お弁当(脚本)
〇明るいリビング
美夕「明日からお弁当でしょ」
美夕「作ってあげようか?」
明「気持ちは嬉しいのですが、遠慮しておきます」
美夕「えーなんで?」
美夕「遠慮なんてしなくていいよ!」
明「これ以上美夕さんに迷惑をかけるわけにはいきません」
美夕「いまさらじゃない?」
明「それに一人暮らしの男子高校生が毎日弁当持っていくのはおかしいですから」
美夕「毎日なんて言ってないけど」
美夕「毎日、作ってほしいの?」
明「と、とにかく!」
明「弁当はいりません!」
美夕「君が何と言おうと私はお弁当を作るよ」
明「なんでそこまでするんですか?」
美夕「君の健康が大事だからだよ!」
明「美夕さんってこういうとき結構強引ですよね」
美夕「君も私のことわかってきたね」
美夕「同棲生活が長いからかなぁー?」
明「それでは明日から愛妻弁当お願いしますね!」
美夕「・・・やり返された」
明「照れそうになりながら言われれば誰だってわかりますよ」