びたバレLife!

ガムシロップ

びたバレLife!(脚本)

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〇テクスチャ
  幼少期・・2月14日。
  「バレンタインの記憶」
  「まだ、覚えてる。、」
  小学3年の頃、
  同じクラスの太田くんが好きで・・
  その太田くんへ、
  バレンタインの日に
  
  チョコをあげたくなったのだ・・・
  「何度もスーパーの
  バレンタインコーナーを
  ┣¨‡┣¨‡しながら見に行ったな~」

〇教室の教壇
  -小学3年-
  2月14日当日・・・放課後
クラスメイト/女子「ねー えふ! 今日バレンタインデーだけどっ♪」
えふ(小学3年)「う・・うん💦」
クラスメイト/女子「誰かにチョコもらった?」
えふ(小学3年)「ううん、もらってない・・」
クラスメイト/女子「それとも~ 誰かにあげる とか?」
えふ(小学3年)「えっ・・・?!」
クラスメイト/女子「っ? チョコあげたい人いるの?!」
えふ(小学3年)「うっ・・・う」
えふ(小学3年)「ん..」
  この時、クラスメイトの女子が何故?
  余り疑問に思わなかったのか?
  未だに謎である。
えふ(小学3年)「(女子の耳へ、コソッと小声で) ・・お、太田くんの事が好きで・・・👂⇢」
クラスメイト/女子「えっ!! そうなの?」
えふ(小学3年)「うん・・・だめ、かな? へ、変かな・・?」
クラスメイト/女子「いいんじゃない?別に~( *˙ω˙*)و グッ! 好きなんでしょ?」
えふ(小学3年)「う、うん」
クラスメイト/女子「もしかして~ 太田にあげるチョコ用意してるとか?」
えふ(小学3年)「うん、。何回かスーパーに行って 選んで買ってきたんだ~」
クラスメイト/女子「かわいいとこあるね!えふ~♪」
クラスメイト/女子「そうだ! 私、帰りに太田の家へ チョコ渡しに行こうと思ってたんだ~♪」
えふ(小学3年)「えっ! そうなの?」
クラスメイト/女子「そーそー!ま、わたしの場合は 義理チョコを渡すんだけどw」
えふ(小学3年)「ぎ、義理チョコね・・・=3」
クラスメイト/女子「あっ! いま ホッ・・としたでしょ~w?」
えふ(小学3年)「えっ・・そ、そんな・・っ う、う~ん ちょっとww」
クラスメイト/女子「w よし! じゃあ 帰りに 太田の家へ寄って チョコ渡そう♡」
えふ(小学3年)「うん!」
  こうして、クラスメイトの女子と
  学校帰り 好きな人へチョコを渡しに
  行くことになった・・・

〇マンションの共用廊下
  学校帰り──
  
  太田くんの家に寄る。
  インターフォンを、クラスメイトの女子が サッと押す。
  後ろで、待ってる自分の緊張感は半端なかった。。
えふ(小学3年)(変に思われないかな? チョコ受け取ってくれるかな?)
クラスメイト/女子「!! えふ、大丈夫だよ。 太田くん チョコ受け取ってくれるよっ♪」
えふ(小学3年)「う・・ん」
  『はぁ~い!どなた~?』
  ガチャッ、と ドアが開いた。
クラスメイト/女子「あ、あの! 太田くんいますか?」
太田くんのお母さん「あらっ! クラスメイトの子かしら?」
クラスメイト/女子「はい! 太田くんに渡す物があって・・」
太田くんのお母さん「あらあら、わざわざ届けに来てくれたの?ありがとう~ 後ろの男の子もそうかしら??」
  ─この頃から、自分の事を「男の子/男」と他人から認識されるのも嫌だった記憶がある。
太田くんのお母さん「ちょっと待ってね、呼んでくるから!」
  「ねぇ~! お友達来てるわよ~渡すものがあるみた~い!」
  玄関の奥から、
  だるそうに太田くんが
  出てきた・・・・・・・
太田くん「なんの用? ・・渡すもの?」
クラスメイト/女子「!! うん。 今日、バレンタインデーで・ね・!」
クラスメイト/女子「チョコ渡しに来たんだ~♪ えふと一緒に!」
太田くん「・・?」
クラスメイト/女子「「義理チョコ♡」 は~い! あげるっ!ホワイトデー楽しみにしてるねーw w」
太田くん「!? あ、ありがとう!」
クラスメイト/女子「ほらっ、えふもチョコ渡しなよ🍫'」
太田くん「えふも、俺にチョコくれるの?」
えふ(小学3年)「う、うん/// ・・これ、良ければ・・」
太田くん「ありがとう!」
  太田くんが、チョコを受け取ってくれた!
  
  嬉しかった! 初めてのバレンタインデー
  「ちょっと待ってぇ!」
太田くんのお母さん「えふくん!」
太田くん「なんだよ?母さん」
太田くんのお母さん「あのね~えふくんが・・ うちの子へ、バレンタインデーに チョコ渡すのはおかしくないかしら?」
太田くんのお母さん「男の子同士変だと思うの・・・」
  え!!?????
  あまりの衝撃な言葉に、3人固まる。・・・
太田くんのお母さん「あら私、余計なこと言ったかしら?」
  ショックだった・・・・・・・・・
  現在(いま)でも、こう語れるくらい、、
  
  
  ・・・・ショックだった。
えふ(小学3年)「・・・・・・・・」
えふ(小学3年)「帰ります.」
  急な、太田くんのお母さんからの言葉と、恥ずかしさや どこからかくる悲しさ、虚しさ。
  ・・子供ながらに ショックで、訳が解らなくなったのだ。と思います。

〇体育館の舞台袖
  ──それから、時が経ち。
  高校3年になり、1年の時から演劇部へ入部し
  誰かを好きにならないままいた・・。
  が! ・・・新入生の後輩くんが入部して来て、
  それは、一転したのである。
野間 るだ「先輩~♪ まだ残ってたんですか?」
恵夢田 えふ「あっ! るだ!!」
恵夢田 えふ「大道具で使う、ベニヤ板を片付けてたんだよ」
野間 るだ「なるほど! 俺も手伝いますよっ」
恵夢田 えふ「ありがとう~ じゃあ! その大きな板を上手(かみて)へ・・一緒に運ぼう~」
野間 るだ「了解!」
  -高校1年 野間るだ、、とても優しく 頼りがいがある後輩で 彼が入部して来た時から 好きだったのかも?しれない。
  『じーーーっ』
  『イタタタ~ぁ』
助田 チヨ「す、すみません! つまづいちゃって~」
恵夢田 えふ「助田! 大丈夫か? まだ、残ってたんだ・・」
助田 チヨ「はい、台本忘れちゃって 取りに来たんです!」
恵夢田 えふ「大事な台本、忘れちゃだめだよ?文化祭の公演では 主役なんだから!」
助田 チヨ「はっ、はい! すみません」
恵夢田 えふ(ん?なんだ?)
助田 チヨ「えふ先輩と、野間って仲良しですネ!」
恵夢田 えふ「えっ!?」
野間 るだ「仲良しですよ~♪ (・ω・`*)ネー 先輩?」
恵夢田 えふ「う、うん💦 るだは、いい奴だよ、うん」
助田 チヨ(えふ先輩 かわいい)
助田 チヨ(わっかりやす~ぅw w)

〇大きな木のある校舎
  ─文化祭・地区大会・・と、
  演劇部での主な活動/公演が終わり
  また1年が経とうしていた。
恵夢田 えふ(今年で、卒業かぁ~。もう少し高校生で居たいな~)
  そうなのである・・
  小学校、中学校と過ごしてきて、
  高校の3年間が文武両道!
  いろんな事で充実していたから、、
  「このまま楽しい時間が続いたらな~」と、切実に願っていたのだ。
  
  あと、
  小学3年以来の【好きな人】も
  出来たからね~♪
  「えふ先輩~!」
助田 チヨ「ハァハァ...//」
恵夢田 えふ「お?助田~ 焦ってどした?」
助田 チヨ「良かったら一緒に帰りませんか? ・・ちょっと話があるし」
恵夢田 えふ「いいよーー 一緒に帰ろう!」
助田 チヨ「ありがとうございます!」
  演劇部の後輩【助田】と、
  一緒に帰ることになった。
  助田とは「声優になりたい!」という
  夢や、趣味も同じで
  休みの日も、互いの家へ行って遊んだり
  まぁ~自分にとって【同性の 女友達】みたいな感じでもあった。

〇学校脇の道
助田 チヨ「・・もう少しで先輩、卒業しちゃうんですね~ 寂しくなるなぁ、」
恵夢田 えふ「卒業しても、助田とは今までと変わらず【友達】だよ!」
助田 チヨ「ですね! 変わらず遊びましょ~」
恵夢田 えふ「うん、また遊んだり 相談にものってよ~」
助田 チヨ「任せてください~♪」
助田 チヨ「あっ! そうだ!!」
  助田が、何かを思い出したかの様に
  大きい声をあげる・・
恵夢田 えふ「なっ、なに? びっくりしたぁ~」
助田 チヨ「ス、すみません💦 あのっ、、私、ずっと思ってて言いたいことが・・」
恵夢田 えふ「言いたいこと?」
助田 チヨ「はい・・・ずっと思ってて、、」
助田 チヨ「私、気づいて居ました。 先輩が【野間】の事、好きだって・・」
恵夢田 えふ「えっ・・・・!」
助田 チヨ「大体、バレバレなんですよ。先輩顔に出やすいし、野間が入部して来てから ずっと野間のこと気になってましたよね?」
助田 チヨ「部活中も、野間に向ける視線多かったし・野間が先輩の近くに来ると・・先輩、盛りの付いた犬の様に嬉しそうでw w」
恵夢田 えふ(盛りの付いた い、犬・・/ (言い方よ・・//))
助田 チヨ「とにかく、すぐ気持ちが顔に出ちゃう素直な先輩だから 好きなんだなぁ~って気づいてました」
恵夢田 えふ「そっか・・・・・ (やっぱ、気づかれてたのか~)」
助田 チヨ「それに前、「好きな人いるけど、告白はできない。気持ちを墓まで持っていこうかな~?」なんて私に相談してきましたよねぇ?」
恵夢田 えふ「う、、うん。墓にまで持って言ったほうがいいだろ?こんな気持ち・・・・」
助田 チヨ「バカですね」
恵夢田 えふ「バカぁ~?!」
助田 チヨ「バカです。猛烈にバカ!!」
助田 チヨ「好きなら、すきと伝えてみたらどうかな?と、。いろんな感情を溜め込んで 自身で消化してまい 後ですごく後悔しちゃうから先輩」
恵夢田 えふ(よくわかってもらえてるなぁ~?! そうだよね、だって2年間・部活の後輩/友達としても過ごしてきたのだから)
助田 チヨ「以上っ! 私が思っていて言いたことでした~ぁ!」
恵夢田 えふ「・・なんか。ありがとな」
助田 チヨ「で!」
恵夢田 えふ「で?」
助田 チヨ「それで、、先輩. ここからが、私の提案なのですが」
恵夢田 えふ「提案?」
助田 チヨ「来たる!今週の2月14日、日曜日! バレンタインデーなんですよ~♡」
恵夢田 えふ「そうだっ!!️ バレンタインだった」
助田 チヨ「野間に「好き」という気持ちを伝える 良いタイミングだと思いませんか?」
恵夢田 えふ「無理だよ。気持ちを伝えて、、るだを困らせたくないし、、変に思われたら ・・嫌だし..」
助田 チヨ「そこでクヨクヨ悩む必要ない!と思います! 狂犬になって先輩!!」
恵夢田 えふ「狂犬っっ?!」
助田 チヨ「暴れ犬のように・・形振り構わず! という意味で💦 と、ともかく! このまま何も言わず 卒業するよりも・ねっ! えふ先輩」
  暴れ犬wwwwww
恵夢田 えふ「う・・うん」
助田 チヨ「私からの提案は、バレンタインの前日・私の家で 先輩と一緒にチョコを作り・・」
助田 チヨ「そして当日、野間と他の部員達も呼んで 「バレンタイン♡チョコパーティ」をする!というものですが、どうでしょ~✧︎?」
恵夢田 えふ(あっ、いいかも・・・)
恵夢田 えふ「うん、いいね」
恵夢田 えふ「バレンタインチョコを作って るだに渡したい! 気持ちも伝える!」
助田 チヨ「その意気ですよ! 先輩っ♪」
助田 チヨ「では、土曜日の放課後。私の家に来てください・」
恵夢田 えふ「うん。チョコの材料も買って行くよ!」
  こうして、助田と一緒にチョコを作り
  「バレンタイン♡チョコパーティー」を開くことになった。
助田 チヨ(ずっと・想ってました・・先輩・・・)

〇おしゃれなリビングダイニング
  ・・2月13日。
  バレンタインデー前日・
  助田の家で助田と一緒にチョコを作り..
  そして! 2月14日 日曜日。
  バレンタインデー当日を迎えた-
恵夢田 えふ「はぁあ~ 緊張してきたぁ~ どうしよどうしよう~ はぁあああああ//」
助田 チヨ「大丈夫ですよ♪ 美味しく愛情を込めたチョコも作れたし! あとは、みんなが来るのを待つのみデス♡」
恵夢田 えふ「う、うん💦 そうだね!」
助田 チヨ「落ち着きましょーー・・・」
  すーーー アース・・・・🌍
助田 チヨ「(来たわ!)はぁ~い!」
恵夢田 えふ(ぱおんぱおんぱおん꒰ᐡ´т ‧̫ т ̀ ᐡ꒱)
  ぱおん🐘' w
助田 チヨ「みんな来ましたよー」
野間 るだ「おはようございま~っす!」
恵夢田 えふ「お、おはよう!」
  部員たち「おはようございます!」
女子部員「今日は、私たちも呼んでもらえて嬉しいです~♪」
男子部員「大事な休みだったけど 来てあげましたよっ! 感謝してください」
助田 チヨ「ありがとう・・w」
助田 チヨ「じゃあ、みんな揃ったことだし! 早速、「バレンタイン♡チョコパーティ」始めよう~✧︎」
  野間/部員達「わ~♪」「はーい!」
  るだ と、部員達も集まり。。
  ついに!時は来た!という
  緊張感に包まれていた。
助田 チヨ「さっ、どうぞ~♪」
野間 るだ「おっ! 凄ッ!!」
女子部員「美味しそ~♡」
助田 チヨ「えふ先輩と昨日一緒に作ったの✧︎ 美味しくできたと思うわ! 愛情もたっぷりチョコに込めたからぁ~! ね?先輩?」
恵夢田 えふ「う、うん! そうそ~、初めてのチョコ作りで大変だったけど・・助田が一緒だったし 上手く出来たと思うよ~」
男子部員「いっただきま~す♪」
男子部員「んっ?(・・もぐもぐ( "´༥`" )) おお! このチョコまじうまぃ!!!」
女子部員「ほんとっ、美味しいです~♪」
  はじめて作ったチョコ' 後輩達に喜んでもらえて とても嬉しかった。
助田 チヨ「みんな喜んでくれたみたいですね?♪」
恵夢田 えふ「うん★ 頑張って作った甲斐があったな!」
  助田が、コソッと耳打ちしてきた。
  (ささやき女将か、なんかだろうか・・?w)
助田 チヨ「そろそろいいと思いますよ?」
恵夢田 えふ「えっ?!」
助田 チヨ「ちょっ、t ・・静かに! ・・・ 野間にチョコ渡す タイミングですよ」
恵夢田 えふ「あっ、ご、ごめん。そうだった」
助田 チヨ「えふ先輩 ファイト! (💪( ᐛ )パワア' )」
恵夢田 えふ「(よ、よし! いくぞ〃) あっ・・え、っと、、るだ!」
野間 るだ「何ですか?(˙˙*)?」
恵夢田 えふ「渡したい物があるんだ。いいかな?」
野間 るだ「渡したい物? オレに?何だろ・・」
恵夢田 えふ「これ、作ったんだ。るだの為に、」
野間 るだ「いらないです」
恵夢田 えふ「・・・っ?!」
野間 るだ「そもそもオレ、甘い物苦手なんで・・」
  男子/女子部員が、チョコを食べながら
  笑っている・・
助田 チヨ「何が可笑しいの?」
女子部員「はっ!!」
男子部員「ッ💦 な、なんか、見てるこっちが恥ずかしくなって 笑ってしまいました・・」
助田 チヨ「馬 鹿 な の ?」
女子部員「すみません💦」
  るだに、「いらない。」と言われた衝撃と、周りでその断られた光景を
  見ていた後輩達のリアクション、
  羞恥、嫌悪、いろんな感情が一瞬にして
  自分の中で絡み合い・ごちゃごちゃになって訳が解らなくなった。
助田 チヨ「えっえふ先輩・・・?」
  悲しくなった・・・・・・・。
恵夢田 えふ「・・・・・」
助田 チヨ「っ、先輩!!」
助田 チヨ「野間っ! 追いかけて!」
野間 るだ「えっ、」
助田 チヨ「いいから、早くっ!」
野間 るだ「は、はい!」
  助田の家を、感情のまま 靴も履かず
  勢いで抜け出し、何も考えずに走り出していた。

〇線路沿いの道
恵夢田 えふ(うぅ。。ハァ、、なんか、疲れた、)
  勢い余って、裸足で出てきちゃった・・
  足が・・痛い、、
恵夢田 えふ(どうしよう?このまま帰りたい・・ でも靴が・・・助田の家に戻らないと、、 どんな顔して戻ればいいんだよ、恥ずかしい)
  せんぱーーーーーーい!!
野間 るだ「ハァハァ・・ハァ・・ ッ・・ 待ってください!」
恵夢田 えふ「るだ・・・ 何しに来たの?」
野間 るだ「っ・・・謝ろと思って・・」
恵夢田 えふ「謝る?・・・・・・もう、いいよ」
野間 るだ「あ、、あの、、、これ、、」
恵夢田 えふ「チョコ・・・・ ・」
野間 るだ「オレにチョコ渡そうとして 床に置いて 出てったから・・・・」
  捨てていいよ。
恵夢田 えふ「それ、捨てていい・・・」
野間 るだ「捨てる・・・?」
恵夢田 えふ「チョコ捨てていいから・・・・・・」
野間 るだ「・・・・・・・・ ・」
  次の瞬間、思ってもみない体感と共に
  展開になった。。。

〇幻想
  えっ・・・ すごく温か・・・・
  るだが、抱きしめてくれてる、?!
野間 るだ「すきです・・・・」
恵夢田 えふ「え・・・っ? ん、ん?」
野間 るだ「優しくて、素直な先輩のことが・・・」
恵夢田 えふ「・・・・・・」
恵夢田 えふ「好き・・・・」
野間 るだ「え? 好き? 誰を・・? 聞こえなかったです・・-もう1度。👂?」
恵夢田 えふ「いぢわるだな、、// るだが、好き・・・」
野間 るだ「オレも、先輩が好きだから 両想いですねっ!」
野間 るだ「そうだ! 見ててください!」
恵夢田 えふ「甘いの苦手、って言ってたよね?」
野間 るだ「・・チョコ好きですよ!ほらっ!!」
  るだが、チョコを食べてくれた///
野間 るだ「んん! 美味い!! 先輩凄いー まじネ申!」
恵夢田 えふ「神って!? でも、るだの事考えながら 頑張って作ったんだ~」
  ──ギュッ〃
野間 るだ「さっきは、照れ隠しで「甘いものが苦手」って言ってしまった。。、すみません・・」
恵夢田 えふ「いいよ、。気持ち伝えられたし・・」
野間 るだ「もう少しこのままで、、 いいですか?」
  ギュッ・・と、再び るだに抱き寄せられる。
野間 るだ「ありがとう・先輩・・・」
恵夢田 えふ「・・・・・」
野間 るだ「あっ。チョコ食べかけだった!」
恵夢田 えふ「ꉂ(ˊᗜˋ⋆)'`,、'`,、チョコ溶けちゃうね」
  るだが、どうして自分のことを好きでいてくれのか?
  
  謎だったので聞いてみたところ・・
野間 るだ「部活の時・オレのこと犬の様に見てる視線が気になって🐶 同じように先輩を じーっと観察してたら可愛いな~って」
野間 るだ「好きになってました! w」
  どんだけ、自分は犬みたいに見えるんだ?そんなにシッポ振ってる?w 🐕 ͗ ͗
野間 るだ「助田先輩の家に戻りましょ~ えふ先輩、靴や 荷物も 置きっぱなしだし・・」
恵夢田 えふ「そうだった!! うん、戻ろう~」

〇おしゃれなリビングダイニング
  ── 一方、助田の家では。
男子部員「ごめんなさいーーー 先輩の気持ち良くわかってなくてー泣」
助田 チヨ「なんで、泣くのよ、、、」
女子部員「えふ先輩、、一生懸命 初めて[好きな人へ向けて]チョコ作りしたのですね。。そうとは知らず・・すみません」
男子部員「あ''ぁぁぁ''あん・・シクシク・・・ ぁぁぁ''あんん・・・・・」
女子部員(あ''ぁぁぁ''あんって、どんな泣き方だよ💦)
助田 チヨ「はぁ・・・・・・」
  「助田先輩~! 帰ってきましたぁー」
助田 チヨ「あっ! 戻って来た? ドア開いてるから、入って来て~!」
野間 るだ「ただいま帰還しました👍🏻 ̖́-」
恵夢田 えふ「助田・・他のふたりも、驚かせてしまって ごめんな」
男子部員「えふ先輩~~💦 お、おれ! おれ、先輩のこと馬鹿にして笑った訳ではないんです~ ごめんなさい!あ''ぁぁぁ''あん💦」
女子部員「私も、、。ただ少し、驚いてしまいました。 すみません」
恵夢田 えふ「大丈夫だよ! るだとも、さっき外でちゃんとお互いに気持ち話せたし」
  部員達「良かった~~ ホッ-3」
助田 チヨ「(小声で)えふせんぱ~いッッ- ちょっと・・ ( ˙꒳​˙ᐢ )」
  -家の廊下に、移動させられた。
助田 チヨ「野間に気持ちを伝えられました?」
恵夢田 えふ「うん。「好き」って気持ち伝えたよ!チョコも食べてくれたんだ~」
助田 チヨ(やっぱ「甘い物苦手」というのは、照れ隠しだったのね!)
助田 チヨ「それで、野間の返事は何と?」
恵夢田 えふ「すきです!・・・って、」
恵夢田 えふ「─素直で優しい先輩がすきです。って言われたよ」
助田 チヨ(両想いだったのかぁ~~ まさかの、(っ `-´ c)マッ!!マサカ~)
助田 チヨ「1件落着ぅ~♪、っというか~? ずっと内に秘めた想いを話せて良かったですね(*^_^*)」
恵夢田 えふ「うん、これも 助田のお陰だよ! 助田の提案や後押しがなかったら るだにちゃんと話せなかったし。」
恵夢田 えふ「モヤモヤして、いろんな気持ちを抱え込んだまま 卒業していたと思う」
恵夢田 えふ「ありがとう! 助田・・」
助田 チヨ「本当に無事、先輩が自分らし 晴れやかな気持ちになれて 私は嬉しいです」
恵夢田 えふ「助田も、、ね~!泣かないでよ──」
恵夢田 えふ「もう、、 こっちもなんか泣けてきたし・・」
助田 チヨ「あっ! 先輩 !」
恵夢田 えふ「なっ、なに?」
助田 チヨ「これ・・・ 私から・・・」
助田 チヨ「えふ先輩へ! 2年間の想いを込めて・・」
恵夢田 えふ「可愛い~♪ 作ってくれてたんだ~ 助田! ありがとう! 2年間の思い・・って、特に何もしてあげれてはないけど」
  ── 2年間の想い。
  私・・
  ─えふ先輩の事が、ずっと好きでした─

〇大きな木のある校舎
  それから1ヶ月が経ち・・
  ─3月、卒業の季節が来てしまった。
恵夢田 えふ(あぁーーー 卒業したくない。 もう3年間高校生活を送りたい~´ට ̫ ට ;)
  振り返れば、この3年間充実出来て
  小学3年のバレンタインデーの件 以降・・
  「人を好きになる、気持ちを伝える」という言動が どこか空回りしていて 上手く出来ずにいたけど、、
  バレンタインの日、
  るだに「好き」という気持ちを伝えて
  初めて作ったチョコを渡し 目の前で食べて貰えて・・
  何年もの間、モヤモヤしたものが
  払拭された気がした。。
  えふ先輩~~~!
助田 チヨ「💦 今帰るとこですか?」
恵夢田 えふ「うん、、。ちょとさ~、こう~学校の前に立ちながら 高校3年間楽しかったなーって考えてたんだ~」
助田 チヨ「なるほど~~💡´-」
恵夢田 えふ「助田とも、2年同じ演劇部で楽しかったよ! 部活外でも仲良くしてくれて・」
助田 チヨ「私こそ! そう言ってもらえて嬉しいですよ♪ えふ先輩が卒業しても 仲は変わりません!」
恵夢田 えふ「うん、そうだね」
  せんぱーーーーい!!
恵夢田 えふ「んっ・・・?」
野間 るだ「間に合った💦」
助田 チヨ「どうしたの? そんなに焦って」
野間 るだ「あの~、えふ先輩に・・助田先輩にも 伝えたいことがあるんです!」
恵夢田 えふ「伝えたいこと・・・?」
助田 チヨ「・・・・・聞くわ、野間、何なの?」
野間 るだ「─実は、俺達、付き合うことになったんです」
恵夢田 えふ「付き合う・・・?」
野間 るだ「こいつと→恋人として」
恵夢田 えふ「えっ(´◦ω◦`)!?」
助田 チヨ(ふふ、私はわかっていたわ)
女子部員「あ、あの。演劇部に入部した時から、 野間くんの事が好きで・・ついこの前 私から告白したんです。そしたらいいよ・・って♡」
野間 るだ「はい」
助田 チヨ(へぇ~ あざとい女ね)
野間 るだ「あ、あれ?」
女子部員(先輩達の反応が~ (なんか無い' ・・・))
助田 チヨ(怖いわ、この女。)
恵夢田 えふ「いいんじゃない?」
助田 チヨ(ッ!!)
恵夢田 えふ「2人 おめでとう!」
助田 チヨ(先輩、、あぁなんて儚い人なの貴方・・ 女優ね🌹')
恵夢田 えふ「みんなと一緒に 今まで楽しく過ごすことが出来てほんと感謝してる!」
恵夢田 えふ「るだにも、気持ちを伝えられたし・・なっ?」
野間 るだ「先輩・・・・・・」
恵夢田 えふ「ん?」
野間 るだ「ギュッ・・ってまた 抱きしめてもいいですか?」
助田 チヨ(バカ通り越して、怖っ)
女子部員(( ᐛ)サイコパス)
  ・・・・・・ふぅ。
恵夢田 えふ「だめだ! るだ、軽率な言動で 誰かを傷つけてしまうってことがあるよ。勉強しろ! 後輩ちゃんと仲良くなっ!」
野間 るだ「・・・・」
助田 チヨ(さすが、先輩✧︎)
女子部員(えふ先輩・・・//)
恵夢田 えふ「じゃあな!」
  ─ありがとう、みんな。 ・・るだ。
  ─こうして、
  自分のほろ苦く ちょっぴり甘い想い出は
  幕を閉じた。
  この経験は、大人になっても自分の心の内に 思い出として残っていくであろう・・。
  ──お♡わ♡り♡──

コメント

  • この大作が初作品!?すごい😆
    熱量もボリュームも大満足でした🌟

  • 少年期と思春期、二つのバレンタインデーを通して主人公の繊細な心情や心の成長が細やかに描かれていて読み応えありました。それにしても助田チヨの助太刀がすごかった。ささやき女将とか最高でした。恋愛はほろ苦い結果に終わったけれど、えふは生涯にわたる真の友(チヨ)を得ることができて幸せ者だと思います。

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