囚われの邪神と生贄の少女

歯車

エピソード4 経過報告(脚本)

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〇諜報機関
キール「あの二人いい感じじゃないですか・・・」
アーザル「俺は気に入らないな・・・」
キール「嫉妬ですか?」
アーザル「フィアーノが心配なだけだ!」
キール「いくら心配しようと、生贄なんですからいつかは喰われるでしょう・・・」
アーザル「お前ほんと・・・」
アーザル「人の心が無いな・・・」
キール「そもそも私はヒトじゃありませんし・・・」
アーザル(擬人種・・・ 皆が皆キールのようなやつばかりではないと思うが・・・)
アーザル(奴らも化け物のような力を持っている事は確かだ・・・)
アーザル(擬人種を生み出した創造神ティアルは無責任だな・・・)
アーザル(まあ、神話の時代の話だ・・・ 俺がとやかく言っても仕方ないか・・・)

〇諜報機関
  ジャミラスから通信が入った。
ジャミラス「先日の一件でセキュリティを強化してくれたようだな」
キール「あっ、ハイ さすがにガバすぎましたからね・・・」
アーザル(俺も侵入者が居たなんて気が付かなかったな・・・)
ジャミラス「それで、邪神の様子はどうですか?」
キール「ええ、まあ・・・順調ですよ」
ジャミラス「邪神はフィアーノのことを気に入ってくれたでしょうか?」
キール「もちろんです!」
ジャミラス「そうか、良かったなフィアーノ・・・」
アーザル(・・・?)
ジャミラス「引き続き、キールには邪神の力を覚醒させるための研究を任せる」
キール「分かりました・・・」
アーザル(ジャミラスはいったい何を考えているんだ?)
アーザル(まさか、本当に世界を終わらせるつもりなんじゃ・・・)
アーザル「キール、ジャミラスは何を考えてると思う?」
キール「さあ? 興味ないですね」
アーザル「言うと思った・・・」

〇魔法陣のある研究室
レイベル「フィアーノ、たくさん話を聞いてくれてありがとう・・・」
フィアーノ「はい! 楽しかったです」
レイベル「そろそろ戻ったほうが良い、また明日」
フィアーノ「はい! 必ず来ます」

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