EP.5 相談(脚本)
〇暖炉のある小屋
マルク「えええぇぇぇ!? けっっっっ結婚を申し込まれた!?」
シルヴィア「ちょっ!! マルクうるさい!!」
マルク「お、おお・・・ すまんかった・・・」
マルク「それにしてもまさかお前がなぁ・・・ そうか、お前もそんな歳か・・・」
シルヴィア「ちょっと、なに結婚するみたいな話になってんのよ? 私はあの時断ったんですけど・・・?」
シルヴィア(・・・恋愛もした事ないのに、いきなり結婚だなんて)
シルヴィア(何考えてんのよ、あのバカ狼・・・)
賞金稼ぎ「おい聞いたか? シルヴィアに結婚を申し込んだヤツがいるらしいぜ?」
賞金稼ぎ「ああ知ってるよ まさかそんな物好きがいるとはねぇ・・・」
賞金稼ぎ「こうなると、明日は槍の雨が降るかもしれませんな・・・」
シルヴィア「そこ、聞こえてるんですけど・・・?」
「す、すいませんでしたぁッ!!」
〇ヨーロッパの街並み
プッチィ「ええぇぇぇぇ!!!!???? 結婚を申し込んじゃったの!?」
ガルア「ああ・・・ あの時はフラれたけど、諦めがつかなくてな・・・」
プッチィ「でもいきなり結婚って・・・ちょっと重すぎない? こういうのって普通、少しづつ仲良くなってからするもんじゃ・・・」
ガルア「それは俺も後になって思った・・・ ちょっと先走りすぎたな・・・」
プッチィ「でもまさか、ガルアからそんな話が出るとはね〜 今まで力自慢とかうまい飯とか、そんな話ばっかしてたのに・・・」
ガルア「プッチィ、なんかいいアドバイスとかないか?」
プッチィ「う〜ん、そうだねぇ・・・」
プッチィ「まずはデートにでも誘ってみれば? 二人だけでいろんなところに行ってみるんだよ」
ガルア「デート・・・か・・・ でもどういう所に行けばシルヴィアさんは喜んでくれるんだろうか・・・?」
プッチィ「なんか綺麗な景色の場所とか、そういうのがいいんじゃない?」
ガルア「綺麗な場所か・・・」
ガルア「よし、今度会ったら誘ってみるか! ありがとう、プッチィ!」
プッチィ「いやいや、こっちは友達としてちょっとアドバイスしただけだよ」
プッチィ「ところで、この間あげた「ネガイソウ」は使ったの?」
ガルア「いや、使おうと思ったら蓋が固くて・・・ 無理矢理開けようとしたけど手が滑ってそのままパリンと・・・」
プッチィ「あちゃ〜・・・」
〇西洋の街並み
シルヴィア「・・・結婚かぁ」
シルヴィア「ほんとあの狼、何考えて──」
シルヴィア「キャッ!」
コハク「あ!! すいません!」
コハク「大丈夫・・・ですか?」
シルヴィア「ええ、まぁ・・・」
コハク「・・・綺麗な瞳ですね 吸い込まれてしまいそうだ・・・」
シルヴィア「・・・へ?」
シルヴィア(もしかして・・・このパターンは・・・)
コハク「あなた、お名前は?」
シルヴィア「え、シルヴィア・・・ですけど」
コハク「シルヴィアさんですか・・・ 僕はコハクと言います」
コハク「「虎」と「白」を合わせてコハク(虎白)・・・です」
シルヴィア「トラ・・・?シロ・・・?」
コハク「あ、すいません・・・ 僕の故郷の言葉でそう書くというだけです」
コハク「・・・で、話を戻すのですが・・・その・・・」
コハク「・・・僕と、付き合っていただけませんか?」
シルヴィア(やっぱりぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!!)
まさかのラブコメ展開の連続に笑ってしまいました笑
これからどうなるのか楽しみにしながら続きを読んでいきたいと思います☺
シルヴィアさんに突然のモテ期到来!獣人からですがww
コハクさんのビジュアル、このストーリー世界にピッタリでいい感じですね!