ゴリラと勉強1(脚本)
〇説明会場(モニター無し)
五柴未琴「・・・・・・んー、まだかな」
不破大雅「よお、未琴(みこと)!」
五柴未琴「おー、来た来た。 今日は遅かったね、なんかあった?」
不破大雅「わりーわりー! 今日もサッカー部の先輩がサッカー部に勧誘してきてさ」
五柴未琴「そっか。 大雅(たいが)の運動神経えげつないもんね。ゴリラ・・・・・・」
不破大雅「誰がゴリラだよ!?」
五柴未琴「ごめんよ。 じゃ、勉強始めようか」
自分達が通っている高校、中野高校は、放課後許可を出せば、空いている教室を自習室として利用できる。
今日も自分の友達、大雅と勉強をしているところだ。
不破大雅「なあ未琴〜、ここわかんねー」
五柴未琴「これ、中学校1年の内容じゃん・・・・・・」
不破大雅「復習がてらやろうと思ったんだけど、全然わかんね」
このように、大雅は勉強がとてもとても苦手なので、こうして自分が教えている。
不破大雅「代入? なにそれ。 離弁花・・・・・・こんなの習ったか?」
五柴未琴「・・・・・・」
勉強がひと段落終わったので、大雅を眺める。問題に四苦八苦する大雅を見るのは、面白いとも思うが・・・・・・好きだ。