エピソード8 「お家でエンジョイっ!!」前編(脚本)
〇木造の一人部屋
そら『誰かの家で遊びたい』
東条 風(とうじょう ふう)「風『急にどうしたの?』 っと・・・」
そら『ここ最近、家で引き篭ってゲームばかりしていた。それ故に人肌が恋しくなってきた。』
園『私も家族とばっかだったから、遊びた〜い♪』
そら『とはいえ、私の部屋はポテチの袋で汚れていのだなぁ。誰か、部屋を貸してくれないものかなぁ。チラッ』
香『うちなら、今週末、空いてるよー。』
園『行ってもいいの? ありがとう!』
そら『感謝』
東条 風(とうじょう ふう)「風『ありがとうっ!』 っと!」
香『じゃあ、細かいことはまた明日の昼休みにでも話そっか。あと、そらは部屋を片付けるように!』
そら『ぐぬぃ』
東条 風(とうじょう ふう)「ふぅ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「遊びかぁ・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「ぁぁぁああああああ!!!! 遊び道具とかなんも持ってないっ!!!! 準備しないとぉぉおお!!!!」
〇ファンシーな部屋
西條 園(さいじょう その)「やばぁ、最近、お手入れの手を抜いていたかも・・・」
西條 園(さいじょう その)「急げぇぇぇぇぇええええ!!!!」
〇シックな玄関
南沢 香(みなみさわ かおり) 「お菓子、よし。 準備はいいかな」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「さて、もうそろそろ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あ、はーい!」
東条 風(とうじょう ふう)「香、来たよー」
西條 園(さいじょう その)「お邪魔しまーす」
北原 そら(きたはら そら)「お邪魔します。迷ってしまった」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「え、道に迷った?」
北原 そら(きたはら そら)「いや、行くかどうか迷った」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「それは即決して欲しかったなー」
東条 風(とうじょう ふう)「あれ、香のお父さんとお母さんは?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「2人でデートだって。 だから、今日は私1人」
東条 風(とうじょう ふう)「香のお父さんとお母さんって、仲良いよね~」
西條 園(さいじょう その)「いいね、羨ましいっ!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「いや、鬱陶しいだけだよ?」
北原 そら(きたはら そら)「では、今日は思い切り騒いでもいいと?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「いや、程々にしてよ~」
北原 そら(きたはら そら)「・・・程々になると思う?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「まさか、だから親がいない日を選んだの♪」
〇女性の部屋
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ここが、私の部屋~」
東条 風(とうじょう ふう)「お邪魔しま~す」
西條 園(さいじょう その)「すごいきれ〜い、それにオシャレ!」
東条 風(とうじょう ふう)「そんな大したことないよー」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「おーい、風が言うんじゃなーい」
北原 そら(きたはら そら)「荷物は・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「荷物置き場はそこにあるから。 あと、座布団と、お菓子とか飲み物は今から持ってきて・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「香、大丈夫だから! とりあえず1回落ち着こ!」
西條 園(さいじょう その)「香ちゃん、私も手伝うからね!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「園、ありがとう!」
北原 そら(きたはら そら)「とりあえず、落ち着いてトランプでもしようか」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「トランプ?」
東条 風(とうじょう ふう)「なんか、私も園もそらも、みんなトランプ持ってきちゃって」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うち、あんまりおもちゃとか無いんだよね。なんかあったっけー」
西條 園(さいじょう その)「あ、香ちゃん。 無理して探さなくても大丈夫だよ~」
香「あ、あったあった!」
西條 園(さいじょう その)「あ、本当に?」
香「うん、トランプあったっ!」
西條 園(さいじょう その)「じゃ、トランプで決定!」
東条 風(とうじょう ふう)「絶対に、勝つ!」
北原 そら(きたはら そら)「命を賭した血統の幕開けだ」
後編に続く
香さん宅での遊びが決定した途端、ちょっとピントがずれた爆発を起こす風さんと園さん、ちょっと落ち着けー……読み続けていると、爆発が当たり前に感じてしまいますねww