エピソード1(脚本)
〇女の子の一人部屋
愛花「よ~し、今日から高校生!凄い自由な高校生活送れそう!」
お母さん「コンコンご飯出来たわよ~」
愛花「あ、うん!!今行くね~」
お母さん「は~い」
うちは、4年前にお母さんとお父さんが離婚して母子家庭!お母さんはとっても優しくて、最高なんだ!
愛花「お腹すいた~」
〇豪華なリビングダイニング
愛花「来たよ~」
お母さん「早めに朝ごはん食べちゃいましょ。今日は早く起きれたから百人一首でもしましょ!」
愛花「わーい!!」
と、こんな感じで早く起きれたら(ほぼ毎日)朝は百人一首をするの。
愛花「頂きま~す」
お母さん「頂きます」
愛花「パクッモグモグうん、美味しい!」
お母さん「そう?良かったわ」
私は、とても少食な方なので、朝ごはんはいつもアップルパイ(剃れもちっちゃい奴!)なんだ。お母さんがお菓子作れて良かった~
愛花「ご馳走様でした!」
お母さん「お粗末さまでした」
愛花「百人一首!やろ!」
お母さん「はいはい(笑)」
百人一首読んでくれるやつ「ゆらn」
愛花「パシッとった!!!」
お母さん「はや~、黄色札は愛花の圧勝ね」
愛花「えへへ!」
愛花「あ、そろそろ行ってくる!」
時計の針はもう7:40分を指していた。ここから学校までは15分くらいで着く。
お母さん「は~い、いってらっしゃい」
〇通学路
愛花「ふー、高校楽しみ~、愛花(まなか)ちゃん居るんだよね。楽しみ!」
愛花「って、通り魔!?」
通り魔「刺してやるー!!!」
愛花「あんな通り魔見たことないわ。キモっ」
通り魔「なんだとー!?俺様の性癖を否定するのか!!」
愛花「ぎゃあぁぁぁ!!しません!しませぇぇん!!!」
通り魔「殺してやる!!!ザシュッ」
愛花「うぅぅ・・・(死亡)」
警察「警察だ!!ってなんだそいつ。キモっ」
通り魔「なんだとー!?俺様の性癖を否定するのか!」
愛花「その言葉は、決まり文句、な、の・・・」
警察「最後に言う言葉がそんなことだなんて・・・可哀想に・・・」
警察「まぁ・・・囲むわよ!!」
警察たち「はいっ!!!」
通り魔「うわー!!辞めろーー!!!!!!」
警察「カチャッ」
警察「4/8,7:42分、通り 魔男、確保!!!」
愛花「(そんな物騒な名前だったのね・・・)」
警察「嗚呼、今頃この子は、「そんな物騒な名前だったのね・・・」と思っているわ・・・」
大正解である。
警察「・・・ご愁傷さまでした」
母と子の微笑ましい朝の光景から一変、変な女子高生もどきから一瞬にして刺されてしまうなんて! そのダイナミックな展開がストーリーの鍵ですね。
朝食後に百人一首ってなんて渋い家庭なの〜と感心してたら通り魔に刺されて、だから百人一首なんてしないで早く家出たらよかったのに〜、てなりました。愛花ちゃんには亡くなる前に辞世の句を詠んでほしかったけど。やっぱ無理か。