異世界リンカーネーション!(脚本)
〇川沿いの公園
愛梨 咲(はぁ・・・ 今日も疲れたな・・・仕事なんてやってらんないよ・・・)
愛梨 咲(何で周りは私の事かまうんだろ・・・ 構わないでほしいのに・・・ 構ったところでなにもないでしょうよ・・・)
愛梨 咲(はぁ・・・漫画でも読も・・ あ、今日『雷星冒険ギルド』の更新日じゃん。はやくみよ~)
愛梨 咲「ん?何か書いてあるけど。 なにこれ・・・?」
愛梨 咲「えぇっとなになに・・・?」
愛梨 咲「『あなたをこの世界に招待いたします。なので、今すぐに・・・死んでください』? え?いやなにいって・・・」
愛梨 咲「あはは~・・・そんなことありえないでしょう。いやいや、そんないきなり異世界転生とかあるわけ・・・」
では実際に死んでもらいましょう。でなければこちらに転生することができませんので。よいですよね?
愛梨 咲さん。
愛梨 咲「え・・・そんな・・・いやだ。 私は至極まっとうな普通の人生を送りたいだけなのにぃぃぃぃぃ!!!」
〇幻想空間
愛梨 咲「いたた・・・ ここ・・・どこよ・・・ さっきまで私帰り道あるってたはずなのに・・・」
女神様「愛梨 咲さん。こんにちは。 それともこんばんはの方が正しいでしょうか?」
愛梨 咲「あぁちょうど人がいたぁ!! あとここはどこですか?! てかあなたは誰ですか?!」
女神様「お、落ち着ていてください。 全て説明しますから。 愛梨 咲さん」
愛梨 咲「は、はい・・・」
〇幻想空間
愛梨 咲「えっとつまり、 前に転生させた人がなんか別世界でやらかしてるから私にどうにかして欲しいと」
愛梨 咲「そしてそのついでに、世界を平和にしてくださいと言うわけであってます?」
女神様「はい!あっております! 貴方様ならきっと何とかしてくださると思いまして!」
愛梨 咲「無理に決まってんだろ!! 私は至極真っ当な人生で地味に生きたかっただけなんだけど!!! 今すぐ帰らせろ!!!」
女神様「・・・そうですか・・・・・・ 雷星冒険ギルドがあるエイジア大陸なのですが・・・他の方に頼みます・・・」
愛梨 咲「は? 今なんて言ったの? エイジア大陸に雷星冒険ギルドって言った!?」
女神様「えぇ・・・言いましたが・・・ ですがダメなのですよね・・・仕方がありません 他の方を探しますから・・・」
愛梨 咲「前言撤回!!! 行くわ!!!! 世界救いに行くわ!!! 推しの世界を!!! 私がこの手で救う!」
愛梨 咲「推しのカップリングを!!! 壊させてなるものかァ!!!!」
女神様「ほんとうですか!! ありがとうございます。 ですが、これだけは注意してください。あなた以外にももう1人女性を送っています」
女神様「その女性は・・・世界を滅ぼそうとしています。 何とかしてこちらが回収できるようにしてくだされば構いません」
愛梨 咲「要はそいつが原因ってことね いいわ 私がぶちのめして連れてくるわ!!!」
女神様「では、戻ってくるさいの時は貴方もこちらに戻れるようにしますね。 なので・・・こちらをお渡しします」
愛梨 咲「これは?」
女神様「転送装置です。この聖域と繋ぐための特別な装置です。 2度しか使えません」
女神様「失敗はしないでくださいね 元の世界に戻れなくなりますから・・・」
愛梨 咲「わかったわ。 じゃあその世界に連れて行ってちょうだい!」
女神様「ご武運を祈ります」
「足元急に暗くなったんだけど・・・? え・・・まさか いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
女神様「どうか世界をお救い下さい・・・・・・」
こんばんは!
救う動機が推しカップルを守るためとは、笑いました!
もう一人の女の転生者というのが気になりました!
スピーディーな展開で一気にきましたね。転生先では何が待っているのか楽しみです。