エピソード12 囚われの少女(脚本)
〇拷問部屋
アスナ「くっ・・・・・・」
「どうだ?」
「何も話しません」
「・・・・続けてくれ」
アスナ「あぁっ!」
〇研究機関の会議室
フィン「みんな、聞いてくれ」
フィン「ウチの戦闘員の一人が、何者かに攫われた」
フィン「3日前から消息を断ち、連絡が付かない」
カイト「その研究員って誰なんですか?」
フィン「名前はアスナ 女性だ」
ララ「アスナが?」
ミレティ「彼女はいつ頃からいなくなったんですか?」
フィン「2ヶ月前、潜入調査に出て以来連絡がこない」
カイト「任務で連絡をする時間がないだけじゃ・・・」
フィン「任務では定期的に連絡をしてくれるんだ。 急に連絡が消えることはまずない」
カイト「なるほど」
ビン「アスナの居る場所は?」
アミ「通信レーダで割り出しました。 すぐにデータを送ります」
フィン「頼んだよ。みんな!」
「了解!」
「了解!」
アミ「私もみなさんと一緒に行きます! ナビは任せてください」
〇宇宙空間
〇近未来の通路
ララ「カイト、ちょっとだけいい?」
カイト「なんだい?」
ララ「あなた、何か隠してない?」
カイト「どういう意味かな」
ララ「最近のあなたの行動は少し変よ」
ララ「急に休みを入れるし、 この前も博士の資料を漁ってたでしょ?」
カイト「色々忙しくて来る暇がなかったんだ」
カイト「博士の資料も散らかってて 片付けてただけだよ」
ララ「そう」
カイト「僕を疑ってる?」
ララ「いいえ、気になっただけ」
ララ「ごめん」
カイト「気にしないで」
ミレティ「二人とも、早く行きますよっ!」
ララ「すぐ行くわ」
カイト「・・・・・・・・・」
〇救難艇
ララ「攫われた子は無事かしら・・・」
ミレティ「きっと無事です!」
ビン「だといいけど・・・・・・」
アミ「仮に、犯人の狙いが 私達の情報を引き出そうとしているなら、 殺さないはずですから」
アミ「まもなく目的地です」
ミレティ「行きましょう!」
ビン「待ってろよ」
ララ「・・・・・・・・・」
ララ(カイト、まさかアンタ・・・・・・)
〇拷問部屋
アスナ「く・・・っ」
「ボスからです」
「もしもし?」
「なんだって!?️」
〇黒
「彼から連絡が入った」
「奴らが来る・・・」
〇秘密のアジト
ビン「ここか」
アミ「ララさんはここに残って、 船の脱出準備をお願いします」
ララ「分かった」
ミレティ「行きましょう」
〇施設の廊下
アミ「あの奥の扉です」
ミレティ「救出作戦開始!」
「了解!」
〇拷問部屋
ミレティ「動かないでっ!」
ビン「いっいない」
アミ「そんな!確かに反応が・・・・・・」
ミレティ「見てください」
アミ「彼女の制服に着いていたボタン型発信機だと」
ビン「やられた!」
アミ「足音が!」
ミレティ「急ぎましょう!」
〇秘密のアジト
部下の男「さっさと歩け!」
アスナ「く・・・っ」
部下の男「この娘、どうします?」
部下「生かして連れて帰る」
部下「こいつにはまだ聞きたいことがある」
ララ「アスナっ!」
ララ「フィン、アスナが!」
「どうやら発信機に気づかれたようだ」
ララ「助けるわ!」
「ララ!」
ララは船から飛び降り、アスナの元へ
駆け出す!
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