エピソード1(脚本)
〇川に架かる橋
暗い道路。一人の少女が居座っていた──
Nanaka_「っ──」
Nanaka_「寒、くはないと思うけど──腹が減った、」
Sota.「──ん?どうしたんだ?」
Sota.(服、っていうか、ぐちゃぐちゃじゃん。腹も鳴ってる)
Sota.(まさか、捨て子なわけ──)
Nanaka_「そう、なの」
Sota.「え?」
Nanaka_「僕、捨てられたの」
Sota.「な、なんで分かる?」
Nanaka_「読めるの、心」
Sota.「じゃあ、飯はどうしてんの?服も──びしょ濡れだし」
Nanaka_「・・・」
Sota.「もうめんどくせぇから連れて帰るよ。(抱っこする)」
Nanaka_「っ!?///」
〇高級マンションの一室
Sota.「ちょっと狭いけど、ゆっくりしてて」
Nanaka_(ま、まさか連れてかれるとは思わなかったけど・・・)
Nanaka_(意外と優しいかも・・・//)
Sota.(勢いで連れてきちゃったけど・・・これは人を助けてるだけ・・・助けてるだけ・・・!)
Sota.「あ──」
Nanaka_「っ──!!」
Nanaka_「なんか、いる!!あそこに──!!ポロポロ」
Sota.「え、いないよ──」
Nanaka_「こっちッ、来んなッ──」
Nanaka_「クソ野郎っ!!──(アクロバット)」
Sota.「!?!?」
Sota.「お前、まさか──」
Sota.「56し屋の人ッ!?」
Nanaka_「シー。(口を塞ぐ)」
Nanaka_「ッ──」
Nanaka_「カブッ」
Sota.(吸血鬼か・・・)
Nanaka_「んッ・・・/」
Nanaka_「ううん、お風呂はいってくる──」