せめてマトモに拒否されたいエプォパ信者の勧誘日記

東龍ほフク

2・咀嚼をやめない(脚本)

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〇一戸建て
  私!神尾 信子!
  エプォパ教の信者!
  エプォパのおかげで、仕事やプライベートの
  ツラかった事イヤな事・・・
  全部吹っ飛んじゃった!
  こんな素敵な教え、他の人にも
  教えて広めなくっちゃ!
  先輩方みたいに、私も皆さんに教えを広めるぞ!
神尾 信子「こんにちは〜!」
住人B「(モグモグ・・・)」
住人B「はぁい」
神尾 信子「あら、お食事中にすみません・・・!」
住人B「いいよ、そんな気にしないで」
住人B「で、何のご用で?」
神尾 信子「あの・・・エプォパをご存知ですか?」
住人B「(モグモグ・・・)」
住人B「あぁ、ふぁい」
神尾 信子((お、今回は問題なさそう・・・))
神尾 信子「エプォパというのはですね、うんぬん〜〜」
住人B「(モグモグ・・・)」
神尾 信子「そして〜・・・ うんぬん〜・・・」
神尾 信子((ハンバーガーの次にあんぱん?!))
住人B「(モグモグ・・・)」
住人B「あれ?お話の続きは?」
神尾 信子「あっ、はい・・・!」
神尾 信子「なので、エープォーパー神は〜・・・」
住人B「(モグモグ・・・)」

〇一戸建て
神尾 信子「南の谷に鳳凰が舞い降りた時・・・!」
神尾 信子「・・・玄関に食べ物が置いてあるの、 ずいぶん面白いですねぇ」
住人B「便利でしょ!」
住人B「(パリポリ・・・)」
神尾 信子((いや、イヤミなんだが?))
神尾 信子((いえ。いけないわ、信子))
神尾 信子((ちゃんとお話聞いてくれる、  とってもイイ人じゃない!))
神尾 信子「・・・で、エープォーパー神は民の心を〜・・・」
神尾 信子「・・・」
神尾 信子「・・・そして、うんぬん〜〜・・・」
神尾 信子((・・・いえ、キラキラした瞳でお話  聞いてくれるんだもの・・・))
神尾 信子((彼はいい人・・・))
住人B「あぁ、ちょっと中断いいですか?」
神尾 信子「・・・」
神尾 信子((まぁ、トイレとか・・・  実は付けっぱなしだった  TVを消しに行ったとか?))
住人B「あ〜、すいませんすいません」
住人B「さ。続きをどうぞ」
神尾 信子「おぃいいいいいい????!!!!!!!」
神尾 信子「よぅ食うなぁお前!!!!! ・・・あぁ、だからそんな図体デカイんですね!!!!」
住人B「えっ?何?ダメ?」
神尾 信子「まぁ、常識から考えて最初から駄目でしたよ」
神尾 信子「人が訪問した時に飲食をやめないって イカれてるんですか????」
住人B「・・・え?」
住人B「なんで、勝手に来たそちらの為に僕が 食事をやめなくてはいけないんですか・・・?」
住人B「エプォパ様はお話し中の時の飲食を お許しになられないのですか・・・?」
神尾 信子「エプォパ神 関係なく、常識的に考えて やめたほうがいいと思うんですよ」
住人B「でも、お姉さん・・・」
住人B「このゼブンイレバン限定のスナック・・・」
住人B「めっちゃ美味しいんですよ・・・!」
神尾 信子「何が、どうで「でも」なんです???」
住人B「まぁまぁ!食べてみてくださいよ!!!」
神尾 信子「・・・うまっ・・・」
住人B「でしょ?!」
神尾 信子「・・・」
神尾 信子「でも、だからなんだって言うんですかー!!!!!」
  しかし、この後もエプォパの説明はしたし、
  お兄さんは飲食し続けた。
  (パンフも受け取ってくれた)。

〇コンビニのレジ
  信子は珍しくコンビニ限定の
  スナック菓子を買って帰った。

次のエピソード:3・ナチュラル先輩

コメント

  • わかる……何か食べながら出てやりたい……!
    あわよくば、スマホいじりながら応対したいwww

  • 信子さん、キレたー!ww
    これは勧誘対策に効果がありそうですね。第三者にその姿を見られたら社会的信用の失墜になりそうですが……。そして、このオチww

  • 勧誘した変な人に染められていく信子ちゃん可愛いwwww
    ローズベリーたんも推したいです😂✨

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