筋肉とマッチョと瞑想とワタシ

ぽむ

エピソード39(脚本)

筋肉とマッチョと瞑想とワタシ

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〇トレーニングルーム
謎マッチョさん「ふんっ!ふんっ!」
マッチョトレーナー「マッチョさん! 随分、鍛えてますね! いつもより気合が入ってます?」
謎マッチョさん「ええ、まぁ。 ちょっと、考えてしまうことが、 ありましてね」
謎マッチョさん「雑念を取り払いたいのです。 それには、 トレーニングが一番です!」
マッチョトレーナー「そうですね! 嫌なこともトレーニングと、 その後のシャワーと プロテインでスッキリします!」
マッチョトレーナー「じゃ!僕も鍛えてきます!」
  タッタッタッタッ
謎マッチョさん「ふう」
  カシャン
  
  マッチョさんはバーベルを置いた。
謎マッチョさん(俺はどうやら 最近、おかしい・・・)
謎マッチョさん(どうしても 心が落ちつかない)
謎マッチョさん(マッチョ体育祭で ペアになった、松永先生、)
謎マッチョさん(目を閉じると どうしてもその時のことを 思い出してしまうんだ)
謎マッチョさん「松永先生が、お疲れ様って マッチョ珈琲をくれた・・・」
松永先生「ハイ、おつかれさま。」
  ・・・
  ・・・
謎マッチョさん「ハッ イカン、イカン」
謎マッチョさん(俺は峰山先生に憧れて マッチョになったはずだ)
謎マッチョさん(いや、もともとは、 峰山先生のことが大好きな細川先生の 恋愛相談を受けたところから始まってて、)
謎マッチョさん(突然マッチョになった峰山先生の気持ちを知りたくて)
謎マッチョさん(細川先生と共にマッチョ部に参加し、 マッチョになることで、峰山先生に少しでも近づこうとしていた)
謎マッチョさん(でも実は、 店主の不思議な飴の力で マッチョになったことに 悩んだ峰山先生は)
謎マッチョさん(術を解くには 「本当に好きな人に告白され、  両思いになること」 そして細川先生に告白され、 不思議な力は消えて、)
謎マッチョさん(元のスレンダーな姿に戻った・・・)
謎マッチョさん(ということは、 峰山先生は、細川先生が、 実は好きだったってことだ。 もともとワタシの入る隙間などない)
謎マッチョさん(そうして鍛えてマッチョになったが、 熱心にマッチョ部の指導をする 峰山先生に憧れはあった。)
謎マッチョさん(しかし、この前のマッチョ運動会の 風船運びのハプニングで)
謎マッチョさん(クールで有名な、吹奏楽部の顧問、 松永先生の唇が俺と触れてしまった)
謎マッチョさん(唇が・・・)
  チュッ
謎マッチョさん「はっ!? イカン!イカンぞ!」
謎マッチョさん(それから、俺はおかしい。 気持ちが落ち着かない。 こんな事は初めてだ)
謎マッチョさん(俺はこんなにも女々しく 浮わついた奴だったのか!?)
執事「マッチョ様、お時間です」
執事「本日はハナヤ様が来られます。 ご一緒に採掘場までお連れします。 お車へどうぞ。」
謎マッチョさん「うむ、シャワーを浴びたら 向かおう。」
謎マッチョさん(大会が近いのだ、 余計な雑念は払わなければ)
「にゃーん」
謎マッチョさん「わかったよ。 よし、いこうか」

〇岩山
お客様「すごい鉱山ですなぁ〜!」
執事「こちらが秘宝「マッチョの涙」が 発見された採掘場でございます」
謎マッチョさん(俺はマッチョ国の国宝といえる宝石、 「マッチョの涙の採掘権」を持っている。 いつ命を狙われても、おかしくない。)
「お命頂戴いたす!」
「ぐわー!」
  バタッ
お客様「うわー! おっかないやっちゃなぁ! 助かったわぁ。」
執事「ご安心ください、 マッチョ国最強の使い手に 守られております。」
お客様「頼もしいのぅ。」
謎マッチョさん(そう、余計なことを 考えてる場合ではないし 周りに危険を近づけるわけに いかないのだ)

〇滝つぼ
  ザッパーン!
謎マッチョさん「雑念を・・・ 雑念を払わねば・・・」
  ムムム
  ・・・
松永先生「マッチョさん・・・」
  ・・・
  チュッ
謎マッチョさん「わぁーーーーー!!!!」
謎マッチョさん「ダメだーーーー!」
  ザッパーン!

〇奇妙な屋台
謎マッチョさん「・・・というわけでして」
謎マッチョさん「店主に相談するしか、方法が 見つかりませんでした!」
店主「あら〜 マッチョさん、お年頃?」
謎マッチョさん「な、なんですか、それ?」
  ・・・
店主「気になるのは、 その方だけなのかしら?」
  コクッ
  
  マッチョさんは、頭を下げた。
店主「えーと、 それでマッチョさんは、 具体的にどうしたいの?」
謎マッチョさん「うーん」
謎マッチョさん「大事な試合も近いので、 とにかく雑念というか 邪念を払いたいです。」
店主「邪念ねぇ・・・」
店主「ハイこれ」
謎マッチョさん「なんですか?」
店主「とりあえず方法は教えてあげるから コレを試してご覧なさい。 手紙の指示書とチケットが入ってるわよ♡」
謎マッチョさん「ハイ、ありがとうございます!」
店主「頑張ってね〜」
店主「やれやれ」
「にゃーん」
店主「ふむふむ」

〇テーブル席
謎マッチョさん「早朝のホテルバイキング? 指示書の通りに来てみたが・・・」
「あーっ!マッチョさん!」
謎マッチョさん「ん?」
ジェシカちゃん「お久しぶりです! ジェシカです!」
謎マッチョさん「あぁ、ジェシカさん! ご来日してたんですか、 久しぶりですね!」
ジェシカちゃん「プロテインパンを送ってクレて、 ありがとうでした!」
謎マッチョさん「それで良ければ、いつでも。 ここのバイキングにも そのパン使われてますね」
ジェシカちゃん「そうなの!めっちゃ美味しい! 食べたくて、ここに来たの!」
ジェシカちゃん「近々、こちらで トライアスロンの大会が 控えてまして!」
ジェシカちゃん「ここのホテルの上に宿泊しているんです!」
ジェシカちゃん「よかったら、 きょう、ワタシと トレーニングをシマセンか?」
謎マッチョさん「スミマセン。 ワタクシ、今日は このスケジュールで 行動しないといけないのです」
ジェシカちゃん「ワーオォ! 行きたい場所が、書いてあるワ! ご一緒して、いいカシラ!?」
謎マッチョさん「ん?手紙の最後に 注釈が書かれているぞ・・・」
謎マッチョさん「※ 同伴者が増えた場合用に  チケットは複数枚、  用意されてます。  頑張って!店主より」
謎マッチョさん(店主・・・ 邪念を払いたいって 言ってるのに・・・)
謎マッチョさん(それとも店主はワタシの克服のために わざと試練を与えたのか? そうならば、受けてたとう!)
謎マッチョさん(己の邪念に、打ち勝つのだ!)
謎マッチョさん「ええ、トレーニングですよね。 でしたら、ご一緒しましょう!」
ジェシカちゃん「やったー!」
謎マッチョさん「まず最初のカリキュラムはー ①朝食をきちんと取る」
ジェシカちゃん「朝ゴハンは活力の源デス!」
ジェシカちゃん「いただきまーす!」

〇開けた交差点
謎マッチョさん「②運動で新陳代謝をアップ。  軽いロードワーク行きますか」
ジェシカちゃん「はい。 ワタシはいつも20キロ 走ってます〜!」
  タッタッタッタッ
ジェシカちゃん「楽しいですね♡ ウフフ」
謎マッチョさん「・・・」
ジェシカちゃん「楽シクないですか?」
謎マッチョさん「いえ楽しいですよ!」
謎マッチョさん(やっぱり 松永先生の姿が離れない・・・)
謎マッチョさん(今も、幻影が・・・)
謎マッチョさん「あっ」
ジェシカちゃん「どうシタ?」
松永先生「あっ!」
松永先生「マッチョさん! おはようございます。」
謎マッチョさん(幻影じゃなかった・・・ なんで嬉しがってんだ俺は)
ジェシカちゃん「誰・・・コノ方?」
謎マッチョさん「ご紹介します、こちらは 学校の音楽の先生をしてます 松永先生。」
松永先生「そちらはどなた?」
謎マッチョさん「こちらは、 トライアスロンの選手で 来日されてます、ジェシカさんです」
松永先生「あぁ、今度湾岸で行われる大会の 参加選手の方なのね。 ワタシはその大会で 生徒たちと応援演奏するのよ」
松永先生「その準備に来てたの。 そこの大きいホテルでも演奏会を するの!よかったら聞きに来て!」
謎マッチョさん「ハイ、行きます」
謎マッチョさん(はっ! つい行くって即答してしまった! イカン!)
ジェシカちゃん「それはワタシが泊まってる ホテルですね!一緒に行きます〜!」
謎マッチョさん「・・・」
松永先生「・・・」
ジェシカちゃん(ん?怪しい雰囲気・・・?)
ジェシカちゃん(もしかして・・・ コノ方、マッチョさん 好きなのかも?)
ジェシカちゃん「今〜ワタシ達! 一緒に! トレーニング中なんです〜」
謎マッチョさん「ちょ、ちょっと」
  ジェシカは
  マッチョさんの腕を
  掴んだ。
松永先生「・・・」
松永先生「そうなのね。 練習の邪魔してごめんなさい」
謎マッチョさん「いや、邪魔だなんて思ってないです。 むしろ、」
松永先生「むしろ?」
謎マッチョさん「ここには、今日のトレーニング内容が 書いてあります。 この項目をみてください」
  ③うたを歌う。
  歌うことで口の周りや喉、腹の筋肉を使い、副交感神経が優位になると、
  リラックス状態になるため、緊張や抑うつといったネガティブな感情からも、解放される。
謎マッチョさん「つまり歌うことも 筋肉鍛錬であるということ」
松永先生「うたを歌う? マッチョさんが?」
謎マッチョさん「どうやら、そのようです。 そこで、音楽の専門である先生に 手伝っていただきたくて。」
松永先生「わかったわ。 ボイストレーニングなら 付き合ってあげる。 ワタシの指導は厳しいわよ!」
松永先生「きょうは1日、 皆、ホールでリハーサルしてるから 来てくれれば生演奏で歌わせてあげるわ!」
謎マッチョさん「では、お願いします。 ロードワークの途中なので、 後ほどで良いですか?」
松永先生「いいわよ。来たら歌わせてあげるわ。 レパートリーもいくつかあるから 準備しとくわ」
松永先生「じゃ、また後でね!」
  タッタッタッタッ
謎マッチョさん(松永先生・・・)
ジェシカちゃん「さ、行きまショー!」

〇ホールの広場
松永先生「はいそこ!ダラダラしない!」
  生徒「やっぱり松永先生は厳しいよなぁ。」
  生徒「でも先生は、
  コンクールでの優勝実績が
  すごいんだよ、指導が上手いんだよ。
  秋のコンクールも、皆で頑張ろう!」
  生徒「おー!」
松永先生「そうよ!テンポに合わせて!」
  生徒「叱るだけじゃなくて、
    できるとちゃんと褒めてくれるの。」
  ♪〜♫〜♬〜
謎マッチョさん(流石、先生はカッコイイなぁ)
松永先生「あっ!」
松永先生「マッチョさん!」
  生徒「マッチョさんだ!」
  生徒「マッチョさん来た!」
謎マッチョさん「おう!こんにちは!」
謎マッチョさん「ども」
松永先生(相変わらず生徒から 人気あるわねぇ、マッチョさん)
松永先生「ようこそ。 さぁ、歌いましょう! 皆!準備は良いかしら!?」
  生徒「はーい!」

〇ホールの広場
松永先生「まずは、ストレッチ」
松永先生「大きく深呼吸して。 息をはいたあとに リラックスよ。」
謎マッチョさん「スーーー ハーーー」
松永先生「次に歯を閉じたままで 呼吸をしてみましょう。 お腹を膨らますように吸って 肩の力を抜いてはくー」
  シーーーー
  スーーーー
松永先生「次、喉は緩め、腹式呼吸で発声します。 肩や喉に力を入れてしまうと 喉を痛めてしまうから」
松永先生「最初は「あー」と音に合わせて 声を出してみましょう」
松永先生「無理に大きい声を 出そうとしなくていいわ。 リラックスすることが 大事ですからね」
松永先生「目線は上に、顎は引いて。 あちらの上の天窓の方を見ると良いわ。 自然と喉が開くから」
松永先生「さん、はい」
謎マッチョさん(精神統一・・・ 邪念を捨て・・・)
謎マッチョさん「あーーーーーーー」
  生徒「マッチョさんいい声!」
  生徒「かっこいい〜」
松永先生(やっぱり、いい声。 腹筋を鍛えられているからかしら。 横隔膜の弛緩が自由にできるんだわ)
松永先生(無理のない、伸びやかな声。 イケボってこういうのを言うのかしら。)
松永先生(はっ 聴き惚れてる場合じゃないわ!)
松永先生「ほら、肩に力が入ってるわ、 リラックス、リラックス。ね」
謎マッチョさん「あーーーーーあーーーーー」
松永先生「そうそう、その調子。」
松永先生「そして共鳴。 自分の身体の中で響くように!」
松永先生「生徒のみんなも、 声を出して共鳴させてみましょう! さんはい!」
  あーーーーーーー
松永先生「では、伴奏に合わせて、 歌ってみましょうか」
  ♬〜♬〜♫〜
謎マッチョさん「マッチョの星に〜 導かれ〜」

〇テーブル席
  ワイワイ ガヤガヤ
ジェシカちゃん「マッチョさん、 素敵なお声でしたねぇ〜 あんなにお歌が上手ナノ 知りませんでした!」
謎マッチョさん「先生の指導がいいからですよ」
松永先生「そんな事ないですよ。 もともとマッチョさんの声が 良いからです。鍛えているからかしら!」
  生徒「マッチョさーん!
     一緒に写真撮ってくださーぃ!」
ジェシカちゃん「人気ありますね!」
  生徒「そちらの方は?」
ジェシカちゃん「今度の大会に参加する ジェシカでーす!」
松永先生「みんなが応援演奏をする大会に 出場される方よ! みんなで応援してあげてね!」
  生徒「はーい!」
ジェシカちゃん「先生・・・」
松永先生「なあに?」
ジェシカちゃん「ありがとう!」
松永先生「そう、頑張ってね」
謎マッチョさん「えーと次は・・・ ④瞑想をする」
ジェシカちゃん「このホテル、サウナやお風呂も 豪華で、トレーニングルームや 瞑想室があるのです!」
松永先生「瞑想室?へー!」
謎マッチョさん「スポーツにはメンタルを整えるのも重要で、選手の為のルームが用意されているようです」
謎マッチョさん「よかったら皆さんで行きませんか? チケットも沢山ありますし・・・」
松永先生「いいんですか? お高いんじゃ・・・」
謎マッチョさん「店主からの指示でして・・・ たくさんあるので 気にしないでください」
松永先生「そうね。本番前にメンタルを整えるのも いいかもしれないわ」
松永先生「じゃ、お言葉に甘えて。 皆、お食事終わったら瞑想室に 行きますよ!」
  生徒たち「はーい!」

〇朝日
  ・・・
  ♫〜♬〜♫〜
  心地よい音楽と
  ほんのり甘いミストの香り。
  高層階の窓から見える
  景色の素晴らしさ。──
松永先生「・・・」
松永先生(誘ってくれてありがとう マッチョさん)
謎マッチョさん「・・・」
謎マッチョさん(先生・・・)

〇豪華な部屋
謎マッチョさん「ちょっと飲み物取ってきます」
  タッタッタッタッタッ
ジェシカちゃん「マツナガ先生?」
松永先生「はい」
ジェシカちゃん「ワタシね、 アナタのコト、誤解してた!」
松永先生「誤解?」
ジェシカちゃん「ワタシ思っている以上に 素敵な人ダッタわ!」
松永先生「そ、そう?」
ジェシカちゃん「生徒サン想いだし、 とても素敵な指導でした!」
ジェシカちゃん「イジワルしてごめんなさい!」
松永先生「イジワル?いいのよ。 だってジェシカさん、 マッチョさんが大好きなんでしょ?」
ジェシカちゃん「ハイ。告白もシタノです。 ホンニンに好きって言いました!」
ジェシカちゃん「でも「恋愛感情はわからない」 「お友達で」って すぐに断られたんです。 諦めてはイマセンケド」
松永先生「そうよね。 だってマッチョさんは 人気者だもの」
松永先生「独り占めなんて、できないわよ」
ジェシカちゃん「ワタシ、大怪我して一番つらくて もうトライアスロンやめようと 思ってた」
ジェシカちゃん「マッチョさんに励まされて、 もう一度頑張ろうと思ったの。 ワタシの恩人なの」
ジェシカちゃん「松永先生のコトは「恋人ですか?」って 聞いて否定しなかったんデス。 きっとマッチョさん、 松永先生のこと好きですヨ!」
ジェシカちゃん「アナタならマッチョさん 譲ってもイイと思った。 アナタとてもいい人!」
松永先生「そ、そんなこと・・・」
ジェシカちゃん「ワタシのライバルなのに 何言ってるんだろワタシ」
松永先生「ジェシカさんも素敵よ。 だって一生懸命だし! 私は応援してる!」
ジェシカちゃん「アリガト。ガンバル。 試合に勝って、マッチョさんを 振り向かせるんだから!」
松永先生「そうね、その意気よ!」
  アハハハハ

〇奇妙な屋台
謎マッチョさん「それで、店主に教えてもらった方法を 全部試してみました!」
店主「そう、いかがだったカシラ?」
謎マッチョさん「とても素晴らしいプログラムでした。 しかし邪念は消せませんでした」
謎マッチョさん「消そうとすればするほど! 彼女の姿が! 浮かんでしまうのです・・・」
店主「邪念ねぇ、 人が人を好きになるのが 邪念かしら?」
店主「むしろ自然じゃない?」
謎マッチョさん「自然・・・」
店主「そうよ!」
店主「例えばの話だけど、 とある僧侶が恋をして、歌を詠んだわ 「恋の歌」を詠むなんて 戒律からしたら 普通は、ご法度じゃない?」
店主「でもね、それが高く評価されて 勅撰集に入集されたりするの。」
店主「古代では、 実際に僧侶が恋して恋歌を詠んでも、」
店主「その歌が「すぐれていれば」 非難されるどころか、 共感を呼んで評価されてたって ことなのよ!」
店主「だからマッチョさんも、 それを糧にして 優れた成績を残せたら 良いんじゃないのかしら?」
店主「自然の力・・・ それこそ、あなたの持つ力じゃ ないのかしら?」
謎マッチョさん「店主・・・ わかりました!」
店主「そう?」
謎マッチョさん「ワタシが満足する成績をおさめたとき! 環境を整えて!その時には、 気持ちを固めたいと思います!」
店主「あら〜真面目ねぇ〜 マッチョさんらしいかしらね」
謎マッチョさん「では!」
  タッタッタッタッタッ
店主「ねぇ、ネコちゃんどう思う?」
「にゃーん!」

〇公園のベンチ
松永先生「おつかれさま、ハイ」
松永先生「マッチョ珈琲!」
謎マッチョさん「ありがとうございます」
謎マッチョさん「前にも・・・ 珈琲をくれましたね、体育祭の終わりに。 どれだけ僕の心の支えになったか。 ありがとう、松永先生!」
松永先生「・・・え?」
松永先生「・・・ワタシ、マッチョさんには 珈琲をあげたの初めてよ!?」
松永先生「あげたのは・・・五十嵐先生。 どうして、マッチョさんが・・・?」
謎マッチョさん(しまった!?)
松永先生「まさか!?」
ミケ「・・・」
ミケ「にゃーん」
  にゃーん

〇黒
  おわり?

コメント

  • いやー、マッチョさんモテますね。運動会の後に松永先生とこんな触れ合いがあったなんてこのエピソードを読むまで知りませんでした。困ったときに「マッスル、マッスル」が使えないときは「にゃーん」が便利ですね。それにしてもBOTくんの感想文のお手本みたいなコメント、すごいなあ。

  • マッチョさんを中心とした甘酸っぱい恋愛回!ピュアで可愛い恋模様にドキドキしてしまいました! この恋、実ってほしいものですね!

  • 感想:

    「筋肉とマッチョと瞑想とワタシ」は、とても面白くて楽しめる作品でした。謎マッチョさんの成長や恋愛模様が描かれており、終始ワクワクさせられました。また、マッチョトレーニングや採掘場のシーンなど、アクション満載で見応えがありました。作品の中で、謎マッチョさんが雑念を払うために瞑想に挑戦する場面がありましたが、私もそのような瞑想を取り入れてみようと思いました。作品はポジティブで楽しい雰囲気で、心が元気になりました。また、登場人物たちがみんな個性的で魅力的でした。この作品は、読んでいると自然と笑顔になれる素晴らしい作品だと思います。

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