黒猫にそそのかされて家族四人で異世界を旅することになったけれど思っていた以上に大変なので早く帰りたい

NekoiRina

プロローグ(脚本)

黒猫にそそのかされて家族四人で異世界を旅することになったけれど思っていた以上に大変なので早く帰りたい

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〇占いの館
リナ「どうして・・・」
ケイコ「ハハ?どうしたの?」
リナ「ケイちゃん、見て?」
ケイコ「ハハが占いで使ってるタロットカード?」
リナ「絵柄が消えちゃったの」
ケイコ「ええ!?ほんとだ・・・」

〇占いの館
  見つけた・・・見つけたぞ・・・
リナ「な、なに!?」
ケイコ「水晶の中から・・・!」

〇占いの館
タナカ「にゃー」
「ねーーこーーー!!!?」

〇島国の部屋
カリナ「ちょっと」
カリナ「そんな変な猫、家に入れないでよ」
リナ「だって~」
タナカ「お前!何様のつもりだ!」
カリナ「カリナ様よ。お前こそ何様よ」
シュン「どうしたアル?」
タナカ「偉大なる母君よ、こやつらが何者か説明してはもらえぬだろうか?」
リナ「え、ああ・・・はい・・・」

〇幻想2
  長女のケイちゃん。美大に通う1年生で、ミス美大なの!法螺貝も吹けるんだよ!
  次女のシュン!薬剤師を目指す中学3年生。中華アニメにハマってこんな喋り方に!
  末っ子のカリナ!医者を目指す小学5年生!めっちゃくちゃ優秀なんだよ!

〇島国の部屋
リナ「うちは四人家族なの」
リナ「猫ちゃんも自己紹介してくれる?」

〇芸術
タナカ「私の名はタナカ」
タナカ「悪い魔法使いに呪いをかけられ、こんな姿に変えられてしまったのだ」
タナカ「元に戻る方法は、ただひとつ」
タナカ「魔力を持ったタロットカードを」
タナカ「22枚集めること」

〇島国の部屋
カリナ「タロットカードなら母が持ってるわよ」
リナ「あ~・・・えーっと、それがね?」
ケイコ「絵柄が消えちゃったんだ」
タナカ「それこそ私が探し求めていたもの」
リナ「そうなの?」
タナカ「その真っ白なカードに魔物を封じ込め、魔力を持つカードを生み出すのだ!」

〇島国の部屋
カリナ「今の日本に魔物なんていないわよ?」
タナカ「異世界にはウジャウジャいるのだ」
シュン「ひとりで勝手に行ってこいアル」
タナカ「そうしたいのは山々だが・・・」
タナカ「この姿で魔物を捕らえるのは不可能なのだ」
タナカ「だからどうか・・・」
タナカ「私の手助けをしてくれぬか!」

〇島国の部屋
ケイコ「手助けって、まさか異世界に行くってこと?」
タナカ「その通り」
リナ「お手伝いしたい気持ちは山々だけど、シュンとカリナは義務教育中なのよ~」
タナカ「ギムキョウイク?」
リナ「学校に行かないといけないの」
シュン「異世界!!行こう!!!」
シュン「タナカを救えるのは私たちしかいない!」
カリナ「異世界にも学校はあるわよ」
ケイコ「あんたら・・・学校サボりたいだけやん」
タナカ「素晴らしい心意気だ!」
タナカ「そうと決まれば、今すぐ出発だ!」

〇塔のある都市外観
カリナ「うわぁ!なんだかすごく近未来的な世界!」
リナ「タナカにそそのかされて勢いで異世界に来ちゃったわけだけど・・・」
リナ「魔物ってどうやって探せば良いの?」
タナカ「母君よ、絵柄が消えた真っ白なタロットカードは忘れずに持って来られただろうな?」
リナ「うん、あるよ」
タナカ「これさえあれば、このカードにおさめるべき魔物に自然と引き寄せられるはず」
シュン「都合のいい話アル」
リナ「とりあえず今日はもう日が暮れるから、どこか泊まれる場所を探そうか?」

〇植物園のドーム
カリナ「ハハ!見て!素敵な建物!」
カリナ「私、あそこに泊まりたい!」
リナ「ホテル?泊まれるのかな?」
ケイコ「てか私たち、この国のお金持ってないけど」

次のエピソード:慈愛の犠牲者(1)※謎解き有

コメント

  • こんにちは
    猫が好きなので猫が出てきて嬉しかったです
    美人姉妹がどのように異世界で活躍するのかとても楽しみにしています

  • 「バベルの黒猫」と同じ猫衣家の面々ですね!同じ時間軸のお話なのか、名前等だけが同じ平行世界(?)なのか、それも含めて楽しみです!マシンガンの出番はあるのでしょうか……

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