オメグミ(脚本)
〇小さい滝
かわみさき「この滝の上流に湖がある」
かわみさき「底の方に横穴があり 死者の場の湖と繋がってるという噂だ」
終蔘「うまく抜けられたとしてもあっちで どうすんだ」
終蔘「俺たちゃそこまでは付いていけねぇぞ?」
かわみさき「ひひっ・・・ そこまでアタシが知るかよ」
かわみさき「相談されたから提案したまで・・・」
終蔘「ん〜・・・ まあとりあえず行ってみっか・・・」
〇山中の川
「ニアヴ!深星!」
終蔘「もう動けそうなら移動すんぞ」
〇小さい滝
かわみさき「ふっ・・・ まあ達者に帰れ双子よ」
深月「かわみさきさん!ありがとうございます!」
かわみさき「いつでも戻ってきて良いぞ」
深月「はは・・・ 帰りますがありがとうございます」
〇山中の坂道
〇山中の坂道
ニアヴ「上の湖か〜・・・苦手ですぅ」
終蔘「あそこの主はまあ高慢でな」
ニアヴ「高慢どころでは無い!! 奴はいつか呪う!!!」
〇山中の坂道
深月「こ、怖い人なのかな・・・」
〇お祭り会場
チャカポコ・・・
〇桜の見える丘
〇山中の坂道
深月(ずいぶん上に登ってきたな・・・)
〇原っぱ
〇山中の坂道
深月(夜祭りの灯りがもうだいぶ遠い・・・)
〇睡蓮の花園
〇睡蓮の花園
〇睡蓮の花園
蓮令外(はすりょうげ)「帰れ」
小さなクルミ?の野太い声。
〇睡蓮の花園
深月「ちっさあ!!!????」
〇湖畔
〇睡蓮の花園
深月「完全にこんなの想像してたーー!!!!」
〇睡蓮の花園
蓮令外(はすりょうげ)「雑魚共が汚しい人間など連れ追って」
蓮令外(はすりょうげ)「ああ嫌じゃ嫌じゃ 我が湖に不浄を持ち込むな」
〇森の中の沼
蓮令外(はすりょうげ)「ああ〜」
蓮令外(はすりょうげ)「嫌じゃ嫌じゃ〜!!」
〇睡蓮の花園
クルミ?が跳ね暴れている・・・
ニアヴ「終蔘さまぁ〜・・・ こいつやっぱ話通じないですよぅ〜」
蓮令外(はすりょうげ)「ふん・・・ 羽虫がよう鳴くわ!」
ニアヴ「は・・・!!羽虫・・・っ!!??」
〇モヤモヤ
ニアヴ「おどれ・・・!!」
ニアヴ「絶世の美女と噂されたりしなかったりする このニアヴ様を・・・!!」
〇睡蓮の花園
終蔘「やめろニアヴ・・・」
終蔘「悪かったな、蓮令外。邪魔した」
蓮令外(はすりょうげ)「・・・ふん・・・ 貴様は良くわからん奴よ・・・」
〇山道
〇山道
終蔘「・・・ま、あの作戦にゃ不安も残るしな」
ニアヴ「ぐぅぅ・・・ 奴は必ず割ってやる・・・」
〇山道
「さてどうすっか」
〇けもの道
〇山道
深月「ひっ!!!???」
〇けもの道
ボソボソボソボソボソボソ・・・
オメグミ「あああ違うんですよ私はただあなたに何か頂けたらそれだけでねぇ・・ほらただそれだけなんですよぅねぇあなたの何かを頂けたら」
ボソボソボソボソボソボソボソボソ
〇山道
深月「うぐっ!!??」
長い腕がギュッと体に張り付く。
ギリッギリッと少しづつ締まる
オメグミ「ねぇあなたただ私は何かねぇ・・・?それだけでほら私は別に満足しますから何かほら、ねぇあなた・・・?」
深月「ぐぅ・・・っ!」