エレメンスストーリー(大陸侵略編)

良し

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〇華やかな裏庭
ライアス「やぁ!!」
トーマス「なかなかやるな、コレはどうだ?」
ライアス「おっと!!」
黒騎士アレックス「ほう・・・腕を上げたな二人共」
ライアス「へへっ、そりゃ兄貴のおかげっスよ」
トーマス「はい、兄者のおかげです・・・あれ?」
黒騎士アレックス「どうした?」
トーマス「いえ・・・王子が見えてます」
黒騎士アレックス「マルク王子!?どうしてこちらへ?」
マルク「あ、あ、あのアレックス様・・・僕に剣術を教えてくれませんか?」
黒騎士アレックス「え?剣術を?でも王子には剣術の先生がいるのでは?」
マルク「はい、でもアレックス様にも教わりたいのです」
黒騎士アレックス「わかりました、但し国王と先生の許可を貰って下さい、じゃ無いと私が怒られますので」
マルク「うん、すぐに聞いてくる」
黒騎士アレックス「まさか剣術を教えてくれとはな・・・」
ライアス「いいんじゃっスか、教えても?」
トーマス「でも勝手に教える訳にもいかないだろ?」
黒騎士アレックス「うむ、だから許可をもらわないとな」

〇謁見の間
マルク「父上!!あ、先生もいらしていたのですか?お話があるのですが?」
光国国王「どうした?」
マルク「あの・・・アレックス様に剣術を習いたいのですが・・・駄目でしょうか?」
光国国王「何!?アレックスに?儂は構わないが、先生はどうだ?」
剣術の先生「私も別に構わないのですが、何故わざわざ許可を?」
マルク「あ、はい、アレックス様が父上と先生がいいと言ったら教えてくれるって」
剣術の先生「なるほど・・・わかりました、よろしいですよ」
マルク「やったーありがとうございます、アレックス様に言ってきます」
剣術の先生「マルク様、私も行きます・・・国王様、失礼します」
光国国王「アレックスに剣術を習いたいとは・・・余程気に入ったようだな」

〇華やかな裏庭
マルク「アレックス様!!父上と先生が教えてもらってもいいって」
黒騎士アレックス「そうですか、で、そちらの方は?」
剣術の先生「初めまして、アレックス殿、マルク様に剣術を教えている者で御座います」
黒騎士アレックス「アレックスです・・・マルク様、先生と少しお話ししたいので、あちらでライアス達と稽古して貰ってもいいですか?」
マルク「はーい」
黒騎士アレックス「何故、マルク様に剣術を教えてもよいと許可を?」
剣術の先生「確かに不思議と思われるでしょうね、それには訳があります、マルク様に教えいる剣術は、あくまで護身用で御座います」
剣術の先生「ただ、帝国の脅威が何時光国に及ぶか解らない状況です、なので実戦で使える剣術も必要かと思っています」
黒騎士アレックス「なるほど・・・でも私のは剣術とは程遠いと思われますが?」
剣術の先生「それでいいのです、いくら型が綺麗でも実戦で使えないと意味がありませんので」
黒騎士アレックス「わかりました、できる限りの事は致します」
剣術の先生「よろしくお願いします」

〇山中の川
マルク「アレックス様、今日は何を?」
黒騎士アレックス「魚釣りですよ、マルク様、それと『アレックス』で呼んで構いません」
マルク「わかりました!!ところで、どうして魚釣りを?」
黒騎士アレックス「今日はゆっくりしようと思いまして、魚釣りは嫌いですか?」
マルク「ううん、初めてなので・・・」
黒騎士アレックス「なるほど、わかりました、では教えますのでやりましょう」
マルク「うん!!」
マルク「いい風だね、アレックス」
黒騎士アレックス「そうですね・・・おっと」
マルク「わぁ釣れた、凄い!!」
黒騎士アレックス「おお、コレはいい型だ・・・ん?」
マルク「わっ!!熊だ!!」
黒騎士アレックス「マルク様、静かに・・・それ」
熊「ガウッ!!」
マルク「あぁ、びっくりした」
黒騎士アレックス「大丈夫ですか、マルク様、ああいう時は慌てず静かにしないと、熊も興奮しますので」
マルク「うん、わかりました」

〇山中の川
マルク「たくさん釣れたね、アレックス」
黒騎士アレックス「そうですね・・・おっとこんな時間になったか、マルク様、帰りましょうか?」
マルク「はい!!あー楽しかった、また魚釣りに来ようね」
黒騎士アレックス「ええ、いいですよ、また来ましょう」
マルク「うん、約束だよ」

〇謁見の間
四天王ウォルター「陛下、光国のクライム殿をお連れ致しました」
皇帝バルデウス「おう、我ら帝国に付くと聞いたが、本当か?」
クライム「はい、我々三領主、バルデウス様にご協力する所存に御座います」
皇帝バルデウス「そうかそうか、但し裏切るとどうなるか、わかってるだろうな?」
クライム「も、もちろんです」
皇帝バルデウス「よし、ウォルターとエメルダは雷国を攻めよ!!」
「は!!」
皇帝バルデウス「はっはっは、コレで大陸統一は目前だ!!」

次のエピソード:陥落

コメント

  • 今回は日常回でしたね☺
    緊迫した状況だからこそたまには息抜きも大事だと思いきや、最期に陰謀を匂わせる引き……見事でした☹

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