幸福な配信

司(つかさ)

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〇幻想
  今日もライブ配信が始まる
  一人の女性が配信画面に映っている
アイ「私の目を見て、私の声を聴いてください」
アイ「この配信では来ていただいた方の心と身体を癒す事を目的にしています」
アイ「私にあなたの心を委ねてみてください」
  彼女の言葉はとても穏やかな響きで、配信全体が柔らかい空気感に包まれる
  その中で何人かのリスナーが声を上げた
客A「『すごい綺麗な声ですね。是非歌が聴きたいです』」
アイ「ありがとうございます。もちろんです、是非私の歌を聴いていってください」
アイ「ただ、歌う前に一つお願いしたいことがあります」
客A「『なんでも言って!』」
客B「『何を言われても叶えちゃうよ』」
アイ「もし私の歌が少しでも良いと思えたら、心ばかりのお気持ちをいただけないでしょうか」
客A「『むしろこっちが払いたいくらいだよ』」
客B「『気持ちなんていくらでも払うよ』」
アイ「ありがとうございます。私の歌を聴いてからで大丈夫ですので是非お願いします」

〇幻想
  彼女が歌い終わった後、次々と高額アイテムが購入され配信画面を派手なエフェクトが彩る
  アイテムの購入は止まらない。上限まで購入したため次々とリスナーのクレジットがストップされる
アイ「皆さんのご厚意に感謝します。またあなたの心と身体を癒しますので」
アイ「良かったら是非来てくださいね」
  彼女はにっこりと笑って配信が終了する

〇研究所の中枢
  彼女は常に配信者ランキングの上位に位置し、日々高額なアイテムを購入されていた
  それが彼女の日常だった
アイ「(今日は十分稼げました)」
アイ「(この力に抵抗がないわけではないですが)」
アイ「(ボスがおっしゃる通り、来ていただいた方が幸せになるなら)」
アイ「(私は歌い続けなければなりません)」

〇黒
  彼女は決意を胸にまた配信に臨む
  これから起こるのは、もしかしたらあり得るかもしれない力を持った
  一人の配信者が出会うリスナーと幸せについて考える物語だ

次のエピソード:1話

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