上司さんと部下ちゃん(屍鬼もいます)

内田 今日―

エピソード5.5 カエル注意報(脚本)

上司さんと部下ちゃん(屍鬼もいます)

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〇個別オフィス
  お昼の
  53調査チーム
部下ちゃん「おっしゃー! 休憩ターイム」
上司さん「ジュースですか?」
部下ちゃん「上司さん知らないの? シェイクして食べるうどんだよ~ん」
部下ちゃん「手軽にサクッと食べれて 野菜も入っているんだよっと」
屍鬼「部下ちゃん またそれですか? 手軽なのは良いですけどね」
部下ちゃん「名探偵部下ちゃんは とある家族の不可解事件を 追跡するので忙しいのであーる」
上司さん「忙しい時に小腹を満たせるのは いいかもしれませんね」
屍鬼「・・・(ながらご飯は良くないのに)」
  部下ちゃんを残して
  二人は部屋を出ていきました
部下ちゃん「時(トキ)は金なり佐渡島 調査開始!」
部下ちゃん「怪しい! 絶対クロだよ! ズルズル」
  スマホをいじる部下ちゃんは
  カップの中に緑色の生物が
  いることに気づきませんでした
  緑色の生物
  それは小さなアマガエルでした
部下ちゃん「ズルズル (バタバタ) ん?」
部下ちゃん「ごっくん!」
部下ちゃん「・・・」
部下ちゃん「ゲコッ!」
  部下ちゃんの様子が変です
上司さん「急なアポで食事抜きでしたよ」
上司さん「部下ちゃん どうかしましたか?」
  上司さんは
  部下ちゃんの変化に
  気が付かないようです
屍鬼「すみません 人目をさけていたら遅れてし・・・」
屍鬼「部下ちゃんのオーラが緑色に 変わっている!」
  守信寺さんは屍鬼なので
  超自然的なものが視えたり
  祓うことができたりするのです
部下ちゃん「ゲコッ!」
上司さん「さあ二人とも 午後の仕事は始まっているんですよ」
屍鬼「は、はい 上司さん、ちょっと・・・」
上司さん「あっ!」
屍鬼「上司さんも 気が付きましたか?」
上司さん「午後のアポイントメントを 忘れてました 守信寺さん、ありがとう」
屍鬼「ちょっと、そうじゃない! 上司さーん!」
部下ちゃん「ゲコッ?」
  上司さんは唐突に
  外出してしまったのです

〇車内
上司さん「まったく定年も近いのに 休めませんよ」
上司さん「先方でお腹が鳴ったら 失礼ですよね」
上司さん「部下ちゃんが食べていた シェイクする何とかを テイクアウトしましょう」

〇個別オフィス
  53調査チームには
  部下ちゃんと守信寺さんが
  残されました
屍鬼「念のため もう一度「屍鬼の力」で 部下ちゃんを霊視」
屍鬼「部下ちゃんの正体見たり うどんに入ったアマガエル!」
部下ちゃん「ゲッ!」
屍鬼「破!」
部下ちゃん「ゲコッ?」
屍鬼「邪悪なものではないので 祓えない! どうしよう?」
  正体を見破った
  守信寺さんでしたが
  特に手だてはありませんでした
屍鬼「ともかく 仕事は進めないと」
部下ちゃん「ゲッゲッゲッ ゲゲゲのゲー」
屍鬼「こんな時に限ってメールが たくさん来るのは何故?」
部下ちゃん「ゲロゲーロ」
屍鬼「ファックスも止まらないー!」
屍鬼「・・・」
部下ちゃん「ケロケロリーン♪」
屍鬼「黙れ!」
部下ちゃん「ゲコッ!」
  イラつく守信寺さんは
  部下ちゃんの腹に
  拳を叩き込んだのです
部下ちゃん「ゲゲ!」
  部下ちゃんの口から
  アマガエルが飛び出して
  どこかへ飛んでいきました
部下ちゃん「ううっ 何か腹痛ぴー」
屍鬼「部下ちゃん! 元に戻ったのね!」
部下ちゃん「???」
  何とか元に戻った部下ちゃん
  でも、仕事は山積みのままです
屍鬼「あ、上司さん すみません! 仕事片付いていません! メールがさばききれなくて・・・」
上司さん「・・・」
部下ちゃん「上司さん 黙りこくって どしたの?」
上司さん「ゲコッ」
上司さん「ゲコッ」
屍鬼「上司さんまでカエルに! もう嫌っ! 私もう帰る!」
  上司さんは思いました
  「ゲコッ」
  
  おしまい

次のエピソード:エピソード6 異常気象が猛威を振るうのです

コメント

  • 屍鬼さん!大活躍回でしたね!
    そして最終的に暴力で解決した所、好きでした😂
    上司さんのながら食べを心配する様子はまるで父親のようです👍

  • まさかの時事ネタww
    屍鬼さんが追い詰められてのキャラ崩壊、楽しすぎます!オーラやら髪色さえも変えてしまうカエルさん、また登場してほしいものですね(無茶ブリ)

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