと! 怖いこと云わないでよ!」
  そこでようやく子どもは私にしか見えてなかったことに気づいたのです。

次のエピソード:エピソード4

コメント

  • キャーーッ😱
    作者さん、もしかして、
    霊能力とかあります⁉️

  • ウォウ。ガチの霊感強い方でしたか。普通に人間みたいに見えてるんですね。
    スゴい!

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