入学式-3(脚本)
〇ハイテクな学校
葉山勇「ったく、結城のやつは」
ん?
あれは、広瀬さんと・・・・・・。
なんであいつらが??
葉山勇「ひ・ろ・せ・さ・ん?」
俺が話しかけると、彼女は凄く驚いていた。
そんなに驚かなくても。
広瀬悠奈「え? は、葉山さん!?」
葉山勇「今の・・・・・・火山(ひやま)兄妹だよな? 何、話してたの?」
広瀬悠奈「何も話してないですよ?」
葉山勇「話せないことでも話してた?」
広瀬悠奈「ただ、挨拶しただけですよ」
葉山勇「本当に?」
広瀬悠奈「はい!!」
広瀬さんは話そうとしない。
だから。
かまかけてみた。
葉山勇「結城を避けてることと関係あったりする?」
広瀬悠奈「な、なんのことですか?」
広瀬さん、そんなに動揺しなくても。
結城と一緒で噓がつけないんだから。
葉山勇「何を言われたの?」
広瀬悠奈「な、何も言われていません!!」
葉山勇「でも。 今、一瞬、、、動揺していたよね・・・・・・?」
広瀬悠奈「き、気のせいですよ! それじゃあ、私、帰りますから」
そういいながら広瀬さんは、走り去っていく。
さてと、どうするかな。
葉山勇「仕方ない。沙羅に頼むか」
あ、沙羅というのは、俺の彼女。
気が強いけどいい女なんだ。
ダメもとで電話してみるか。
鹿子生沙羅「はい、もしもし?」
葉山勇「あ、沙羅? 俺だけど!」
鹿子生沙羅「あたしの知り合いに俺なんて奴いませんが?」
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