実家(脚本)
〇女の子の一人部屋
独身のころ、
実家の自室で寝ていた時のお話です────
おけの「う・・・ん・・・」
おけの「なんだか、目が覚めちゃった」
おけの「ん? 何か聴こえる?」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
子どもの声が、隣の家から聞こえて来た。
おけの「子どもの声が、2人分?」
おけの「わざと窓から顔を出して言ってる気がする」
おけの「うるさいなぁ。 夜中なのに・・・文句でも言ってやろうかな」
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
おけの「・・・なんか、息継ぎしてない」
おけの「本当に、隣の家の子?」
おけの「怖くなって来た」
おけの「・・・寝よう」
私が寝ている間も、
子どもの声は聞こえ続け
そのまま私は寝入った────
朝になると、声はなくなっていて
人間だったのかどうかわからないままです。
隣家のお子様がうるさいのだなー、と流してしまいそうなところでの、、、息継ぎがない!?
瞬時に背筋にアレが走る感覚ですね。。。
あーーは怖いですね。多分幽霊。相手しないに限ります。
実家といえば…
夢から覚めても手に夢でみたオモチャがあったことが。
え?って思ったら黒い手が襖から伸びてオモチャを捕まれました。抵抗したのですが凄い力で引っ張られ、手から離れた隙に黒い手はゴムバンドのようにオモチャを襖の暗闇に引きずり込み、扉がしまりました。
目が覚めていた僕は怒りにまかせて襖をあけたのですが、オモチャは見つかりませんでした。