#2 村会議.使命(脚本)
〇屋敷の大広間
ムーガート村長「では、これから村会議を始める!」
ムーガート村長「まずは、昨日の襲撃の件について当事者のドランから」
ドラン「はい!」
ドラン「昨日の夜、森の方で大きな音がしました」
ドラン「それで様子を見に行ったら魔王軍の使いを名乗る魔物と遭いました」
マグドーラ副村長「なるほど~興味深い話ですね」
ドラン「副村長!?」
ドラン「遠征にいってたはずでは?」
マグドーラ副村長「ついさっき戻ってきたところだ」
ムーガート村長「それで、収穫は?」
マグドーラ副村長「非常に興味深い文献を見つけまして」
ムーガート村長「ほう?」
マグドーラ副村長「それは、ドラン!お前の一族に関するものだった」
ドラン「えっ!?」
マグドーラ副村長「お前の父親が勇者(ハンター)だったのは知っているな?」
ドラン「は、はい」
マグドーラ副村長「お前の一族は代々、勇者の一族なのだ」
ドラン「そうなんですか!?」
マグドーラ副村長「あぁ、つまりお前にも勇者となって魔王と戦う使命があるのだ!」
ドラン「やっぱり!」
マグドーラ副村長「「やっぱり!」というのは?」
ドラン「実は最近、謎の男に夢の中で勇者になることについて聞かされてたんです」
マグドーラ副村長「なるほど、運命は決まっているということか」
マグドーラ副村長「では、冒険に行くまでに渡すものがある」
ドラン「なんですか?」
マグドーラ副村長「ムーガート村長!祠の鍵を」
ムーガート村長「わかった、ついにこのときが来たのか」
マグドーラ副村長「こちらに来なさい」
ドラン「はい!」
〇洞窟の深部
ドラン「ここは?」
マグドーラ副村長「村長宅の地下にある祠だ」
マグドーラ副村長「それで、冒険に行くにしたがってお前は守護龍を1体連れていくことができる!」
ドラン「守護龍...古い本などに載っている空想の存在ですよね?」
マグドーラ副村長「いや!守護龍は実在する、勇者との旅に備えて祠で力を蓄えているのだ」
「グォーーー!!」
ドラン「ワッ!!なんの声ですか?」
マグドーラ副村長「奥で守護龍が待っているのだ、早く行くぞ」
ドラン「はい!」
マグドーラ副村長「この奥に2体の龍がいる、それぞれ全く異なる生態をしている」
マグドーラ副村長「そして、お前には片方を同行させられる...つまり選ぶ必要があるのだ」
ドラン「はい、」
水龍「少年よ私を選ぶのだ」
イフリート「いや!そこの小僧!俺様を選ぶのだ」
ドラン「ちょっと待って!いきなり選べって言われても...それぞれの特徴を教えてください」
水龍「ふむ、賢き少年だ一理ある」
イフリート「ヒャッハー!言い考えだ小僧!」
水龍「私を選べば私の他の存在全てをを凌駕する知識を授けよう、そして我が剣、水龍刀を与えよう」
イフリート「そんなもん、ダメだな!」
水龍「なに!」
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