怪談白物語『ロウソク』(脚本)
〇教室
今から語られるは、百話目の怪談話
もし、百話の怪談が語られると世にも恐ろしいことが起きるでしょう
GM/0「さて、いよいよ残り一話となりました」
GM/0「最後の物語の前に、少し休憩いたしましょう」
GM/0「好きなファンタと、氷は幾つ容れますか?」
PL1/L「好きなファンタは、カルピスソーダ!」
PL1/L「氷は、一つ! 無職だぜ!」
お前、無職~!
PL2/花音「カノンです。好きなファンタは麦茶」
PL2/花音「編集者で、氷4つでお願いします」
かしこまりました。
お飲み物をお持ちするので少々お待ち下さい
PL1/L「いやぁ、さっきの放火魔の話怖かったねぇ」
PL2/花音「いつかのTRPGで見た光景でしたね」
PL1/L「私は、悪くない。 ダイス目が悪かった、責任はない」
PL2/花音「────そう、ですね?」
PL1/L「そうなのです!」
〇教室
「キャッ!? な、何ですか!?」
「、、、戻って来たみたいだね」
暗い教室で光源が一つ(?)、揺らいでいた
GM/0「一が足りねば百には届かぬ」
GM/0「怪談白物語、最後の一話『ロウソク』」
GM/0「語らせていただきます」
〇教室
これは、私の友達、、、Bちゃんと呼称します
PL1/L「それ、Bちゃんじゃなくて、 バストAAちゃんだったよね?」
PL1/L「はい、成功。カップAAちゃんです」
そうでしたね、カップAA────
呼称をUちゃんとしましょうか
「本人に、怒られそうな事を、、、」
「いや、別人だからね?」
Uちゃんは、その日、誕生日で、
クラスメイトからプレゼントを貰いました
PL1/L「誕生日じゃなくて、失恋じゃなかった?」
そうでした、失恋したので
クラスメイトからプレゼントを貰ったんです
しかし、プレゼントの中にひとつ、
誰から貰ったのか分からないのが、ありました
PL1/L「プレゼント全て差出人不明だった、でしょ?」
PL1/L「ゴフッ!」
無職は、友達少ないから誰からのプレゼントか分からないんですよね
PL2/花音「差出人不明じゃなくて、先生からだったんじゃないですか?」
PL2/花音「あみゃっ!?」
先生から誕プレとか、怖いですよ。
差出人は不明でした
編集者の能力でワード公開
『クラスメイト』です
Uちゃんは始めこそ、気味悪がっていましたが
包装もしっかりされていたので
きっと、クラスメイトが机に置いたんだろうと、結論付けました
PL1/L「クラスメイトじゃなくて、 放火魔金髪女じゃなかった?」
「しゃっ!」
そう、でしたね。
Uちゃんは金髪放火魔が置いたんだろうと
あれ、これ史実なんじゃ?
「中身、爆竹とかですよ。きっと」
「違う、別人じゃ続けたまえ」
では、Uちゃんは包装もされていたので、
プレゼントを持って帰りました
PL1/L「プレゼントじゃなくて、果たし状でしょ?」
そうですよね。
包装された果たし状を持って帰りました
PL2/花音「包装されたじゃなくて、 「字が読めないほどの」でしたよね」
そうですね、金髪放火魔からの果たし状なら、
字が読める筈がないですよね
「私は、速さを重視するだけで 綺麗な字が書けない訳では────」
Uちゃんは、汚い字の果たし状を持って帰りました
〇明るいリビング
家に帰ったUちゃんは、
PL1/L「家に帰ったじゃなくて、全裸になったでしょ?」
、、、スゥ~。。。うん────
PL2/花音「全裸じゃなくて、寝巻きに着替えたですよね?」
そうですよね。
寝巻きに着替えたんですよ
寝巻きに着替えたあと、例の誤字脱字の
果たし状を開けようとしたんです
一枚、二枚と読めないほどの包装紙を開けていくと、小さな箱がありまして
PL1/L「小さな箱じゃなくて、大きな桃じゃなかった?」
包装紙を開けると、大きな桃。。。
うん、桃があったんです。
そして、その桃を開け、、、切ると?
中には数字のロウソクが入っていたんですよ
PL1/L「数字のロウソクじゃなくて、桃太郎でしょ?」
そうですね。
桃から生まれるのは桃太郎ですよね
桃に入っていた桃太郎何ですが、
少し奇妙な事がありました
PL1/L「奇妙じゃなくて、エッ! なこと」
スゥ、桃から生まれた桃太郎は、
一糸まとわぬ姿でした
「エッ! っだぞ?」
その、エッ! な桃太郎は、私の年齢と同じだったのです
Uちゃんは、年齢を知られてるなんて
おかしい、、、
クラスメイトなら、普通に知ってるのか
PL1/L「年齢じゃなくて、胸囲を知られてたんじゃね?」
「ゴバッ」
バスト? なに言ってるんですか
年齢を知られてて エッ!? って思ったんです
Uちゃんは、飛び級してて他のクラスメイトと年齢が違ったんですよ
PL1/L「飛び級じゃなくて、エルフ族な?」
そう、エルフ族だから実年齢を知られてるのはエッ!? 思ったんです
でも、折角なのでロウソクを、、、
桃太郎を使おうと思ったそうなんですよ
PL1/L「桃太郎を使うじゃなくて、 鬼退治に行こうでしょ?」
そう!
桃太郎に鬼退治させようと思ったんです
桃太郎に鬼退治させようと、
ケーキを冷蔵庫から持って来たんです
PL2/花音「ケーキじゃなくて、きび団子です」
そうだよねぇ、きび団子だよねぇ
きび団子を冷蔵庫から持ってきたUちゃんは、
桃太郎を、きび団子に刺したそうです
「冷蔵庫じゃ、クッWwww ちょ、桃太郎をきび団子に指す!?」
桃太郎を、きび団子に刺したそうです
「ちょ、待ってね。ふぅ──── 冷蔵庫じゃなくて、愛憎から作った、きび団子」
そうですね。失恋したもんね。
愛憎きび団子に、桃太郎を刺したそうです
〇明るいリビング
Uちゃんは折角の、失恋きび団子だからと、
部屋の電気を消したそうです
PL1/L「電気を消したんじゃなくて、ピンクにしたんじゃない?」
「へぶら!?」
部屋がピンクになるわけないでしょ?
Uちゃんは、電気を消したあと、
桃太郎に火をつけました
PL2/花音「火をつけたじゃなくて、 デコレーションしたんです」
そうです、そうです。
桃太郎をデコレーションしました
きび団子に刺さった桃太郎は、デコレーションをユラユラと揺らして
────どういう、状況?
「Wwww、ッ此方が聞きたいよ?」
うん、デコレーションを見ていると
次第に頭が重くなって
PL1/L「頭が重くなってじゃなくて、 頭がぽよよぉ~ん♥️ になってたでしょ?」
そう、ぽよよぉ~んだったんですよ。
そして、次第にぽよよぉ~んに耐えきれなくなったUちゃんは、床に倒れたそうです
〇明るいリビング
目が覚めると、デコレーションは消えていて、桃太郎が残り1/3になっていました
PL1/L「3分の1じゃなくて、爆乳じゃない?」
桃太郎が爆乳になっていた!(ヤケクソ)
桃太郎が爆乳になったあと、体が軽いような
重いような変な感覚になったそうで
体重計に乗ったそうなんです
「体重計────」
PL1/L「あ、どうぞどうぞ」
PL2/花音「えっと、体重計じゃなくて流行りに乗ったんじゃないですか?」
そうそう、流行りに乗ったんです
すると、自分の流行りが爆乳になっていて、
もし、桃太郎が全部燃えていたら、、、
そう思うと今でも恐ろしく思うらしいです
〇教室
GM/0「その後、体重は戻ったそうですが、 桃太郎は今でも手元に置いてあるそうです」
GM/0「はい、ではこれで『ロウソク』の怪談は終わりです」
PL1/L「怪談が終わりじゃなくて」
PL1/L「UがTRPGの玩具になりました。だよね?」
PL1/L「はい、玩具になりました」
では、最後にキーワードの公開です
PL1/L「おい、スルーすなよ」
誕生日 クラスメイト
プレゼント 包装
箱 キャンドル
奇妙 ケーキ
冷蔵庫 体重
いやぁ~、キーワード全部開けましたね
凄い、よし解散!
PL2/花音「アハハ、お疲れ様でした」
PL1/L「しゃした」