涙石病は一度も望んでない

叶星 麗

フィオニに連れてかれると(脚本)

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叶星 麗

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〇城の廊下
ラピス「・・・」
ローズ「お、お姉ちゃん⁈」
ローズ「なんで・・・」
ラピス「別に家なんだからいいでしょ」
ローズ「それ、私のドレスなんだけど?」
ローズ「お父様に買ってもらった大切なドレスなんで着てるの?」
ローズ「今日あの人に会う予定があんだけど」
ラピス「だから?」
ローズ「私そのドレスを着ようと思ったのになんであんたが着てるの? 汚いのがうつるじゃない」
ラピス「なに?命令?」
ローズ「私より下なんだからいいじゃない(位)」
ラピス「私の方が上だよ?」
ローズ「話しが通じない」
ローズ「これだからバカは」
ラピス「位のことでしょ?知ってて言ったけど」
ローズ「は?」
ラピス「うるさい」
ローズ「きゃっ」
メイド「お嬢様!」
ローズ「うっ、うっ、お姉様が私を押したわ 私ただ、間違ったことを教えただけなのに・・・ (嘘)」
ラピス「それくらいで泣くのは弱すぎよ 嘘つきさんは」
ローズ「お、お姉ちゃん💢」
ローズ「ま、待って」
ローズ「お姉ちゃん、行かないで?」
ラピス「・・・」
ローズ「・・・」
ローズ(これは、まずいなぁ)
ラピス「このまま誰にも会わないようにしなきゃ」
ラピス「きゃっ」
フィオ二「おっとこれは失礼」
フィオ二「大丈夫ですか?」
ラピス「・・・はい、大丈夫です」
フィオ二「手を・・・」
ラピス「大丈夫なのでご心配なく・・・」
フィオ二「そ、そっか・・・」
フィオ二「あ、自己紹介まだだったね」
フィオ二「フィオニと申します」
ラピス「ラ、ラピスです・・・」
フィオ二「ラピスって・・・ローズ姫の部下ではありませんでしたっけ?」
ラピス(部下なわけないじゃん 嘘の情報多すぎでしょ)
ラピス「部下ではありません」
フィオ二「し、失礼」
ラピス「大丈夫です・・・」
フィオ二「ちなみにそこでなにしてるの?」
ラピス「家出をしようかと」
フィオ二「なら私の屋敷来たらどうです?」
ラピス「遠慮します・・・」
ラピス(8回目の時みたいに死にたくないからね)

〇菜の花畑
  ラピスの8回目の人生
ラピス「雨が・・・寒い・・・」
フィオ二「そこでなにしてるのレディー?」
ラピス「その・・・家出をしてしまって・・・」
フィオ二「家がないのかい?」
ラピス「はい・・・」
フィオ二「なら私の屋敷へ来なさい」
ラピス「ありがとうございます!」
  私は騙されてた

〇屋敷の牢屋
ラピス「ここは・・・」
フィオ二「あなたの・・・家ですー」
ラピス「きゃっ」
ラピス「血が・・・痛い・・・うぅぅ」
フィオ二「その顔たまらないなぁ もっともっと宝石を出せ そして赤い宝石を出せ」
ラピス(なに言ってんの? 赤い宝石? 血が止まらない・・・ 誰か・・・助けて・・・)
剣士「フィオニ様血が服についておられます」
フィオ二「あぁ・・・悪い悪いw」
フィオ二「あとは任せたよ」
剣士「はい・・・.」
ラピス「うぅ」
剣士「ラピス様 大丈夫ですか?」
ラピス「えっ・・・?」
剣士「血が止まりませんね」
ラピス「どうせ、あなたも私を殺しにくるんでしょ」
剣士「あははは・・・」
ラピス「あああああああ」
剣士「正解・・・よくできたね」
ラピス「どう、して・・・」
剣士「あなた様が望んだことですよ? どうせ殺すんでしょってね」
ラピス「うぅ」
剣士「・・・本当はしたくないけどなボソッ」
ラピス「えっ?」
剣士「ちょっとやりすぎました」
ラピス「血が止まった・・・」
フィオ二「なな、見つけた 赤い強い宝石は死ぬ時にでる涙らしいぜ」
ラピス「・・・っ」
フィオ二「見せてくれ ラピス お前の涙を」
フィオ二「やってくれ」
剣士「その・・・」
ラピス「やだ・・・死にたくない・・・」
剣士「・・・っ」
フィオ二「使えねぇな」
ラピス「・・・」
剣士(・・・そんなすぐ人が死ぬなんて・・・)
フィオ二「貴様クビにする」
剣士「わかりました・・・」
剣士「残酷な世界だ」

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