とりとめのなく、流れるままに

パロレイ

とある書庫での話(脚本)

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〇古書店
赤い瞳の人物「んー・・・」
赤い瞳の人物「むー・・・」
「どうしたのよそんな百面相して」
緑の瞳の人物「まだ探し物していたの?」
赤い瞳の人物「わっ!」
赤い瞳の人物「びっくりしたなぁ、もう! 音立てずにこないでよね!」
緑の瞳の人物「・・・といいつつ気付いてたじゃない」
緑の瞳の人物「見え透いた演技はやめてちょうだい」
赤い瞳の人物「・・・」
赤い瞳の人物「そんなこと看破するの、お前さんだけだよ 我が親友」
緑の瞳の人物「何年の付き合いだと思ってるの?」
赤い瞳の人物「んー・・・」
赤い瞳の人物「わかんねぇや!」
緑の瞳の人物「はぁ・・・」
緑の瞳の人物「本当に相変わらずね・・・」
赤い瞳の人物「そういうそっちだって、 相変わらず上手くやってるみたいじゃん」
赤い瞳の人物「でも、この書庫に来るのは珍しいね? ここよりもっと本が多いトコに行くじゃん」
緑の瞳の人物「別に、大した用じゃないわ」
緑の瞳の人物「・・・あんたがいつまで経っても出てこないから、先生が困ってたわよ」
緑の瞳の人物「『これじゃいつまで経っても閉められない』 ・・・って」
赤い瞳の人物「えっ嘘!もうそんなに時間経ってた!?」
赤い瞳の人物「・・・先生に迷惑かけちゃったかな?」
緑の瞳の人物「そこまで熱心に探すなんて それこそ、どんな本を探してたの?」
緑の瞳の人物「いくら夜目や鼻がきくからって、 こんな暗所で探すのは非効率よ?」
赤い瞳の人物「それもそうなんだけど、見付けられなくて」
赤い瞳の人物「昔読んだ厚めの本を探してたんだけど ぜんっぜん見付からなくってさ」
緑の瞳の人物「・・・珍しいこともあるのね」
赤い瞳の人物「ここの書庫に通い出した初めの頃だったし、 なんて題名だったかも思い出せないんだよね」
赤い瞳の人物「なんてタイトルだったっけなぁ・・・」
緑の瞳の人物「そんなことより明かりはつけなさい 視力が落ちるわよ」
赤い瞳の人物「へーい」
赤い瞳の人物(視力落ちないの分かってて言ってんのかな)

〇古書店
緑の瞳の人物「そういえば、どんな内容なの?」
赤い瞳の人物「ん? あぁ、ありふれた冒険物語だよ」
赤い瞳の人物「勇者に選ばれた少年が旅をしながら色んな人を仲間にして、魔王を討伐するっていうありふれたやつ」
赤い瞳の人物「・・・あの頃は良くも悪くも純粋だったからねぇ、あたしも」
緑の瞳の人物「ふぅん・・・本当に珍しいわね」
緑の瞳の人物「あんたのことだから、やれ『悪魔の辞書』だの、やれ『世界の魔術大全』だの、そういうのだと思ってたのに」
赤い瞳の人物「すんごく風評被害では!?」
赤い瞳の人物「第一、そう言うのにハマったのは中学生の頃だよ!?」
緑の瞳の人物「結局読んでたんじゃない」
緑の瞳の人物「けど確か、中学の時って」
赤い瞳の人物「そういやあたしらが出会ったのも ちょうどその頃だったね」
赤い瞳の人物「父さんにつれられて、旅行して・・・ 初めてだらけの経験をして・・・」
赤い瞳の人物「・・・男と勘違いされたりね?」
緑の瞳の人物「・・・悪かったわね余裕がなくて」
緑の瞳の人物「仕方ないじゃない 私だって目覚めたばかりよ?」
緑の瞳の人物「今はそれなりに大丈夫になったとはいったって、当時は敵も味方も分からなかったもの」
赤い瞳の人物「いやいや、もう気にしちゃいないよ」
赤い瞳の人物「また勘違いされてんなーとは思ったけど、 良く思い出せばあたしだって発覚まで訂正しなかったし?」
赤い瞳の人物「今となっては全部良い思い出だよ」
赤い瞳の人物「・・・そういやなんの話してたっけ?」
緑の瞳の人物「あんたが昔読んだっていう冒険物語の話よ」
赤い瞳の人物「おーそうだったそうだった」
赤い瞳の人物「なんだったっけなぁ・・・ほんとありふれた感じだったのは覚えてるんだ」
赤い瞳の人物「勇者と言われた少年が、ヒロインと一緒に冒険に出て・・・」
赤い瞳の人物「魔法使いとかシーフとかを仲間にして、 いろんな冒険をしたり、王様に謁見したりとかしてた」
赤い瞳の人物「最終的に四天王とかと戦って、なんやかんやあって魔王を討伐して、世界は平和になりました」
赤い瞳の人物「めでたし、めでたし・・・」
緑の瞳の人物「・・・ほんとにありふれた冒険物語ね」
赤い瞳の人物「だから言ったじゃーん!」
緑の瞳の人物「でも、どうして今さらになって? 今はそういうの好きではないじゃない」
赤い瞳の人物「あー・・・」
赤い瞳の人物「時雨さんに頼まれたんだ」
緑の瞳の人物「時雨・・・あぁ、彼女ね」
緑の瞳の人物「・・・・・・なんでまた?」
赤い瞳の人物「なんか、王道系とかでいいから男の子が好きそうな本を持ってきて欲しいって言われて」
赤い瞳の人物「それで不意にその本を思い出したってワケ」
緑の瞳の人物「ここ、本の持ち出しは厳禁よね?」
赤い瞳の人物「そこは、ほら・・・」
赤い瞳の人物「・・・先生に頼んでコピってもらおーって思いましてね?」
緑の瞳の人物「・・・あんたって人は本当に・・・」
赤い瞳の人物「あっ、違うんだよ!無断持ち出しなんて絶対しないよ!」
赤い瞳の人物「コピってもらえるかは先生の許可待ちだし!できなかったらできなかったで別の本探すだけだし!」
赤い瞳の人物「他の子供向けの本はもう見繕ってるから、最悪それだけ持ってくつもりだし!」
緑の瞳の人物「分かったから落ち着きなさい」
赤い瞳の人物「アッハイ」
緑の瞳の人物「それにしても・・・ たったそれだけの手掛かりでよく探そうと思ったわね」
赤い瞳の人物「なんだろうね・・・」
赤い瞳の人物「別に懐古主義だとかそういうんじゃないんだけどさー・・・」
赤い瞳の人物「・・・もう一度読みたくなったから、かな」
  この世界にはない剣と魔法の、
  いわゆるファンタジー世界の物語
  何も知らなかった当時の自分は、そういうものによく惹かれた
緑の瞳の人物「・・・今日はもう遅いから出ましょう 明日にでも再開すればいいわ」
赤い瞳の人物「りょーかーい」

〇古書店
  まだ何も知らなかったあの頃
  多くを知ったと錯覚してた頃
  習い事も用事もなく、それゆえに家に籠ることが多かった自分にとって・・・
  この書庫は間違いなく、
  宝物庫そのものであった
  本屋にあるような絵本なんかはほとんど無かったし、古くて厚くて難しい本の方がほとんどであった
  難しすぎて読めない漢字や古語、英語どころかフランス語やらラテン語などの文章・・・
  仮に読めたところで、意味が難しくて理解できないなんてこともしょっちゅうだった
  それでも、読めようが読めまいが
  眺めるだけでも楽しかった
  あの本に出会ったのも、
  そうやって楽しんでいたある日のことだった
  いつものように気まぐれで一冊選び、
  お気に入りの椅子がある定位置で本を開く
  選ぶ基準は決まってるわけではなく、
  興味を惹かれたものを手に取る
  あの本に出会ったのもそういう流れだった
  あの時は子供向けの本を読み終わった後だったから、その本もそうだと思った
  本を開くと、そこには見たことの無い文字が並んでいた
  もちろん英語ではないし、ギリシャ語でも、中国語でも、当時知ってる文字のどれにも当てはまらなかった
  だというのに、不思議と書かれていることはちゃんと読めたのだ
  ・・・今思えば、あれは魔法がかけられた本なのだと分かる
  誰かに読んで欲しい、知って欲しい、伝えたい・・・
  誰かのそういう感情に影響して、力を持つ
  ・・・そういう本が稀にあるんだとか
  けれど残念なことに、当時の自分はそういうものに縁遠く、当然のようにそんなこと知るはずもなかった
  それを知っていたであろう先生にも、
  本当のことを話すように誤魔化された
  不思議なこともあるもんだなぁ、と
  当時は気にせず本を読み出した
  その物語はありふれた冒険物語
  でも、登場人物が生きてるように思えて、
  次へ次へとページをめくった
  ・・・今思うと迂闊だが、実物を見て問題なしだったから先生も見逃したのだろう
  そうでなければ、手遅れになる前に取り上げてたはずだ
  ・・・話は戻るが、物語の中で特に目を惹いたのが二人いた
  一人目は、最後の方で仲間に加わったシーフ
  最初の登場があんまりだったのに仲間に加わって、なんで?と思ってしまった
  泣き虫でビクビクして、恩人だからとついていった
  それだけの人
  なのに実はすごくて、誰よりも頑張っていたからすごく驚いた
  二人目は・・・魔王、である
  何度思い返してもこの時から自分は自分なんだなぁと呆れるばかりだ
  残念ながら登場は少なく、
  それこそ勇者とぶつかった場面ぐらいしか 無い
  当時の自分にとって彼のセリフはよく理解できず、どうしてなのかも分からなかった
  ・・・けれど
  どうしてだか、ずっと涙が止まらなかった
  読み終えてからずっと、ずっと─
  心が締め付けられて、仕方なかったのだ

〇古書店
赤い瞳の人物「・・・やっぱり見つからないなぁ・・・」
「なんだ、まだ探していたのか」
先生「昨日から見付けられていないようだが?」
赤い瞳の人物「わっ、先生!」
赤い瞳の人物「えぇと、それはその・・・」
赤い瞳の人物「・・・・・・・・・・・・・・・うぅ~」
先生「まったく・・・ 見付からないならもっと早く言いなさい」
先生「それで?何を探していた」
赤い瞳の人物「題名は覚えてないです・・・」
赤い瞳の人物「ついでにいうと内容しか覚えてないです・・・」
先生「・・・ほう?」
  かくかくしかじか・・・
先生「なんだ、あの本を探していたのか」
赤い瞳の人物「・・・はい」
先生「あの本がなんなのか、 分かっているんだろうな?」
赤い瞳の人物「うっ ・・・分かってます」
先生「ここから持ち出せないことも?」
赤い瞳の人物「それは当たり前では?」
先生「・・・お前なぁ」
先生「・・・それはいいか」
先生「あの本はもうここには無い」
赤い瞳の人物「えっ!?」
先生「お前が読み終わってからしばらくして、 魔力が尽き消失した」
先生「遅かれ早かれ、そうなる運命だったのだろう」
赤い瞳の人物「そう、ですか・・・」
赤い瞳の人物「どうしよう・・・」
先生「・・・持ち出せないのにどうするつもりだった?」
赤い瞳の人物「あっ、それはその・・・」
赤い瞳の人物「見つけたら本をまるっとコピーしてもらおうと思って・・・」
赤い瞳の人物「・・・ダメでした?」
先生「それは不可能では無いが、それをどうするつもりだった?」
赤い瞳の人物「魔力もコピーしちゃうんだったらそれを抜いて、それを持ってこうと思ってました・・・」
赤い瞳の人物「そうすれば何か起こることもないだろうなって・・・」
先生「なるほど、ちゃんと考えていたか」
先生「しかし、そこまでしてなぜ持っていこうとしている?」
赤い瞳の人物「知り合いに頼まれたから、と言うのもありますが・・・」
赤い瞳の人物「・・・なんだか、思い出したらもう一度読みたくなって・・・」
先生「・・・なるほど」
先生「しかし、実物が無い以上できない方法だな」
赤い瞳の人物「デスヨネー」
先生「しかし、お前は内容を全て覚えているな?」
赤い瞳の人物「へっ?」
赤い瞳の人物「あっ、待ってまさか!」
先生「お前が本を作れ・・・と、言わずとも察したようだな?」
赤い瞳の人物「え、えぇーっ!?」
赤い瞳の人物「ちょっと待ってくださいよ先生! 本を作るのって大変じゃないですか!!」
赤い瞳の人物「それを分かってて言ってるんですか!?」
先生「それが分かってるお前だからこそだ」
先生「そもそも完全に読み終えたのはお前だけだ」
先生「・・・それに、お前の目的自体も その本にとって悪いことではない」
先生「その手の本が力を持つようになる理由の一つ 『誰かに読んでもらいたい』」
先生「その魔力が魔法となり、唯一全部読んだお前にかかった」
先生「だからこそ本を作るために書き出せば、 お前にかけられた魔法によって読んだそのままを出力するだろう」
先生「もしそれが誰かに・・・大勢の人に読まれる結果となれば、満足して本の魔力も抜けてただの本になる」
赤い瞳の人物「・・・それ、あたしがそうしなかったらどうなってたんです?」
先生「お前が死んだ時点で、お前の魔力を糧として新たな場所に出現するだろうさ」
先生「・・・そうなったらどんな怪異に化けるやら」
赤い瞳の人物「なんも否定できねぇ・・・」
先生「ともかく、そう言うことだ」
先生「私は管理の仕事があるから手伝えないが、 無理だけはするなよ」
赤い瞳の人物「はーい、先生」

〇古書店
  数日後・・・
緑の瞳の人物「それで執筆作業に追われてるってわけね」
緑の瞳の人物「・・・ほんとなにやってんの?」
赤い瞳の人物「仕方ないじゃんさー! 先生にあそこまで言われちゃあさぁ!!」
赤い瞳の人物「ていうかそういうことってあり得る事なんでしょ?だったら防がなきゃじゃんかー!」
赤い瞳の人物「嗚呼、言い出しっぺの法則・・・ うらめしや・・・・・・」
緑の瞳の人物「ただの自業自得じゃない」
赤い瞳の人物「知ってるぅ・・・」
緑の瞳の人物「・・・でも意外ね」
赤い瞳の人物「なにが?」
緑の瞳の人物「本の魔力でのせられたとは言え・・・ あんたがそうやって本を書くなんて」
赤い瞳の人物「でもあたしが考えた物語じゃないよ」
赤い瞳の人物「それに、たぶんたけど・・・」
赤い瞳の人物「この物語の魔王はきっと ・・・あたしが知ってる“彼”なんだよ」
緑の瞳の人物「あら、断言なんて珍しい」
緑の瞳の人物「そう断言する理由があったのかしら?」
赤い瞳の人物「・・・分かってるクセに」
緑の瞳の人物「冗談よ」
緑の瞳の人物「けれど、そうか・・・ だからこそあんたが惹かれたのね」
赤い瞳の人物「読んだ当時は分からなかったよ 何も知らなかったんだから」
赤い瞳の人物「今は・・・知ったからこそ理解できる」
赤い瞳の人物「・・・・・・・・・しんどい」
緑の瞳の人物「だったら別の話を書けばいいじゃない」
緑の瞳の人物「前に、水没する中で人々は避難するけど、その中に怪物がいて・・・ っていうお話はどうしたの?」
赤い瞳の人物「それどっちかってぇとラノベとか そっち系の作品じゃね?」
赤い瞳の人物「間違っても子供向けじゃねーべ」
緑の瞳の人物「そう言うもの?」
赤い瞳の人物「そう言うもん」
赤い瞳の人物「ていうか、それこそそっちの方が あんまり覚えてないもん」
赤い瞳の人物「ネットとかで調べたら出てくるだろうけど ・・・少なくとも今回の目的ではないよ」
緑の瞳の人物「・・・それもそうね」
緑の瞳の人物「まったく、めんどくさいのを引き当てたわね」
赤い瞳の人物「でも八割がた書き終えてるし、 この調子なら一週間以内に完成するだろうさ」
緑の瞳の人物「あら、意外な速度」
緑の瞳の人物「それも本の魔力によるものかしら?」
赤い瞳の人物「だろうねぇ」
赤い瞳の人物「そうでなきゃ、昔読んだ本の内容を、 しかもそっくりそのまま書いて写すなんて できやしないよ」
赤い瞳の人物「・・・カロリー使いすぎてたまに倒れそうになって、先生に救出されて頭はたかれるまでがセットなんだけどさ」
緑の瞳の人物「あんた本当になにしてんのよ」
赤い瞳の人物「本の出力作業!」
緑の瞳の人物「だったらもうちょっと自分を大事になさい」
緑の瞳の人物「それであんたの伴侶に怒られるのはこっちなのよ? 少しは彼に愛されてる自覚をなさい」
赤い瞳の人物「はぁーい・・・」

〇通学路
赤い瞳の人物「やー、無事に製本までできて良かったわぁ」
緑の瞳の人物「・・・改めて見ても、見事なものね」
緑の瞳の人物「十日足らずで完成させたとは思えないわ」
赤い瞳の人物「そこはほら、あたし器用ですし?」
赤い瞳の人物「製本は骨が折れたけど、 それ以外はパパーッとやれましたし?」
赤い瞳の人物「それに先生の助力があってこそだよ」
赤い瞳の人物「あー、お腹空いた・・・」
緑の瞳の人物「よかったらウチに来る?」
赤い瞳の人物「えっ!?」
赤い瞳の人物「い、いやそれは別に・・・招待されるんならそれでもいいけどさ・・・ そっちはいいの?」
緑の瞳の人物「いいわよ だってあんた、家に帰っても一人じゃない」
緑の瞳の人物「それに、連絡はいれてる 問題はないわ」
赤い瞳の人物「うーん・・・」
赤い瞳の人物「そこまで言うなら・・・ ご相伴に預かろうかな」
赤い瞳の人物「彼のご飯めちゃくちゃ美味しいし・・・」
赤い瞳の人物「やばい、思い出したら余計にお腹空いてきた」
緑の瞳の人物「決まりね 早く行きましょう」
赤い瞳の人物「あっ、待ってよー!」

コメント

  • 作品の世界設定、書庫の謎、登場人物たちの素性、それらが明記されていない分、想像したり窺い見ながら読み進める楽しみがありましたー!

  • 文字数の多さを感じさせないほど流れるような文章で一気に読み切りました。本の持つ魔力に突き動かされるという展開に、こちら側の読者も引き込まれました。赤い目で物語を出力する様子は、想像しただけで鬼気迫るものがありますね。

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