EP.6 真昼の大決闘(脚本)
〇西洋の街並み
ガルア(デート・・・か・・・ シルヴィアさんはどんな場所が好きなんだろうか?)
ガルア「・・・む? あれは・・・シルヴィアさん?」
ガルア「シルヴィアさーーん!!! この間の事はすみませんでしたーー!!! 俺と一緒に・・・」
ガルア「・・・て、アレ?」
コハク「・・・僕と、付き合っていただけませんか?」
シルヴィア「えっと・・・あの・・・その・・・」
ガルア「シルヴィアさん・・・? この方は誰なんですか?」
シルヴィア「ガ、ガルアまで!?」
コハク「シルヴィアさん、この方はお知り合いですか?」
シルヴィア「いや、知り合いというか、なんというか・・・」
ガルア「ていうかそもそも、お前はシルヴィアさんの何なんだよ! あと誰だよお前!」
コハク「僕の名前はコハクと言います 自己紹介が遅れて申し訳ありませんでした」
コハク「シルヴィアさんとは先ほどたまたま出会って・・・ それで、その・・・」
コハク「一目惚れを・・・してしまいまして」
ガルア「ハァ!? ついさっき出会った程度でシルヴィアさんに近寄ろうとしたのか!?」
ガルア「テメェ・・・俺を差し置いて出し抜こうとはなかなかいい度胸してるじゃねえかよ」
シルヴィア(いやコイツ何勝手に彼氏ヅラしてるのよ・・・)
ガルア「上等じゃねえか!! 俺とお前、どっちがシルヴィアさんと付き合うのに相応しいか勝負しようじゃねえか!!!」
シルヴィア「ちょ、アンタ何勝手にそんな事──」
コハク「いいでしょう その勝負、引き受けさせていただきます」
シルヴィア「コハクまで・・・!」
ガルア「よし、そうと決まれば明日の正午、ここに集合だ! 分かったな!?」
コハク「了解しました それまでにお互い、コンディションを固めておきましょう」
コハク「シルヴィアさん、僕はあなたに相応しい男になってみせますよ・・・」
シルヴィア「ちょ、ちょっと!コハク!」
ガルア「シルヴィアさん・・・ そういう事なんで、明日はよろしく」
シルヴィア「ちょっ、ちょっと!! 勝手に決めないでよ!!!!」
〇西洋の街並み
そして次の日の正午──
シルヴィア「うう・・・すごい人だかり・・・ 恥ずかしいんですけど・・・」
マルク「シルヴィアと付き合おうとするヤツが二人もいるなんて・・・ 世間はほんと狭いよなぁ」
マルク「モテモテじゃねえかよ! この!この!」
シルヴィア(うう・・・ ウザい・・・)
プッチィ「あ、見て! 二人が来たよ!」
ガルア「フン! 逃げずにここまで来るとはいい度胸じゃねえかよ」
コハク「あなたこそ、怖気付いて来ないかと思っていましたよ」
ガルア「ほう、なかなか言ってくれるじゃねえか・・・」
ガルア「じゃあさっさと終わらせてやるぜ!!!」
プッチィ「す、すごい気迫だ・・・! ガルアのこんな姿、初めて見たかも・・・!」
マルク「こりゃあ想像以上だ・・・! どっちが勝つのかさっぱり分からん!」
シルヴィア「2人とも・・・私のためにここまで・・・」
???「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
シルヴィア「え!? ちょっ、何!?」
アスカ「この勝負!! ボクも参加させてください!!!!」
ガルア「え!? いや、ちょっ、誰!?」
コハク「すいません、これは僕と彼の問題ですのであなたは──」
アスカ「今だ! スキありぃ!!」
コハク「うっ・・・」
ガルア「コ、コハクが・・・一撃で・・・」
アスカ「よし、じゃあ次はキミの番だよ! オオカミさん!」
ガルア「ヤバい! やられる!!」
アスカ「おりゃァァァァァァ!!!!!」
ガルア「まさか・・・こんな事・・・が・・・」
アスカ「へっへーん!! 見たか!ボクの強さを!」
マルク「おいおい・・・ アイツが全部持っていっちまいやがったよ・・・」
プッチィ「ガルア・・・めちゃくちゃ痛そうだったな・・・」
シルヴィア「ちょ、ちょっとそこのアンタ!!」
シルヴィア「勝手に勝負に乱入して何してんのよ!? アンタは関係ないでしょ!?」
アスカ「いや、ボクはただ・・・ なんか面白そうな事してるな〜と思って・・・」
アスカ「そもそもこの人たちって、なんで戦ってたんですか?」
シルヴィア「それは・・・その・・・」
シルヴィア「勝った方が・・・私と付き合うっていう勝負で・・・」
アスカ「え!? じゃあ、ボクはお姉さんと付き合わないといけないんですか!?」
シルヴィア「いや、それはコイツらが勝手に決めた事だし・・・ そもそもアンタ女の子じゃ・・・」
アスカ「・・・いいっすよ」
シルヴィア「・・・へ?」
アスカ「ボク、お姉さんの彼氏?になります!」
シルヴィア「・・・え?」
シルヴィア「えぇ〜〜〜!?!?」
人外にばかりモテるシルヴィアに笑ってしましましたw
飛び入り参加の新キャラが強すぎる!シルヴィアは一体誰と……?き、気になる……!
シルヴィアさんを賭けての果し合い、これは王道の展開!……とワクワクしていたら、アスカさんww
バトルファンタジーとラブコメの融合、楽しいです!