エピソード1 邪神復活⚠️(脚本)
〇水の中
レイベル「・・・・・・」
〇実験ルーム
ウェルペルト帝国、邪教徒の城
地下第三実験室──
レイベル「・・・・・・」
ルドルフのロケットランチャーで木っ端微塵にされ死んだはずだったレイベルは
その後、キールに回収され培養液に浸されていた。
キール(素晴らしい再生能力ですね・・・ 予想以上ですよ・・・)
〇実験ルーム
邪神イヴル・レーヴァ(おい、レイベル・・・起きろ)
レイベル(ん・・・?)
レイベル(俺・・・なんで生きてんだ・・・?)
邪神イヴル・レーヴァ(それは我の再生能力のおかげだな・・・感謝するがいい)
レイベル(余計なことを・・・)
邪神イヴル・レーヴァ(あの程度の爆発で、この我を滅す事などできぬよ・・・クククククク!)
レイベル(ああ、そうかよ・・・最悪だ)
キール「おや? お目覚めですか?」
レイベル(あいつ・・・何処かで・・・)
レイベル(あ、思い出した!)
レイベル(あいつは・・・)
レイベル(俺を蛇の化け物にした・・・)
レイベル「お前だけは・・・許さない・・・!」
キール「意識も記憶もはっきりしてますね・・・」
キール「お元気そうで何よりです・・・邪神サマ」
レイベル「バカにしてるのか・・・この野郎・・・」
レイベル「・・・喰ってやる!」
レイベルは蛇の身体でキールを締め上げた。
キール「いいですね~」
キールは全く悪びれることなく状況を楽しんでいるようだ。
〇実験ルーム
邪神イヴル・レーヴァ(・・・レイベル、誰か来るぞ!)
第三実験室の自動ドアが開いた。
フィアーノ「邪神様・・・!」
アーザル「おいおい、やばそうだなキール・・・」
キール「怒らせてしまいました・・・ハハハ」
レイベル(こいつゥ・・・ いちいちムカつくなぁ・・・)
邪神イヴル・レーヴァ(レイベルよ、こいつは喰ってもよいのか?)
レイベル「ああ・・・!」
邪神イヴル・レーヴァ「ククク・・・良い返事だ」
ざわざわ・・・
レイベルの長い髪が蠢いた。
それはまるで生きているかのようにうねりながら大蛇の姿に変化した。
大蛇はキールの頭上で大きく口を開けた。
アーザル「邪神、こっちだ・・・!」
レイベル「ああ?」
レイベル「いっ・・・てえ・・・」
レイベル「・・・邪魔、するな!」
レイベル「はぁ・・・はぁ・・・」
アーザル「危なかった・・・ フィアーノ、隠れてろ!」
レイベル「なんなんだよ、お前・・・」
アーザル「くっ・・・」
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