エピソード4(脚本)
〇古風な和室(小物無し)
それは親戚一同が、祖父母宅に集まった時之ことです。
私はバイトがあったので、後から行くことにしました。
私が行った時には、もうほとんどが揃っていて、そこには単身赴任をしている叔父もいました。
あ、帰って来てるんだ。
挨拶しなきゃ、と皆が集まっている所に顔をのぞかせて・・・叔父の傍に誰かいるのが見えました。
女の人です。
髪の長い人でした。
べったりと叔父にくっつくようにしているので、誰だろう? と思いました。
不思議に思っていると、その女の人がこちらを見そうになりました。
ヤバい、目が合う!? と思いました。
理屈ではなく直感的に目が合うとヤバいことになると思ったのです。
慌てて私は、ちょっとトイレとか飲み物をとってくるとか適当なことを云ってそこから逃げ出しました。
そのころにはもうその女の人は、この世の者ではないと何となくわかっていたので。
〇ダイニング(食事なし)
母「どうしたの? 戻って来ないの? ここじゃ食べる物何もないでしょう?」
う、うん・・・そうだけど・・・女の人が・・・
母「女の人?」
叔父さんに女の人がべったりくっついていて・・・あれ、絶対良くないものだよ。
お祓いに行った方が良いと思う。
その時の私はてっきり死霊がくっついていると思っていたのです。
だから良くないことが起こる前にお祓いに行った方が良いと思ったのです。
母「・・・わかった。じゃあ、それとなく云ってみるね」
母と叔母は姉妹で、叔父はその叔母の旦那さんなんです。
私の云うことはあまり信じなくても母の云うことなら信じるかもしれません。
それにこちらは忠告はしたのでその後は自己責任です
〇明るいリビング
それから1ヶ月くらいたったある日、ふと女性の霊が憑いていた叔父のことを思い出しました。そういえばどうなっただろうと──
そういえば叔父さんどうなった? お祓い行ったかなぁ?
母「ああ・・・あれね。実は浮気をしていたみたいで・・・ほら、単身赴任中だったでしょう?」
母「その相手の女の人の霊だったみたいで・・・」
えっ、生き霊だったってこと!? 怖っ・・・
ちなみに叔母は離婚をせずに再構築を選んだそうです。
ぎゃああー
単身赴任中の
浮気相手の生き霊って
いうヤツですか❗️
す、凄い‥😭
生者も思いの強さで生霊になるんですね!
ある意味、幽霊より怖いかも?
お母さんから話を聞いたおじさんの反応が知りたかったですね。
面白かったです✨