不穏な1日(脚本)
〇住宅街の道
ぐおん「はぁ・・・ アイツらどこに行ったんだ?」
ぐおん「どんだけ金使ったと思ってるんだよ・・・ なんとか1週間分は残ってるが、それ以上は使えねぇし・・・」
タッタッタッ
さとる「あの、どうされました?」
ぐおん「いや、人探しをしていましてね」
さとる「良ければ僕らも探しますよ?」
ぐおん「それは助かります 探してるのは俺の子供達で、あおいとあおとっていうんですが・・・」
(ん、その2人って近所に住んでる子達だ なら・・・)
さとる「その子達知ってますよ」
ぐおん「ホントですか?」
ゆな「えぇ、この先にある青い屋根の家にこうたさんと一緒に住んでるわ」
ぐおん「そうですか ありがとうございます!」
さとる「いえいえ、僕らも手伝えてよかったですよ」
ゆな「えぇそうね きっと子供達もお父さんを待ってるはずよ」
ぐおん「本当にありがとうございました では、失礼します」
タッタッタッ
さとる「ふふっ、ゆなも悪い人だね笑」
ゆな「そういうさとるだってそうでしょ? まぁ、あの子達の事は気に入ってなかったし、丁度いいわ」
さとる「だな笑」
タッタッタッ
〇明るいリビング
あおい「今の所何も無いね」
あおと「とはいえ、諦めの悪い父さんの事だ 何か起きてもおかしくない・・・」
こうた(何も起きないといいが・・・)
こうた「とりあえず待ってて」
「うん」
こうた「!?」
こうた「まずい、来たよ・・・」
あおと「何でわかったんだよ・・・」
ぐおん「おい、ここを開けろ! 居るんだろ!?」
あおい「はぁはぁ・・・」
あおと「姉ちゃん・・・ こうた、どうする?」
こうた「とりあえず様子見てから判断する」
あおと「わかった」
ぐおん「おい、出ないなら警察に通報するぞ! いいのか!?」
こうた「はぁ・・・」
こうた「出るしかないか・・・」
あおと「こうた・・・」
こうた「大丈夫、なんとかやってみるから、2人は俺の部屋で待ってて」
あおと「わかった 行こ、姉ちゃん」
あおい「うん・・・」
こうた「さて、俺も2人のために戦うか」
〇一戸建て
ぐおん「遅い・・・ 何やってんだ、アイツら」
こうた「ぐおんさん、こんな遅くに何かありましたか?」
ぐおん「は?俺の子供を連れ戻しに来たんだよ この誘拐犯」
こうた「誘拐犯ですか・・・ 実の子供に虐待している貴方に言われたくないですね」
ぐおん「俺は虐待などしていない!」
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