怪談白物語 L0花

セイ72

怪談白物語『ロウソク』(脚本)

怪談白物語 L0花

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〇教室
  今から語られるは、百話目の怪談話
  もし、百話の怪談が語られると世にも恐ろしいことが起きるでしょう
GM/0「さて、いよいよ残り一話となりました」
GM/0「最後の物語の前に、少し休憩いたしましょう」
GM/0「好きなファンタと、氷は幾つ容れますか?」
PL1/L「好きなファンタは、カルピスソーダ!」
PL1/L「氷は、一つ! 無職だぜ!」
  お前、無職~!
PL2/花音「カノンです。好きなファンタは麦茶」
PL2/花音「編集者で、氷4つでお願いします」
  かしこまりました。
  お飲み物をお持ちするので少々お待ち下さい
PL1/L「いやぁ、さっきの放火魔の話怖かったねぇ」
PL2/花音「いつかのTRPGで見た光景でしたね」
PL1/L「私は、悪くない。 ダイス目が悪かった、責任はない」
PL2/花音「────そう、ですね?」
PL1/L「そうなのです!」

〇教室
「キャッ!? な、何ですか!?」
「、、、戻って来たみたいだね」
  暗い教室で光源が一つ(?)、揺らいでいた
GM/0「一が足りねば百には届かぬ」
GM/0「怪談白物語、最後の一話『ロウソク』」
GM/0「語らせていただきます」

〇教室
  これは、私の友達、、、Bちゃんと呼称します
PL1/L「それ、Bちゃんじゃなくて、 バストAAちゃんだったよね?」
PL1/L「はい、成功。カップAAちゃんです」
  そうでしたね、カップAA────
  呼称をUちゃんとしましょうか
「本人に、怒られそうな事を、、、」
「いや、別人だからね?」
  Uちゃんは、その日、誕生日で、
  クラスメイトからプレゼントを貰いました
PL1/L「誕生日じゃなくて、失恋じゃなかった?」
  そうでした、失恋したので
  クラスメイトからプレゼントを貰ったんです
  しかし、プレゼントの中にひとつ、
  誰から貰ったのか分からないのが、ありました
PL1/L「プレゼント全て差出人不明だった、でしょ?」
PL1/L「ゴフッ!」
  無職は、友達少ないから誰からのプレゼントか分からないんですよね
PL2/花音「差出人不明じゃなくて、先生からだったんじゃないですか?」
PL2/花音「あみゃっ!?」
  先生から誕プレとか、怖いですよ。
  差出人は不明でした
  編集者の能力でワード公開
  『クラスメイト』です
  Uちゃんは始めこそ、気味悪がっていましたが
  包装もしっかりされていたので
  きっと、クラスメイトが机に置いたんだろうと、結論付けました
PL1/L「クラスメイトじゃなくて、 放火魔金髪女じゃなかった?」
「しゃっ!」
  そう、でしたね。
  Uちゃんは金髪放火魔が置いたんだろうと
  あれ、これ史実なんじゃ?
「中身、爆竹とかですよ。きっと」
「違う、別人じゃ続けたまえ」
  では、Uちゃんは包装もされていたので、
  プレゼントを持って帰りました
PL1/L「プレゼントじゃなくて、果たし状でしょ?」
  そうですよね。
  包装された果たし状を持って帰りました
PL2/花音「包装されたじゃなくて、 「字が読めないほどの」でしたよね」
  そうですね、金髪放火魔からの果たし状なら、
  字が読める筈がないですよね
「私は、速さを重視するだけで 綺麗な字が書けない訳では────」
  Uちゃんは、汚い字の果たし状を持って帰りました

〇明るいリビング
  家に帰ったUちゃんは、
PL1/L「家に帰ったじゃなくて、全裸になったでしょ?」
  、、、スゥ~。。。うん────
PL2/花音「全裸じゃなくて、寝巻きに着替えたですよね?」
  そうですよね。
  寝巻きに着替えたんですよ
  寝巻きに着替えたあと、例の誤字脱字の
  果たし状を開けようとしたんです
  一枚、二枚と読めないほどの包装紙を開けていくと、小さな箱がありまして
PL1/L「小さな箱じゃなくて、大きな桃じゃなかった?」
  包装紙を開けると、大きな桃。。。
  うん、桃があったんです。
  そして、その桃を開け、、、切ると?
  中には数字のロウソクが入っていたんですよ
PL1/L「数字のロウソクじゃなくて、桃太郎でしょ?」
  そうですね。
  桃から生まれるのは桃太郎ですよね
  桃に入っていた桃太郎何ですが、
  少し奇妙な事がありました
PL1/L「奇妙じゃなくて、エッ! なこと」
  スゥ、桃から生まれた桃太郎は、
  一糸まとわぬ姿でした
「エッ! っだぞ?」
  その、エッ! な桃太郎は、私の年齢と同じだったのです
  Uちゃんは、年齢を知られてるなんて
  おかしい、、、
  クラスメイトなら、普通に知ってるのか
PL1/L「年齢じゃなくて、胸囲を知られてたんじゃね?」
「ゴバッ」
  バスト? なに言ってるんですか
  年齢を知られてて エッ!? って思ったんです
  Uちゃんは、飛び級してて他のクラスメイトと年齢が違ったんですよ
PL1/L「飛び級じゃなくて、エルフ族な?」
  そう、エルフ族だから実年齢を知られてるのはエッ!? 思ったんです
  でも、折角なのでロウソクを、、、
  桃太郎を使おうと思ったそうなんですよ
PL1/L「桃太郎を使うじゃなくて、 鬼退治に行こうでしょ?」
  そう!
  桃太郎に鬼退治させようと思ったんです
  桃太郎に鬼退治させようと、
  ケーキを冷蔵庫から持って来たんです
PL2/花音「ケーキじゃなくて、きび団子です」
  そうだよねぇ、きび団子だよねぇ
  きび団子を冷蔵庫から持ってきたUちゃんは、
  桃太郎を、きび団子に刺したそうです
「冷蔵庫じゃ、クッWwww ちょ、桃太郎をきび団子に指す!?」
  桃太郎を、きび団子に刺したそうです
「ちょ、待ってね。ふぅ──── 冷蔵庫じゃなくて、愛憎から作った、きび団子」
  そうですね。失恋したもんね。
  愛憎きび団子に、桃太郎を刺したそうです

〇明るいリビング
  Uちゃんは折角の、失恋きび団子だからと、
  部屋の電気を消したそうです
PL1/L「電気を消したんじゃなくて、ピンクにしたんじゃない?」
「へぶら!?」
  部屋がピンクになるわけないでしょ?
  Uちゃんは、電気を消したあと、
  桃太郎に火をつけました
PL2/花音「火をつけたじゃなくて、 デコレーションしたんです」
  そうです、そうです。
  桃太郎をデコレーションしました
  きび団子に刺さった桃太郎は、デコレーションをユラユラと揺らして
  ────どういう、状況?
「Wwww、ッ此方が聞きたいよ?」
  うん、デコレーションを見ていると
  次第に頭が重くなって
PL1/L「頭が重くなってじゃなくて、 頭がぽよよぉ~ん♥️ になってたでしょ?」
  そう、ぽよよぉ~んだったんですよ。
  そして、次第にぽよよぉ~んに耐えきれなくなったUちゃんは、床に倒れたそうです

〇明るいリビング
  目が覚めると、デコレーションは消えていて、桃太郎が残り1/3になっていました
PL1/L「3分の1じゃなくて、爆乳じゃない?」
  桃太郎が爆乳になっていた!(ヤケクソ)
  桃太郎が爆乳になったあと、体が軽いような
  重いような変な感覚になったそうで
  体重計に乗ったそうなんです
「体重計────」
PL1/L「あ、どうぞどうぞ」
PL2/花音「えっと、体重計じゃなくて流行りに乗ったんじゃないですか?」
  そうそう、流行りに乗ったんです
  すると、自分の流行りが爆乳になっていて、
  もし、桃太郎が全部燃えていたら、、、
  そう思うと今でも恐ろしく思うらしいです

〇教室
GM/0「その後、体重は戻ったそうですが、 桃太郎は今でも手元に置いてあるそうです」
GM/0「はい、ではこれで『ロウソク』の怪談は終わりです」
PL1/L「怪談が終わりじゃなくて」
PL1/L「UがTRPGの玩具になりました。だよね?」
PL1/L「はい、玩具になりました」
  では、最後にキーワードの公開です
PL1/L「おい、スルーすなよ」
  誕生日   クラスメイト 
  プレゼント 包装 
  箱     キャンドル 
  奇妙    ケーキ 
  冷蔵庫   体重
  いやぁ~、キーワード全部開けましたね
  凄い、よし解散!
PL2/花音「アハハ、お疲れ様でした」
PL1/L「しゃした」

次のエピソード:改変後『ロウソク』

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