有名声優になりたい俺とゲームキャラの彼女

飯間 隆盛

主人公とぼくと彼女(脚本)

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飯間 隆盛

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アイリス(わたしは演じているわたしという明るい性格を)
アイリス(だけど本当のわたしは全く違うわたしは大切な人をなくしたから)
アイリス(だからわたしはわたしを満たしてくれる人を探している)
アイリス(本当はわたしだって分かっているわたしとずっといることができる人間なんて)
アイリス(いるわけがないことを本当は分かっているんだそれが事実であることを)
アイリス(わたしはゲームと呼ばれるものの主人公であることを知った)
アイリス(だったらずっと生きてきたあの世界は偽りだったのかそう考えてしまう)
アイリス(だけどそんなこと言えるわけがない迷惑なんてかけられないから)
アイリス(でもだれか助けてよそう考えてしまう自分がいることも事実だ)

〇試着室
アイリス「ほれこれわたしに似合っておるか」
山田光岡「ああスゴいかわいくていいよ」
山田光岡「おいごらなにやってくれてんだ」
赤井川さち「ふむ服を着せるために買い物に行こうと言ったのはみっちゃんじゃないか」
山田光岡「そうだなそうだけどな選んだ服が大問題なんだよ」
赤井川さち「なにが問題なのか分からないな」
山田光岡「だからなんで水着なんだよおかしいだろ」
赤井川さち「ああなるほど女の子の水着姿をみるのが恥ずかしいからみたくないと言いたいんだね」
山田光岡「はぁそういうことじゃねぇよ」
赤井川さち「というかきみは女の子に対してそんなことを思ってあげるほど紳士だったんだね」
山田光岡「はぁなんだよその言い方おかしいだろ」
赤井川さち「おかしいのかなうむわからないな」
山田光岡「分からねぇのが分からねぇな」
赤井川さち(言えるわけがないもしかしたらきみのことが好きで嫉妬しているかもしれないなんて)
山田光岡「あっなんか表情おかしくないか」
赤井川さち「いやおかしくはないよただ自分の気持ちが分かっただけだから」
山田光岡「はっそうかよならあとで話しがしたいから来てくれないか」
赤井川さち(はぁなんだよそれもしかして告白でもするつもりじゃないだろうな)
赤井川さち「いやだけどでもいいかな付き合ってあげても」
アイリス「おいどうしたなんで二人でずっと話しをしているんだ無視をするでないわ」
山田光岡「無視なんてしてないよただはなしがはずんでさ」
アイリス「むしじゃずっと話しが終わるのを待っていたのに」
赤井川さち「それはなにかいって仲介しなかったきみもわるいんじゃないかな」
アイリス「はぁでれでれしまっくっておったお主にいわれたくないわ」
赤井川さち「いや惚れてないしなんでそんなことを言われなくちゃいけないんだよ」
アイリス「そんなのデレデレしてきもいからじゃ」
赤井川さち「はぁなんでキモいって言われなくちゃいけないんだよ」
山田光岡(いやなんかおかしな方向に転がっているけどたぶんさちがぼくを好きだって話しだとは思うけど)
山田光岡(違うだろうなきっとさちは勘違いしてるあの日助けたことでぼくに依存しているだけ)
山田光岡(だが言わないでおいた方がいいか)
山田光岡(ここは気づかないふりをして仲介に入ろうかな)
山田光岡「おいどうしたんだよ二人とも」
アイリス「うるさいあんたは黙ってて」
山田光岡「ほうぼくにそんなことを言うなんて最低っすね」
アイリス「なんで最低なんて汚い言葉を使うのそんな子に育てた覚えはないわ」
山田光岡「育てられた覚えもないわなんちゅう古いネタを使ってんだ」
アイリス「ふっ古いとはだれが古いじゃ」
山田光岡「いやぼくはそのネタが古いと言っただけなんだけど」
アイリス「それになんじゃこの服は隠したいものも隠せておらんではないか」
山田光岡「いやそもそもそれ服じゃないし」
アイリス「はぁどういうことじゃわたしは騙されておったということか」
山田光岡「まぁなんというかドンマイ」
アイリス「なにがドンマイじゃふざけんじゃねぇ」
山田光岡「いやもう口調がおかしくなってんだけど」
アイリス「うるさいおかしくなっておらんわ」
赤井川さち「あのさちょっと逃げない」
山田光岡「はぁいやなんでだよおかしいだろ逃げるのは」
赤井川さち「だってなんかやばそうな雰囲気だし始めたよ」
山田光岡「それはたしかにな」
  アイリスの手のひらの上に小さなたまが浮いていたがそれを壁にはなったのだ
山田光岡「うぉいすげぇ音鳴ったんだけど」
アイリス「うむお主らがそんな態度ならぶっころす」
山田光岡「おかしいおかしいなんでやばそうなのをためらいなくぶっぱなすんだよ」
アイリス「お主らがわたしをもてあそぶからじゃ」
山田光岡「いやそのそこはドンマイっていうか」
アイリス「なにがドンマイじゃいいじゃろうお主らがそんな態度なら」
山田光岡「あっやばいマジでプッツンしたっぽい」
  今さっきの玉よりも大きなたまがアイリスの手のひらに浮いていた
  赤井川さちと山田光岡はアイリスから逃げるためにお店から出る

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