第4話、恐怖!️知恵伊豆登場!️(脚本)
〇海岸の岩場
松平信綱(知恵伊豆)「ここが原城か──」
松平信綱(知恵伊豆)「お忍びで攻略の下見に来たけど、 なかなか風光明媚な 天然の要害じゃないか」
松平信綱(知恵伊豆)「フフフ‥」
松平信綱(知恵伊豆)「この上に居るのだな 天草四郎──」
天草四郎時貞「呼んだ?」
天草四郎時貞「ワカメ取り?」
天草四郎時貞「いいけどさ──」
天草四郎時貞「早く城戻らないと 満潮になるよー」
天草四郎時貞「バイバーイ」
松平信綱(知恵伊豆)「何だアレは 私を完全に一揆勢と間違えとるな」
松平信綱(知恵伊豆)「アヤツ‥今海の上を走って行かなかったか!?️」
松平信綱(知恵伊豆)「いや、落ち着け信綱、アレは海が遠浅なだけなのだ、きっとそうだ、そうに決まってる‥」
天草四郎時貞「あのー」
天草四郎時貞「早く帰らないとおかーさんとか心配する‥」
松平信綱(知恵伊豆)「戻って来るな」
松平信綱(知恵伊豆)「ん、待てよ、今おかーさんとか 言ってたな‥」
松平信綱(知恵伊豆)「おかーさんか‥」
松平信綱(知恵伊豆)(使える‥)
松平信綱(知恵伊豆)「題して‥」
松平信綱(知恵伊豆)「おかーさん作戦!️」
実話‥💧
〇荒野の城壁
有家監物(ありえけんもつ)「今までのあらすじ!️」
有家監物(ありえけんもつ)「2度の防衛に成功した」
有家監物(ありえけんもつ)「我が一揆勢は!️」
有家監物(ありえけんもつ)「翌、寛永15年(1638年)1月1日には」
有家監物(ありえけんもつ)「攻め込んで来た幕府側の板倉重昌の自軍4000人に死傷者を出し、板倉は眉間に銃弾を受け死亡──」
有家監物(ありえけんもつ)「圧倒的じゃないか我が軍は」
有家監物(ありえけんもつ)「あっはっは──」
有家監物(ありえけんもつ)(後は、ポルトガルの援軍さえ来れば‥)
美和の母「あなた、 それがね‥」
美和の母「みそ五郎に兵糧の味噌を全部食べられちゃったのよ」
有家監物(ありえけんもつ)「え!?️」
〇沖合
有家監物(ありえけんもつ)「コリャ、みそ五郎、」
有家監物(ありえけんもつ)「城の皆の分の魚獲ってこーい!!️」
みそ五郎「へっくしっ!️」
みそ五郎「へーっくしっ!️」
みそ五郎「腹減ッタ──」
みそ五郎「でも」
みそ五郎「天草の魚美味い オレ皆んなの分いっぱい獲る」
みそ五郎「親方きっと許してくれる」
その時──
それは兼ねてから一揆勢が
援軍を頼んでいた
友軍のポルトガル船
などでは無く──
幕府の老中松平信綱(知恵伊豆)の命を受け
原城を砲撃しに来たオランダの軍艦デ・ライプ号だった
何だあの化け物は
我々の船よりデカいとは
しかし我々の目標はカステールハラだ
取り敢えず打っておくか
時に1638年(寛永15年)1月11日──
この1週間前の1月4日
老中・松平信綱(知恵伊豆)が
板倉重昌に代わり一揆勢の討伐軍の総大将と
なった──
〇草原
益田四郎時貞(幼少時)「お父さん!️」
益田四郎時貞(幼少時)「ほらっ、凄いでしょ、鳩!️」
ほー、拾ったのか!?️
益田四郎時貞(幼少時)「違うよー、私の手から生まれたの」
うーむ・・・
‥四郎よ、これからその力は、手品と言う事にするのだ。決して他人に見せてはイカン。
益田四郎時貞(幼少時)「?よくわからないけど、お父さんがそう言うならそうします?」
サンタマリヤ、今からこの子を貴女に捧げます。アーメン。
今からこの子は貴女の子です。
御存分にお使い下さい。
‥ろりん
〇屋敷の一室
天草四郎時貞「う‥」
‥ろりん
しろりん!️
天草四郎時貞「ハッ」
有家監物(ありえけんもつ)「婿殿、良かった目を覚ました」
お美和「しろりん‥」
お美和「何故・・・」
お美和「味方のはずのポルトガルの船が爆撃を‥」
天草四郎時貞「何だって」
天草四郎時貞「あ、そうだ、俺何かの直撃を受けて‥」
天草四郎時貞「吹っ飛ばされたのか‥」
天草四郎時貞「壁に大穴が‥」
天草四郎時貞「借景・・・」
お美和「オーシャンビュー・・・」
もちろんこれは知恵伊豆の心理作戦で
当時オランダと戦争状態にあったポルトガルには他国の一揆勢を顧みる余裕はもはや無く──
その事を籠城中の四郎達が知る由も無かった──!!️
美和の母「大変よ!️みそ五郎が!!️」
天草四郎時貞「え!?️」
第5話につづく──
あのスチル画像はみそ五郎だったのかーー!
何度見ても分からなかった謎が氷解
いやいや相変わらずフリーダムなノリ
楽しませていただきました
ありがとうございます
幕府側のメインキャラ・松平信綱もついに登場ですね。……才あれど徳なし、と紹介されなくてよかったですww
そんな中、海の上を歩くエピソードをさらりと放り込む具合が楽しいです!